ゴールデンウィークということで、北海道美深町からやってきた菅 定さんです。
昨年の12月終わりにも家族で滞在、大通りビッセのギャラリーで展示を行っていました。
前回滞在の時の紹介はこちら↓
今回の滞在では自身のアトリエと違う環境で、普段試せない実験的な制作をしています。
どんな実験をしているのか少し見せていただきました。
こちら、テーブルに固定されている黒いストローのようなもの。
“カメラ・ルシーダ”という道具。
100年以上前からあるデッサンの時の補助器具なんだそうです。
カメラ・ルシーダを覗くと、描きたい物体や光景と描くための紙とを同時に二重写しのように見ることができる。これによって画家は、目の前の光景から手もとの紙へ、遠近法の要となる部分の点や物体の輪郭線を転写できるので、遠近感の正しい透視画や本物そっくりの絵を描くことができる。(Wikipediaより)
という代物。実際に覗かせてもらいました。
先っぽの1cm幅ほどの小さいガラス(鏡)を真上から覗くと…
紙の上に前方の木が写り込んで、鉛筆の線と重なって見える!
(これなら絵心のない私も描けるかも…)
風景やテーブルの上の花瓶、人物など様々な対象をカメラ・ルシーダを覗いて描き、作品にどんな風に活用できるかを模索しているということでした。
暖かい日差しと桜の季節。外で絵を描くには絶好の季節です。
Moe