2015/2016年度と2年間に渡り、中国深圳で活動するアート拠点ステラーコース/Staller Courseとネットワーキングプログラムで連携をしています。
「今年5月の一ヶ月間、広州美術学院という美術大学で特別講義を行うメディアアート分野のアーティストを紹介してくれませんか?」とステラーコースのLauさんから依頼があり、天神山アートスタジオに今年の2月に滞在していた南 隆雄/Takao Minami(アーティスト、フランス拠点)(英語)さんを推薦しました。札幌には、北海道大学総合博物館のプログラムで招かれての滞在で、そのレクチャーで近年の活動を紹介してくれた時に、「移動した先ではなく、移動そのものを作品化したかった」という南さんのコンセプトにとても共感し、アーティストのモビリティリサーチの一環として、今後も南さんの作品や活動を追っていこうと決めたのでした。
南さんとは2006年にnpo S-AIR時代の招聘アーティストとして出会い、その後も以前の活動拠点、京都や、現在の拠点であるパリでなんども会って、よく知っているアーティストのひとりです。
OTA FINEARTSの南さんの作家紹介(日本語)はこちら。
さてさて、Lauさんから、大学でレクチャーをしている南さんの画像が送られてきました。
選考を経て、南さんが選ばれ広州で滞在しています。こちらの画像は、広州での近況を伝える南さんからのメールに添付されていたもの、《近所で見た、出航を待つドラゴンボート、後ろではすごい爆竹音!》とのこと、うー盛り上がりそう!
深圳、広州ともに、これからさっぽろ天神山アートスタジオのネットワーキング・プログラムを通じて、アートセンターや、大学と連携を計画しています。これらの海外機関との連携は、アーティストがブリッジとなってつながっていくとても有機的なつながりです。アーティストを介した札幌と世界と日本各地との回路をこれからもつないでいきたいと思います。お楽しみに!MO