2018年2月1日 Art&BreakfastDayin天神山滞在アーティストと市民の交流企画滞在者紹介
年明け最初のArt & Breakfast Day in天神山のレポートです。
1月21日(日)に開催しました。
天候はそんなに悪くないけれど、身体の芯から冷える日でした。
ということで天神山からの献立はトマトときのこのジンジャースープ。
ディレクターから肉団子の中華スープ、参加者からお土産の群馬の郷土料理の焼きまんじゅう、肉まん、あんまん、シーザーサラダや落花生、チーズケーキなど。
年明けの1月、雪もずいぶん積もっていますが、アートスタジオには国内外からアーティストたちがやってきてそれぞれに活動をしています。この日も参加してくれたアーティストたち。
ライターのAgnes(ドイツ)、コマ撮りアニメーションを制作しているFredrick(カナダ)、音楽家のBrian(アメリカ)、札幌在住の紙切り作家の佐藤さん、ペインターの鈴木悠哉さん
そして、今年の冬の招聘アーティストのミッシェル・アンジェリカ・カビルド(ミカ/フィリピン)と西松秀祐さん。
今日のアーティストトークはこのお二人。
二人は2017年10月に募集を行った「国際公募プログラム」の総応募者数256名から選ばれたアーティストです。
トークでは、過去作品について、今回天神山で制作活動するプラン内容を教えてもらいました。
募集の時のテーマは「雪、冬、北方圏」。
フィリピンのミカは、雪の上に撒かれる”滑り止めの砂”に着目しました。
北海道大学の低温研究所や小樽のホタテ養殖場などにリサーチに行き、北海道に住んでいる人以上の情報を持って帰ってきます。
小樽では景観を損なわないために、ホタテの殻を砕いて滑り止めの砂にしているとか。
そこから彼女の中で消化しアウトプットを考えます。
また彼女はコミュニティ・プログラムのアーティストということで、澄川南小学校に通い小学校の中で作品制作を行っていきます。
参加者も真剣に耳を傾けます。
西松さん。
エキシビジョン・プログラムに選ばれたアーティストです。
作品は素材にとらわれず、その時の作品によって映像や、立体、文章や絵などで表現します。
到着して早速天神山周辺を散策し自衛隊駐屯地のあたりや、街中を歩き回っていました。
北海道の”物流”、”雪と人々の生活の境界や共存する場所”に着目しています。
この日西松さんから参加者にお願いが一つありました。「あやとりの得意な人」がいたら紹介してほしいというもの。
前の夜に”物流”とあやとりのアイデアが結びついたのだとか。またもう一つのアイデアでは街歩きをするんだそうです。
さて天神山に滞在しながら、二人はどんなアウトプットをするのでしょうか。
二人の活動の成果発表&トーク、レクチャーイベントの日程はこちら!
(ザリガニは紙切り作家の佐藤さんが作ってくれました)
活動成果発表期間:2018年2月17日(土)〜2月25日(日) 10:00~18:00
会場・活動拠点:さっぽろ天神山アートスタジオ
関連イベント
1、トーク&レクチャー「都市のインフラとしてのオリンピック、創造と表現のインフラとしてのAIR(Artist in residence)」
日時:2月18日(日)11:00~13:00
講師:白取史之(札幌オリンピックミュージアム学芸員)
聞き手:小田井真美(AIRディレクター)
※当日は、10:30からアート&ブレックファストデーと同時開催です。予約不要、参加無料ですが、朝食会のために一品お持ち寄りください。
2、アーティストトーク&クロージングパーティー
日時:2月25日(日)15:00~18:00
語り手:ミッシェル・アンジェリカ・カビルド(ミカ)、西松秀祐
聞き手:磯崎道佳(美術家、公募審査員)、他
※通訳あり。予約不要、参加無料。
※クロージングパーティーは17:00頃から開始予定
ふたりの滞在成果発表。是非お越しください!
館内入って右手の黒板ではふたりの到着日からのリサーチや制作の様子を展示しています。
こちらも是非ご覧ください。
インフルエンザや風邪も流行っている今日この頃です。みなさん暖かくして過ごしましょう!
Moe
Tag : アート&ブレックファストデー/Art & Breakfast Day, ミッシェル・アンジェリカ・カビルド “ミカ” / Michelle Angelica Cabildo “MICA”, 西松秀祐 / Shusuke Nishimatsu 作成者 : さっぽろ天神山アートスタジオ