現在、コンカリーニョで絶賛上演中の「12人の怒れる男」
その12人のうちの3人の怒れる男が天神山に滞在しているのです。
4分の1の怒れる男が滞在しているのですから、そりゃ見に行きますよ。
最初に感想を書くと、
「・・ぁああ・・・、凄いな・・・」という深いため息とともにでる興奮と感動。
初めてガチ演劇見たんですが、オイオイすごいじゃないか!!
対面式かと思いきや、客席は3面。
様々な角度から、視線を浴びている役者たちは、休むことなく2時間ぶっ通しで演技をします。
話している人も話していない人も、舞台の上の12人が一つの流れの中で動きつづけます。
観客と役者が隔てられている対面式ではなく、3面から観客が囲んで見るスタイルだからこそ、
そこで起きている事象を、その場にいて見ているような現実感。
席によっては、ずっと背中ばっかりしか見えない人もいるけれど、
だからこそいい。
背中や振る舞いからだって、その人の感情や空気が伝わってくる。
そもそも演劇っていうのは・・・・
と、熱くなってよくわからなくなる前に滞在しているお三方の紹介です。
怒りその1 有門正太郎さん/飛ぶ劇場・有門正太郎プレゼンツ
「おっ、始まった!始まった!」というワクワク&高揚感を有門さんがもたらしてくれる感じ。
一ヶ月ぐらいアートスタジオに滞在していてアート&ブレックファストの時に話をしたこともあり、
喋っていない時も、どんな表情しているのか何度も見てしまいました。
怒りその2 久保隆徳さん/富良野GROUP
事務所でも「久保さんダンディだよね」と何度も話していましたが、舞台の上ではそれ以上。
白い怒り、というか信念の強さがグッと来ます。
きっと女子はこんな時に恋をするのでしょう。
怒りその3 平塚直隆/オイスターズ
いつもマスクをして、喉対策をしている平塚さん。
「すごい」という驚き。 怒りの炎がゴゴゴゴコゴゴ!と迫る感じ。
役者ってすごい。
もちろん、残り9人の役者も個性強くて面白いんです。
チケット取れるかどうかですが、数回見ないともったいない作品だと思います。
1回見ると、その半券で2回目500円引きしてくれるのでね。
とにかく、「気になるんだよな~」って人は見に行った方がいいと思います。
今までオリジナル、日本版、ロシア版と見たことがありますが、演劇で見るのは全然質が違います。
画面に切り取られていない、生の12人の咆哮を体感してください。
19日~23日まで続きます。