5月17日(木) 10時、
札幌市立大倉山小学校・正面玄関前に立つのは、フランスのアニメーション作家/監督の
アクセル・ディゴワさんです。
☆アクセルさんの紹介はこちらで ⇒ https://beigejackal76.sakura.ne.jp/ct-daily/16604/
今回、天神山アートスタジオの市民交流企画で、滞在アーティストが市内小学校で交流活動を行います。
「交流活動」なんて聞くと堅苦しい感じがしますが、簡単に言えば小学校見学。
休み時間に子ども達と遊びます。
アクセルさんはフランスで日本語を勉強し、札幌でも週一回の日本語クラスに通っているので、
子ども達とも簡単なやりとりですが日本語でコミュニケーションをとっていました。
低学年の子は興味に対して素直に動くので、すぐにアクセルさんと打解けていたようです。
あっという間に休み時間が過ぎてしまいました。
と、いった感じが普段の交流活動なのですが、4年生の先生から「ぜひ授業で~」という申し出があり、
アクセルさんの自己紹介&活動紹介をしてもらうことになりました。
「夜、寝ないでやったよ!」と本人が言うように、子ども達にも分かりやすく
フランスについて、住んでいるパリ、そして住まいや働いているスタジオの写真なんかも
日本語でプレゼンテーションを作ってくれました。素晴らしい!
そして、彼が制作したミュージックビデオもみんなに見てもらいました。
ラクダの表情や動く姿、そして砂の描写など子ども達が食い入るように見ていましたよ。
この後、子ども達から様々な質問が飛び交い「好きな食べ物」「好きなアニメ」といったパターンから、
「背景の使い方が日本とは違うねぇ」といった、感想が飛び出したりと大いに盛り上がりました。
「TINARIWEN (+IO:I) – TÉNÉRÉ TÀQQÀL」
そしてあっという間に時間が過ぎ、最後に、ありがとうの挨拶・・・
という流れかと思いきや、
いきなりABCダンスを披露してくれました。
以上、市民交流事業/大倉山小学校に行ってみた!(アクセル編)でした。
〇〇小学校に行ってみた
さっぽろ天神山アートスタジオが実施している市民交流事業の一環で、
アートスタジオに滞在するアーティストが市内小学校に見学に伺います。
基本的に中休みor昼休みの時間帯にゆるやかに子ども達との交流を行います。
アーティストによっては、授業の中での交流も可能です。せひお気軽にご相談ください。
☆お問い合わせ☆
市民交流事業担当/小林亮太郎
メールアドレス info@tenjinyamastudio.jp
小林
アーティスト/Artist
アクセル・ディコワ / Axel Digoix https://vimeo.com/user2101465
リンク/Link
大倉山小学校 / Okurayama Elementary School http://www.okurayama-e.sapporo-c.ed.jp
道東にある森の奥、闇にまぎれ
ただひたすらじっと待ち構える。
狙いは、Blakiston’s Fish Owl
シマフクロウ。
田中博さんは旭川出身の写真家で、主にシマフクロウをテーマに活動を行っています。
カフェ エスキス内でシマフクロウのこと展を開催します。
シマフクロウの聲がきこえる。
カフェ エスキス 4月12日(木)~5月8日(火) 12:00~24:00(日・祝~21:00)
◎水曜日定休日 ※4/24(火)は臨時休業
5/1(火) トークイベント「シマフクロウに学ぶ自然保護」
◎19:30~21:00(開場19:00~) ◎1ドリンク付 1,000円
◎要予約 ※ご予約は店頭またはお電話にて前日まで
こんな感じで書くと非常にシリアスな感じですが、
シマフクロウについて何でも気軽に話してくれる田中さん。
シマフクロウの名の由来はかつて北海道が蝦夷島(えぞがしま)と呼ばれていた時に、
シマにいるフクロウということでシマフクロウと名付けられたとのこと。
写真をお願いしたら、ノリノリでボースをとってくれました。
額に入っているのはシマフクロウの羽なんですが、触らせてもらうと驚きです。
触れているのに感触が全然ないぐらいに、柔らかく軽い羽なんですね。
夜ひとりで真っ暗な森の中キャンプをする過酷なシマフクロウの撮影についてや、
現在、北海道に約160羽しかいないシマフクロウの生態についてなど、とても貴重な話をしてくれます。
田中さんのサイトにもシマフクロウのすてきな写真が載っていますので是非チェック。
田中博HP ⇒ http://tanaka.photo/index.html
本日4月12日から5月8日まで基本的に展示会場のカフェ エスキスにいるので、
ぜひ時間を見つけて田中さんに話しかけてみてください。
あっという間に1~2時間過ぎてしまいますよ!
小林
アーティスト/Artist
田中博 / Hiroshi Tanaka http://tanaka.photo/index.html
リンク/Link
カフェ エスキス/Cafe Esquisse http://cafe-esquisse.net
フランスのパリからやって来た、アクセル・ディゴワさんです。
日本語を少し話し、ドラゴンボールが好きなアニメーション作家さんです。
今回、日本滞在中に次回の作品の為のリサーチ等を行なう予定です。
そんな、アクセルに「ちょっと作品見せてよ」と聞いてみたところ、快諾。
彼がマリのミュージシャンとコラボして作ったMVを紹介してくれました。
動画はこちら↓
こちらのタイトルとなっている「TINARIWEN」はマリ共和国で話されているタマシェク語で
「砂漠」という意味との事。
そして、4月15日(日) 10:30~12:30に行われる、「アート&ブレックファストデー」内で
活動紹介をしてもらう予定なので彼の作品を堪能していただけること間違いなし。
また、滞在期間中には日本語の勉強をしたいということなので、
見かけたらぜひゆっくり目の日本語で話しかけてください。
卓球好きなので遊んでいたら声かけてくるかもしれませんよ!
小林
アーティスト/Artist
アクセル・ディコワ / Axel Digoix https://vimeo.com/user2101465
リンク/Link
アート&ブレックファストデー / Art &Breakfast Day
https://beigejackal76.sakura.ne.jp/event-item/2018/04/16622/
日本全国を見れば既に桜が咲き乱れているのに、天神山には未だ雪が残っています。
だいぶ暖かくなってきましたが、まだ寒い。
でも、そんな中滞在者の間中ムーチョさんがパフォーマンスを行いました。
ムーチョさんは昔、あの有名なシルバニアファミリーのデザイナーとして働いていたという経歴を持つ方で、
ネズミの家族の誕生日は彼女の家族の誕生日だとか。
今回、野外で行ったパフォーマンスのタイトルは「つち」。
雪の上に撒いているのは肥料で、よく見ると目の部分が「つち」という文字で書いてあります。
彼女は茨城に住んでいた2011年、3.11の東日本大震災に被災。
庭に植えていた植物が異常成長した事を目の当たりにし、関西に避難を決めました。
このパフォーマンスは擬人化された土が言葉を語ることでストーリーが進んでゆきます。
間中さん曰く「土への感謝と弔いの気持ちをこめて、本物の土と一緒にパフォーマンスをします。
もしよろしかったら一緒に土と遊びましょう。」とのこと。
見た目はとてもかわいいのですが、そこに込められた思いは深刻なものです。
放射能で汚染された土が黒い袋に包まれ、行く先もなく彷徨っている姿は、
ある日を境にその場所を離れなければならなくなった人たちを思い出させます。
大切な何かや誰かと共存していくために、私たちが日々大事にしなければならないこと。
それは足元にある、大事なことなんでしょうね。
小林
アーティスト/Artist
間中ムーチョ / Manaka Mucho ⇒ 絵本「ぬかどこさま」がこちらでご覧いただけます。