旧札幌天神山国際ハウスだった本施設が新しいアート空間「さっぽろ天神山アートスタジオ」として生まれ変わり、早1週間が経ちました。
本施設は、アーティストたちが滞在しながら活動を行う「アーティスト・イン・レジデンス」を中心に、創造と日常が交差する場所を目指しています。
そのオープンに合わせて、5組のアーティストが滞在し、この空間の可能性を広げる多彩な表現を展開しています。展示、パフォーマンス、ワークショップ、イベントなど、様々な出来事が日々進行中の天神山ASへ、ぜひお越しください。
◀参加作家▶
(1)植村絵美 & マイケル・エディEmi Uemura & Michael Eddy (長期滞在)
日常生活と関連づけることのできる社会「問題」にフィクションの手法を用いて介入し、人々を巻き込み、さらなる混乱を招きながら活動中。今回は天神山ASの環境整備として、「TPPミュージアム」を開設し、庭づくりや託児スペースなどを手がけながら、市民と一緒に暮らしの未来を面白くまじめに考える。滞在期間中、天神山を舞台としてワークショップやドッグショーなど様々な活動を繰り広げていく。www.tppmuseum.com
滞在期間中にTPPミュージアムのイベントを開催されます、詳細はこちら(←クリック)!
(2)深澤孝史 Takafumi Fukasawa(長期滞在)
写真提供:山口情報芸術センター [YCAM]
1984年山梨県生まれ。2011年よりお金のかわりに自身のとくいなことを運用する《とくいの銀行》を開始。同行頭取。2013年のななつぼし商店街支店に続き、《とくいの銀行》札幌支店since1869、札幌市開開拓資料館を、札幌芸術祭の期間中に札幌市資料館にオープンさせる。そのプレオープンとして、天神山ASに《とくいの銀行》ATMを開設。現代の「とくい」と開拓期の歴史が交差するイベントを企画、実施、資料展示していく。 http://fukasawatakafumi.net
滞在期間中にとくいの銀行のイベントが開催されます、詳細はこちら(←クリック)!
(3)藤木正則 Masanori Fujiki
《岡山ウォーク》2009
1952年北海道旭川市生まれ。旭川市在住。自身の行為を軸に、現代社会を取り巻くさまざまな事象や関係性に潜む問題をユーモラスかつ批評的に浮かびあがらせる。天神山ASでは、昨年訪れた台湾での旅とリサーチを元にした新作ビデオインスタレーション《やっぱり 台湾の犬は 自由だ》を展示。札幌国際芸術祭でも500m美術館「時の座標軸」に参加する。 http://city.hokkai.or.jp/~fujiki/
※展示期間:5/31(土)〜6月22日(日)11:00-17:00(月休)
(4)編み師 203gow(niimarusangow)
「へんなあみもの」という風変わりな作品を編み続けている。展覧会、ショーウィンドウ、ファッション誌の背景、ワークショップ、街中を編み物で埋め尽くすゲリラ編み集団「編み奇襲団」を立上げるなど、固定のジャンルによらない自由な活動が特徴。天神山ASでは、シャンデリアのある吹き抜けロビーをでっかい編み蛸と編みクラゲで埋め尽くし中。 http://203gow.ldblog.jp/
※展示期間:5/31(土)〜6月29日(日)開館中いつでもご覧になれます。
(5)トムスマ・オルタナティブ Tomsuma Alternative
1974年北海道札幌市生まれ。“トムスマ(地球)”はアイヌ語で本来「輝く石」の意。愛とユーモアを素材に、『ラブ&ラフ』のある世界を目指し、地球各地を周遊しながらおもてなし型のパフォーマンスなど、アートとデザインを領域横断して活動中。今回は、天神山AS施設のサイン計画を手がけつつ、時々地球着を纏って、独自の茶道《てのり湯。》初代家元のお点前を披露。http://www.tomsuma.com/
5月31日のオープニングイベントの様子をUPしていきます!!
館内に入ると、アーティスト203gowさんの編みタコや編みクラゲがお出迎え!
ぞくぞくと来賓の方や地域の方が来館される中で、「全部手で編んでるの!?」と驚きの声があちこちで見られました!
13時になりオープニングイベントがスタート。
まず、上田文雄市長からのご挨拶がありました!
みなさん、札幌市の新たな文化施設の幕開けスピーチに、しっかりと耳を傾けています!
さっぽろ天神山アートスタジオの誕生を祝う「バースデーパーティー」ということで、大きなバースデーケーキが用意されました!
みんなで「Happy Birthday To You」を歌い、上田市長がふぅーっとロウソクを吹き消します!
地域の音楽家の方々に演奏をしてもらい、雰囲気はまさにバースデーです!
さて次に、スタッフからさっぽろ天神山アートスタジオのコンセプトが説明されました。
さっぽろ天神山アートスタジオのモットー、それは
『SAVE ENERGY, RECYCLE and DO IT YOURSELF』
エネルギーの節約はもちろんのこと、
もともと国際ハウスというホテルだった施設を再活用している天神山アートスタジオでは、国際ハウス時代の物品・環境を最大限使用しています。
さらに天神山アートスタジオは、自分から何か動き出したくなるような場所を目指しています。
地域の方々も、天神山アートスタジオがどのような場所になっていくのか興味津々です!
つづいて、オープニングに関わったアーティスト、これから滞在するアーティストの紹介がありました!
まずは203gowさん!会場内でひときわ目をひく編みタコの制作者です!
つづいてトムスマ・オルタナティブさん!今回は館内の環境デザインを手がけてくれました!部屋やトイレにあるマークや標識は、トムスマさんのデザインです!
つづいて、植村絵美さん&マイケル・エディさん!オープン前からキッズスペースなどの環境デザインを手がけてくれました。さらに、今後は滞在しながら「TPPミュージアム」というプロジェクトを進めていきます!
つづいて、深澤孝史さん!お金の代わりに自分の「とくい」なことを預ける「とくいの銀行」の頭取です!これから天神山に滞在しながら、「とくいの銀行」を地域の方々と一緒につくっていきます。
とくいの銀行札幌支店オープンを祝い、テープカットも行われました(ガムテープカット)。
さらにオープニングイベントには出席されていませんでしたが、藤木正則さん!
ギャラリーで新作ビデオインスタレーション作品の展示をしています。
ここで紹介してきたアーティストや作品の詳細については、今後のブログでUPしていくので乞うご期待!!
アーティスト紹介の後は、施設を見学する人もいれば、バースデーケーキを食べる人もいれば、気になるアーティストとお話をする人など、和やかなムードでみなさん楽しんでいました!
天神山アートスタジオはまだまだオープンしたばかりです!
アーティストと、地域の方々と一緒に、居心地の良い場所を作っていきたいと思います!
それでは、次のブログまで。
明日5月31日に、さっぽろ天神山アートスタジオが正式オープンします!
明日はオープニングイベントが開催されます!
その名も「さっぽろ天神山アートスタジオ・バースデーパーティー」!!
天神山アートスタジオの誕生を祝います! 他には、滞在するアーティストのプレゼンテーションや、施設の見学会などを行います!
31日、12:30に受付を開始、13:00からスタート(15:00閉会予定)。
どなたでもご参加いただけますので、ぜひお越し下さい!!
さて、正式オープンに先立ち、5月1日から仮オープンをしていた天神山アートスタジオ。
オープン準備と並行して、天神山周辺の地域の方々との交流を図ってきました。
天神山緑地という緑豊かな立地が影響して、公園を散歩する方々、遊びにくる子どもたちなど、人の往来が非常に多い!
天神山という場所のポテンシャルの高さに、期待感が高まります!
アーティストと地域住民が同じ空間に混在する、創造と日常が交差する、そして刺激的な繋がりが生まれていく。そんな夢を見るには、うってつけの場所だと感じています!
そんな中で、オープンに向けて、すでに数組のアーティストが天神山アートスタジオに関わっています。
最後に、オープンに向けた活動の様子をご覧ください。
明日のオープニングイベント、ぜひお越し下さい!