天神山に滞在していた、下館さん一家です。
下館さんは東北学院大学教授、シェイクスピア・カンパニーを主催。
札幌滞在中は、
新作『冬物語』の翻案の舞台を北海道に設定するため歴史&文化を調査しておりました。
そして、こちらの6冊を天神山に寄贈していただいたのです。
館内で閲覧可能ですので是非、天神山にお越しの際にはご覧ください。
8月25日よりJunichiこと大勝 純一さんが滞在中。着いて早々に作業にとりかかっているJunichiさん、9月2日まで制作展示を行います。
今回は10月の名古屋長者町トランジットビル内ギャラリーカプセルでの展示、11月の東京は京橋Keyギャラリーでの展示に向けた制作を兼ねているとのことです。
また、あいちトリエンナーレに関連したこちらの企画「都市木」にも出品が決まっています。http://toshimokugallery.com/
名古屋ではSTORE ROOMにてイム•ヨナスさんとの共同企画を展示中。こちらは9月11日まで開催です。
名古屋を拠点に活動されているJunichiさんですが、出身は札幌だそうです。会期終盤が見頃になるそうなので、ゆかりの方など、お越しいただければと思います。
From 8/25 an artist Jyunichi stays in Tenjin. As soon he began working. He is going to hold work in progress exhibition until 9/2. This time is also as working for exhibition at Gallery Capcel and anothe exhibition at Key Gallery in Tokyo.
He also will exhibit in the project Toshimoku「都市木」which related to Aichi Triennale. http://toshimokugallery.com/ And now he holds exhibition at STORE ROOM with a Korean artist until 9/11.
His activity based on Nagoya now, but was born in Sapporo. He told that this exhibition will be completed gradually for 9/2.
taiga.
3331アーツ千代田より、吉倉千尋さんがやってきました。
吉倉さんはレジデンス担当として、日本各地のレジデンスを回っており、
今回も天神山アートスタジオや周辺環境のリサーチのために来館。
8/21のアート&ブレックファストデーにも参加するとの事。
たまたま、天神山に来ていた地域サポーターの川島さんにも、色々と質問をしていました。
兵庫の画家、山本法子さんが滞在中です。
山本さん、現在札幌での展覧会「サッポロ未来展」に出品中です。詳細は下記のリンクをご参照ください。
第15回記念 サッポロ未来展ホームページ
http://www.sapporomiraiten.com/
第15回記念 サッポロ未来展Facebook
https://www.facebook.com/sapporomiraiten/
A painter Noriko Yamamoto stays Tenjin. She is one participants of the exhibition. Here is links of the event.
http://www.sapporomiraiten.com/
https://www.facebook.com/sapporomiraiten/
taiga.
オーストラリアのJustineとTim、文筆家の二人が滞在中です。
Timはフィクション作家で、現在はヤングアダルト向けの三部作を執筆中。テーマを聞くと「世界の終わり、この文明の終わりの話だ」とのこと。さらに、悲観的、楽観的、どんな見地から書いているか尋ねてみましたが、それはさすがに瞬時に答えるのは難しい様子。そんなあなたに、ということで、たまたまオフィスにあったナウシカの原作コミックと英語の要約を渡してみました。
Justineの執筆はTimによればよりアカデミックで、大学で現代のパフォーミングアーツ理論を教えているとのことです。
二人は10/17までの長期滞在です。
Justine and Tim, Australian writer couple stay in Tenjin. Tim is a fiction writer and is writing a trilogy for young adults now. “The end of this world. The end of this civilization.” He answered about the theme of them. Then I asked more that from what viewpoint is written. But he seemed hard to answer immediately. I rent the original comics of “Nausica of the valley of the wind” and its English summary, so there were in the office coincidently.
According to Tim’s word, Justine’s works are more academic. In an university she teaches theory of contemporary performing arts apparently.
Their long visit is until 10/17.
taiga.
オフィスにいるこの男・・・
ご存知でしょうか?
2014年度冬のバカンス招聘アーティストのウェン・ナム・ヤプがやってきました。
⇒ HP
⇒ 冬のバカンス
マレーシア出身のアーティスト、ウェン・ナム・ヤプ。
彼は8月20日(土)~9月10日(土)の間、
是非、皆さんもウェンナムに会いに来てください!
さっぽろ天神山アートスタジオ 滞在アーティストと市民の交流企画
『鈴木悠哉小学校へ行く』
7月14日(木) 10時~15時 平岸高台小学校(豊平区)
内容 作品・活動紹介、児童との交流
◆滞在アーティストと市民の交流企画とは◆
さっぽろ天神山アートスタジオに滞在するアーティストと市民の交流を促進するため
アーティストが天神山を飛び出し地域や人に会いに行ったり、
市民がアーティストやアーティストの活動場所に積極的に出向いてゆく企画です。
担当: 小林亮太郎 連絡先: ryotaro@ais-p.jp 070-5288-5367
さっぽろ天神山アートスタジオによる「滞在アーティストと市民の交流企画」として
滞在アーテイストの鈴木悠哉さんが平岸高台小学校に訪れました。
中休み、昼休み時間に作品や活動の紹介を行いながら子ども達との交流を深めました。
その時の様子をブログでご紹介いたします。
(当交流活動は2016年7月14日に行われました)
・自己紹介&作品紹介の様子
・今まで見たことのない世界にたくさんの質問や意見が飛び交う
交流企画を実施後、鈴木悠哉さんから感想を伺いました。
「学校」という言葉を聞いて、なんとなく楽しいイメージを抱く子供と、なんとなくいやだなあ、
と感じる子供とだいたい2種類に分かれると思うが、自分は一貫して後者であった気がする。
今回20数年ぶりに小学校(平岸高台小学校)を訪問することになった。実際に行ってみると、
学校は自分の記憶のなかの学校のイメージとはだいぶかけ離れていた。
学校は、明るく、オープンな雰囲気に満ちていた。こどもが生き生きしている。
廊下を走り回っている。というより、廊下で運動ができるように運動マットも敷いてある。
中休みと昼休みの時間利用して、自分の作品や、今まで行った国の写真などでプレゼンテーションを行う。
果たして、自分がこどものときに、学校の中にこういうよくわからない時間があって、
よくわからない大人が来たらなにを思っただろうか。学校の授業はたいがい答えが決まっているし、
正しい答えを導き出すために知識を覚えている。だけど、このよくわからない時間はやはりよくわからないままだ。
だが、この世界に「よくわからないことがある」ということを許容することはとても大事なことなんじゃないだろうか。
(>とくに美術はその部分に大きく関わることだと考える)
学校のなかの様子も見せていただいた。時代は変わり、少子化は進んでいた。一学年は一クラスになっていた。
だが、そのことで先生と生徒の距離は縮まり、また生徒たち同士も親密なように見えた。
正直、この情報化社会の現代において、子供達の日常も昔ほど牧歌的なものではなくなっているのではないかと
推測していたが、そんな心配をよそに、一見したところ子供達はのびのびしている印象だった。
※平岸高台小学校は1年2年以外は1クラス学級。
・写真を見ながらこれまで訪れた様々な国の話をする鈴木さん
個人的に、一番驚いたのは校長先生だった。イメージのなかの校長とまったく違う。
話を聞くと、となりの特別支援学校などでも校長を兼任しているそうで、そういうマイノリティの視点から
ものを考える姿勢がうかがえる。(そもそも校長先生自身が学校嫌いだったそうだし。)
校長先生はひとまずえらい、という理由なき威厳みたいなものがひとかけらもない。
これはこの学校のほかの先生にも言えることだった。
先生はえらい、だからいう事を聞かないといけないという頭ごなしの教育スタイルがここにはみあたらない。
きちんと人間と人間の関係が先生と生徒のあいだにある気がした。
(もちろん、内情は様々な問題を抱えているとは思うし、その苦労を推し量ることはできないにしても)
※池田校長は「平岸高台小学校」と「のぞみ分校」の両校の校長を兼任している/2016年7/14現在
あと、校長先生のほうから(自分の作品のイメージを使っての)提案があったのも驚いた。
個人的にこういったオープンさ、自分たちにプラスになるものを積極的に受け入れる姿勢は
ヨーロッパの教育の感じに近い印象を受けた。
たしかに美術を取り入れた企画がこの学校では実現しやすいと感じる。
・様々な学年の子供たちが集まってくる
子供に関しても少人数制ということもあるのか、あぶれている生徒がいる感じがしない。
自分の小学校のときは1クラス40人、5クラスの大人数だったために、必ず孤立する生徒が居たものだった。
少なからずクラスに派閥が形成され、
子供ながらにその社交関係や権力のヒエラルキーのようなものが嫌いだった。
1クラスしかないので、クラスわけで人が入れ替わることがないというのは、
総じて良いことなのかもしれないと感じた。(まあ、これも一長一短だと思う)
あと、また個人的に衝撃だったのは英語の授業。軽く嫉妬を覚える。
授業はヒアリングとスピーキング重視のもの。中、高と英語を暗記科目として捉えていたために、
大人になって日本から出た時に苦労したし、いまも苦労し続けている。
こどものうちから学校で生の英語に触れるということはかなり重要な体験だと思う。
※ALT(外国語指導助手/ネイティブスピーカー)による会話の授業を見学した。
プレゼンは20分、20分の2回。※中休み、昼休み
なにを見せるかのプランは少しはあったにしても、プランを立ててもこどもの前では速攻覆されるのだな、
ということを悟る。逆にそれが面白さなのかもしれない。偶然性や即興性しかないのだと。
(鈴木悠哉/現代美術)
~企画を実施して~
今回、小学校への交流企画を実施したことで、
子ども達はアーティストに出会い、作品や活動の紹介を通じて
ものの見方や考え方、そしてこんな生き方もあるんだ、という体験をした。
また、参加したアーティストも小学校を訪れることで、今の小学校の姿や
子ども達・先生達に触れ、過去の経験を更新する機会になったのだと思う。
さっぽろ天神山アートスタジオでは、館内での交流事業はもちろんのこと
これからも出会いから生まれる、驚き、喜び、楽しみ、を積極的に作ってゆきたいと考えている。
さっぽろ天神山アートスタジオ 小林亮太郎
8月に入って続々と新しいアーティストが天神山に来ています。映像作家のMarina、出身は台湾です。ポートフォリオサイトはこちらです。https://vimeo.com/user4166505
8月21日のお昼から作品の上映会とインタビューの収録を行います。この日の午前中はアート&ブレックファストも開催していますので、ご興味あるかた是非お越し下さい。
A lot of new artists coming to Tenjin. Marina is a filmmaker from Taiwan. Portfolio site is here https://vimeo.com/user4166505
She is going to hold staging and talk event on 8/21. She wants us to ask how we feel her work. This day is held also Art & Breakfast day in Tenjin.
taiga.
8月30日まで滞在予定のベッキー(右)とローワン(左)です。
先日の、オープンスタジオ最終日でも活躍してくれました。
右のベッキーは、本名Rebecca Anne Sui Zhen Freemanって超長いんですけど、
Sui Zhenって名前でDJもやっている、ミュージシャンです。
PVもご覧ください。
左のローワンは普段、英語の先生をやっていて、DJもやってるとの事。
今回の滞在中には音楽制作をやっているようです。
日本語を勉強したことがあるので、少しですが会話ができる2人。
とっても人の好い二人なので、ぜひ見つけたら声をかけてみてください。
オランダ出身、ベルギー在住のお稲さんこと、Ine Reyndersさんです。
Ineさんは市内各所の美術館へ足を運び日本人アーティストのリサーチを行っており、
天神山アートスタジオ滞在中には京都へも遠征していたようです。
最近天神山アートスタジオを利用してくれるアーティストの動きを見ていて、
気付いたことがあります。
日本各地へ移動するなら、「東京」「大阪」を基点とする、
というイメージがあるんですが、それは20世紀の話。
21世紀の現在、LCC(格安航空会社)等の交通機関の発達に伴い、
札幌のような中堅都市においても、大都市(東京、大阪等)に比べて、
経費や利便性面においてそれほど大きな差がなくなってきました。
そんな中、
ちょっとのんびり滞在しながら地元に何あるのか知りたい、
という滞在の場合には札幌はなかなかいいんじゃないかと、思うのです。
山も近くて海も近い、雪も降るし、夏は北海道的な景色(だだっ広い系の)が見られる。
市内から車で1時間弱で行ける最高の温泉地、美味しい食べ物(特に寿司とか)、
といった環境が、道外の人たちにとって魅力的なものなんじゃないかなと、思うのです。
北海道はココに気付いて、入口としての札幌⇔道内各所と手をつなぎ、
日本滞在のベースとして北海道を盛り上げて行ければいいんですけどね。