ただいまアートスタジオには音楽家の永田壮一郎さんが滞在しています。
永田さんは「アーティスト・イン・スクール」というアーティストが小学校に滞在するプログラムに招聘され、その拠点として昨年から数えて3回目の滞在となります。
写真左が永田さん、右は冬のレジデンスプログラムで滞在中のBoatさんです。
永田さんは中国語が話すことができるそうで到着して間もなく仲良くなっていました。
永田さんの小学校の活動は昨年の夏で一度、終了したのですが、
“おかわり”企画とのことで、サンプリングした小学校の子供たちの声を用いて、
小学校の先生有志と市内のライブハウスでバンド形式で演奏するとのことです。
昨年の小学校の様子はアーティスト・イン・スクールのブログから!
また、今回の滞在が終わったあとは、永田さんは拠点である東京に戻りますが、北海道の雪が融けた頃に、音楽活動のツアーでまた札幌にも来るそうです!
永田壮一郎/Soichiro Nagata
www.thomasrecordings.com
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前回に引き続き、冬のバカンス2016成果発表2日目の様子をお伝えします。
この日はアート&ブレックファストデーインターナショナルとボートのワークショップ「ティファニーで朝食を」が開催されました。
今回のアート&ブレックファストはスペシャルバージョン!2月20、21日に天神山だけではなくイギリスやドイツ等世界数カ所で同時開催されており、さらにここでは提唱者の三田村光土里さんをお招きしレクチャーが実施されました。
写真右奥が三田村さんです。参加人数は写真に写っているよりもう少し多く、約30人ほどいたかと思います。とってもにぎやか!
さらに、一人一品持ち寄りなので、並んだ料理の品数も多くとても豪華でした。ちなみにメインはカレー3種。
一通り食事がすんだら、三田村さんのレクチャーがスタート。
三田村さんの作品紹介や、アート&ブレックファースト開催までのお話がありました。特に印象的だったことは、ディナーは人との交流がフォーマルになりがちだけれど、朝食だとよりカジュアルに接することができるということです。また、海外だとメニューは定番の物にかたまりがちですが、日本でアート&ブレックファーストを開催すると色々なメニューが出てきて豪華になるそうです。たしかに、この日もカレーやおにぎりやきんぴら等、本当に多種多様なメニューが並びました。
午後はボートのフードジュエリーワークショップ「ティファニーで朝食を」を開催。
ワークショップで作るような、食品からできたアクセサリーからなる彼女の作品シリーズ「ティファニーで朝食を」のレクチャーからスタート。
この日は数種類の豆とテグスやアクセサリー金具を使って、参加者が思い思いの作品作りに挑戦しました。
完成した作品たち。それぞれの個性が光りますね!
最後は参加者みんなでアクセサリーつくりにも使われていた小豆を使ったお汁粉を堪能!(写真だと少しわかりづらいですが...)
そして、冬のバカンス2016はこの日をもって終了いたしました。1月31日から成果発表まで無事に開催できたのも、アーティストの活動にご協力いただいた皆様、会場運営等をお手伝いいただいたボランティアの皆様、成果発表にご参加いただいた皆様のおかげです。厚く感謝申し上げます。
冬ばかは終了してしまいましたが、まだまだ天神山にはアーティストが沢山滞在しています。アーティストとしゃべってみたい、卓球したい(卓球台有り!)、アート関係の本を読んでみたい(関連本多数&おこた有り!)という方は、ぜひぜひ遊びに来てくださいね!
撮影:小牧寿里
On the 21st of Feb, Sapporo Tenjinyama Art Studio held the Art & Breakfast Day International and Boat’s workshop “Breakfast at Tiffany’s”.
This Art & Breakfast was special, because it was by Midori Mitamura who is its proponent. She also delivered her lecture about her works and Art & Breakfast. Additionally on the 20th and 21st, Art & Breakfast was held not only at Tenjinyama, but also in various spaces all over the world.
At Art & Breakfast, about 30 participants enjoyed many kinds of foods that they brought.
After breakfast, Midori Mitamura delivered her lecture. Particularly interesting topics covered were that, though people tend to behave formally at dinner time, at breakfast they can communicate more casually, and while in other countries breakfast menus tend to be fixed and not have so much types, in Japan they have various kinds.
In the afternoon, Boat’s workshop was held, started with her lecture about her previous artworks series “Breakfast at Tiffany’s” which are made from foods, too. In the workshop, participants tried creating accessories with some beans and other materials. Each of their works was beautiful. Finally, they ate Oshiruko, which is made from sweet red beans; some of the beans were also used in making the accessories.
The winter residence program finished at the end of the day. We, the Tenjinyama staff really appreciate the efforts of the people who cooperated with the artists for research, the volunteer staff, and the visitors to final presentation!
Other artists are still working at the Tenjinyama Art Studio, so if you are interested in them, want to play table tennis (Yes, we have table set up to play it!), want to read books related to the arts (Yes, we have many books and a Kotatsu that is a Japanese traditional table with heater ! ), come to Tenjinyama!
Photo by Yoshisato Komaki
Akiko
こんにちは。雪は順調に溶け、今年の春はもう目前...!と思っていたら、ここ一週間でどっと雪が降りましたね。天神山周辺の木々にも沢山の雪が降り積もり、まるで白いアメリカンドッグが群生しているようです。
さて、1月31日(日)より始まった国際公募アーティスト・イン・レジデンスプログラム「さっぽろ冬のバカンス2016」ですが、先週末の2月20日(土)、2月21日(日)にその成果発表が行われました。
今回は成果発表1日目、2月21日(土)の様子をお伝えいたします。
この日は、招聘アーティストの潘 逸舟さんとBoat Xiaochuan ZHANG (ボート・シャオチュアン・チャン)の作品展示があったほか、札幌彫刻美術館の学芸員、樋泉綾子さんを聞き手にお招きしてのギャラリートーク、Ina KWON(イナ・クウォン)のレクチャー・パフォーマンスが実施されました。
ギャラリートークの様子。各作品を鑑賞しながらトークが展開されました。作家への質疑応答の時間は、予定していた終了時刻を大幅にオーバーするほど白熱しました!
ボートのギャラリートークの様子。函館、稚内、釧路など北海道内各所を旅してきた彼女は、旅先で採集した雪を狸小路で販売するというプロジェクトを展開しました。当日は販売パフォーマンスの写真アーカイヴ、実際に販売していた雪やその包装用の紙袋が展示され、中国人がもつ北海道のイメージや、販売や宣伝に関して彼女が作品に込めたコンセプトの解説がありました。
潘さんの映像作品をトーク参加者全員で鑑賞。作品は2作品有りましたが、この写真のものは複数名の人物が誰かの足跡をたどりながら歩いていく映像作品「Behind of Someone」。自分たちの歩いている道は誰かが歩いて作っていた道であること、足跡の交差点では自分の意志で行き先を決めているのと同時に、それもすでに誰かの歩んだ道をたどっていること等を色々と考えさせられる、シンプルで力強い作品でした。
イナのレクチャー・パフォーマンスの様子。彼女は滞在期間中、大倉山や関係者へのインタビューなど、1972年の札幌オリンピックについてのリサーチを重ねてきました。その成果をプロジェクターと写真や地図、懐中電灯を使いながらパフォーマンス形式で発表しました。
また、この日は大風呂敷工場の風呂敷すべりが開催され、こちらも多くの参加者でにぎわいました。
大勢で乗ることができとても楽しそう!さらに雪で背景が白いため、写真で見ると宙に浮いて見え、魔法の絨毯のようです。
次は2日目の様子をお伝えします!お楽しみに!
撮影:小牧寿里
On the 20th and 21st of Feb., Tenjinyama Art Studio held the final presentation of their winter residence program.
On the 20th, many visitors participated in a gallery talk with Ayako Hizumi, a curator in “Hongo Shin Memorial Museum of Sculpture, Sapporo,” and Ina’s lecture & performance.
Boat, who had gathered snow from various places to sell while traveling around Hokkaido, exhibited archives of her “snow selling performance” and her snow products with their wrapping bags. In her gallery talk, she explained the view that Chinese have of Hokkaido, sales, and advertising; they are an important part of the concepts of her works.
Han created two video works in this program, which are simple, but have strong messages. An image on this article is a photo of one of them, “Behind of Someone”. I felt from it that the road I’m walking on was already created by someone, or even I chose another direction at the crossroads, thinking that it was my own way that I definitely chose, but actually it was created by others.
Ina researched for The 1972 Sapporo Olympic Games, where she visited Okurayama, a man familiar with The Sapporo Olympics. She showed the results of her research in her performance, using projections, photos, maps on paper, and a torch.
Additionally, Oburoshiki sliding was held outside. Lots of participants enjoyed sliding down on a hill behind the Art Studio. Because the ground was covered with snow, people with Oburoshiki on the hill looked like they were floating!
Photo by Yoshisato Komaki
Akiko
みなさん、お晩でございます。
天神山アートスタジオは明日、明後日
「さっぽろ冬のバカンス」の展示を控え、もりもりと準備が進んでおります。
多分来てみると、いつもと違う天神山を楽しんでいただけるかと思います。
よく見たら、滞在中のチュアン・トランも手伝ってくれているじゃあないですか。
おいおい、嬉しいな!
そんな感じで、手作り感満載の天神山へぜひ、20日、21日遊びに来て下さい。
お待ちしております!
こんにちは。
2月11日、さっぽろ冬のバカンス2016招聘アーティストの潘逸舟さんとイナ・クウォンさんがモエレ沼公園公園、石狩湾でリサーチ&撮影を行いました。
前日は札幌全体が猛吹雪となっておりましたが、当日は晴れ、降り積もった新雪のおかげで絶好の撮影日和となりました。
人口の山に興味があるイナはモエレのモエレ山を撮影。山では子供達がそりを楽しんでいました。
潘さんは作品となる映像を撮影。どんな作品が出来るのでしょうか...
プログラム開始からあっという間に2週間がたち、アーティストたちの活動もいよいよ大詰め。3人はそれぞれどんな活動をしてきたのでしょうか?冬バカ成果発表会は今週末2月20日(土曜日)・21日(日曜日)です。皆さまぜひ遊びにいらしてくださいね。
週末のイベント情報は下記URLよりご確認頂けます!
https://beigejackal76.sakura.ne.jp/event_index/
On the 11th Feb., Ina and Han, who are artists of the “Artist in Residence Program” in winter 2016, visited Moerenuma Park and Ishikari Bay to research and shoot photos and videos. It was a good day to visit, because everything was covered with fresh snow which had fallen heavily on the previous day.
Ina, who is interested in artificial mountains, photographed Moereyama in Moerenuma Park, while children enjoyed sledding down from the top of the mountain.
Han shot some videos for his art work.
The final presentation of this residence program is this weekend, on the 20th and 21st of Feb.
Get details of the events from the following URL and join us!!
https://beigejackal76.sakura.ne.jp/
Akiko
2月14日15:00〜17:00、狸小路6丁目にてさっぽろ冬のバカンス2016招聘アーティストのBoat Xiaochuan ZHANG (ボート・シャオチュアン・チャン)の雪売りのパフォーマンスが実施されました。
ボートが道内各地で採集してきた雪を瓶につめ、雪のお土産として販売します。
雪は大きく分けて2種類。
ボートが人口音声で作った宣伝アナウンスに導かれ、立ち止まる人々...
On the 14th of Feb., Boat delivered her performance “Hokkaido Snow Selling” in the 6th block of the Tanukikoji shopping mall.
At the performance, She sold some snow which she had gathered from around Hokkaido, as sourvenirs to tourists.
The snow was sold in two sizes of bottle. The smaller bottles on the left side of the 2nd photo were a hundred yen each and there were twenty-four kinds differentiated by where they were gathered.
On the other hand, bigger ones next to the blue box had 12 types and their prices were several thousand yen, depending on how special the place or the moment they were gathered at was. For instance, one of them was “Chinese New Year Eve Snow/ Midnight Snow”; the Chinese have a custom where they have special dinner with their extended family on the day prior to the new year seasons, wishing for happiness. It’s a similar custom to Japanese new years eve “Omisoka” on the 31st of Dec.
Some passers by stopped in front of her stall as they noticed the artificial voice used for her advertisement which she had made on her PC. As they bought the snow, the snow was handed to them in a light blue bag with a Hokkaido stamp mark and an information sticker about the snow product, which making it more like a Hokkaido souvenir.
This performance was for Chinese, who came to Sapporo during their Chinese new year holidays. However, no one purchased the snow though some of them were actually interested in it. Finally other asian people and artists from Tenjinyama purchased them. According to Boat, Chisene are more interested in useful things…
2月13日、さっぽろ冬のバカンス2016の招聘アーティスト、
イナ・クウォン(Ina KWON)によるワークショップ「雪のミステリー 白黒の世界で雪を描くには?」を行いました。
いろいろな年齢層の方が集まりました!
早速、レポートをお届けします!
このワークショップは雪のある様子を切り絵で作り、それをカメラで撮影して影絵調のコマ撮りアニメーションにするといったものです。
最初にイナによる説明からスタート、英語通訳付きです!
説明をうけ、参加者は一斉に活動開始!
影絵調なので色は白と黒のみ。
かわいい動物や、雪だるまのようなモチーフでも、モノクロだとどこかシックな雰囲気がただよいます。
参加者のなかには、アートスタジオに滞在している別なアーティストの姿もちらほら。
どうやらお互いの活動には積極的に参加し合っているようです。活動分野が違ったりしているとなおさら刺激になっているのではないでしょうか。
話を戻しまして。
それぞれ切り絵ができたら順番に撮影していきます。
いつの間にか順番待ちの列ができていました!(笑)
それぞれの切り絵はこちら!
雪が降っている様子は細かく切った紙をひとつひとつ動かしながらの撮影で大変そうでした。
撮影待ちの人は、その時間を使って細かいクオリティアップを図っていました。
撮影したコマ撮り写真はイナによって編集されて後日公開予定です。
冬のバカンスの成果発表を来週に控えるなかでの編集作業するとのこと。
ワークショップが終わってすぐに作業に取り掛かるイナ。がんばれ!
ご参加いただいたみなさま、どうもありがとうございました!
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こんにちは!
今日はアートスタジオでさっぽろ冬のバカンス「天神山スポーツバイキング」が開催されました。
たくさんの方々にお越しいただきました!ありがとうございます!
会場には、豊平区のマスコットキャラクター、こりんとめーたんもかけつけてくれました!
会場アイスホッケーを中心にしたウィンタースポーツを数カ所で開催、ほうきホッケー、ミニスキー体験、スノーキャリー、カーリングゲームなど数チームに分かれて順番に各競技を体験しました。
ほうきホッケーはどのチームを白熱していましたよ!
一方スタジオ内ではアイスホッケーにまつわる資料の展示や、◯×クイズ、リンゴメッセージカードの作成、滞在者によるワークショップの開催などプログラムが盛りだくさんでした!
お昼には、おにぎりと豚汁!
たくさん体を動かした分、みんなお腹が減っていたのか用意していた豚汁がなくなってしまうというアクシデントがありました。
もりもりとご飯を食べたあと、作ったリンゴのメッセージカードをアートスタジオが滞在アーティストと一緒につくった”おもてなしの樹”につけて(実らせて?)全員で記念撮影!
このおもてなしの樹は昌平オリンピックでアイスホッケーの第2次予選が行われる月寒体育館に移設されます。アイスホッケーの試合を応援にいく際にはご覧いただければと思います。
さて、明日はアートスタジオで定期的に開催しているArt & Breakfast Dayを開催します。
2月は7日、14日、21日と3週連続になります。
誰でも自由に参加できますので、気軽にご参加くださいませ。
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こんにちは。
2月2日に冬バカ2016招聘アーティストさっぽろリサーチツアー①を実施、札幌芸術の森美術館とさっぽろウィンタースポーツミュージアムに取材へ行きました。
芸術の森美術館では北海道を中心に活躍するアーティストの作品が紹介されている展覧会「モーション/エモーション-活性の都市-」を鑑賞。招聘アーティストたちは作品を通して表現される北海道に興味津々なようでした。
そして展覧会鑑賞後は園内で実施されているかんじきウォークに挑戦!
紐の結び方が独特で装着が大変でしたが、雪の上ではその履き心地を楽しめたようです。
午後に向かった大倉山ではジャンプ台やウィンタースポーツミュージアムを見学。
特にさっぽろオリンピックについてリサーチしているイナは熱心に取材していました。
そして、最後はミュージアム内にある様々なシュミレーターでウィンタースポーツを体験、白熱の得点争いが繰り広げられました(!?)。
この日はアーティストたちにとって作品や雪、そしてさっぽろオリンピックの痕跡を通してこの土地についてより深く体感出来た機会になったのではないでしょうか。今後、彼らがどんな活動を繰り広げてゆくか楽しみです!
On 2nd February, we held Sapporo research tour, residence program artists visited to Sapporo Art Park Museum and Sapporo Winter Sports Museum.
They enjoyed the exhibition “Motion-Emotion Invigorated City ” at Sapporo Art Park Museum in which all of art works exhibited are created by artists who work in Hokkaido mainly.
They also tried “Kanjiki walk” there. Kanjiki is a kind of traditional snow shoes made from bamboo, worn to walk on deep snow efficiently. The unique way to wear them was complicating, but they enjoyed the texture of snow with them.
In the afternoon, they visited to Okurayama ski jump stadium and Sapporo Winter Sports Museum. In particular, Ina researched there studiously as her project is focusing on Sapporo Olympic 1972.
Lastly, they played some winter sport simulators in the museum excitedly!
The research tour was a good opportunity for the artists to know about Sapporo deeply through ark works, snow, and traces of Sapporo Olympic. We are really looking forward to their activities during this residence program!
Akiko