天神山の常連アーティスト、ボートこと張小船さんが来館。
2016年に国際公募プログラムで札幌を訪れた際のプロジェクトをまとめた本を持ってきてくれました。
Boat Xiaochuan came here again.
She brought the book about her project in 2016’s winter poen call program.
プロジェクトの様子/About her Project → https://beigejackal76.sakura.ne.jp/ct-event/5862/
今回の本に関してのコメントです。 This is the comment about this book.
…私は昨年の冬の国際公募で行った雪の収集と販売のプロジェクトの本を制作しました。この本を天神山に寄贈いたします。そして、私は北海道各所を雪を集めに巡った際に録ったビデオも編集しました。(20か所) このビデオに映っているのはほとんどが雪です。 孤独、大雪、タイトスケジュール、wifiの無い環境、日本語を知らない、北海道の知識もない、そんなクレイジーな旅でした。今はもう、私にもう一度やるような勇気はないと思います…
… I made a book about snow collecting and selling for last year’s tenjin winter open call program. I would like to give the book to tenjin. And, I’m making a video which is also from that snow collecting trip all over the Hokkaido (around 20 places). In the video clips, almost, there is only snow… it was a crazy trip: alone, heavy snow, tight schedule, without wifi, without knowing Japanese language, without knowing any knowledge about Hokkaido. I guess I don’t have courage to do it now…
アーティスト
張 小船/Boat Xiaochuan ZHANG http://www.boatzhang.com/
リンク
さっぽろ冬のバカンス2016/Artist in Residence Program 2016 Winter
とある一日。
アートスタジオの外が賑わしいので外に出てみると、燦々と降り注ぐ涼やかな太陽の下、踊っている人たちが。
これは、札幌国際芸術祭2017、公式プログラムのさっぽろ八月祭大風呂敷チームによる
プロモーションビデオの撮影なのです。
今回、このプロモーションビデオの作成をしているのは滞在者の谷峰登さんと松永芳朗さん。
そして、赤くてかわいい八月祭の衣装に身を包んで踊っているのが伊藤千枝さん。
現在、様々な場所で踊りを撮影しており、近くプロモシーションビデオの公開となりそうです。
この踊りは、地域住民も参加。
そして、天神山アートスタジオの滞在アーティストも一緒に踊ってくれました。
どんな映像になっているのか、今から楽しみですね。
ぜひ、みなさんも8月は北3条広場(アカプラ)にお集まりください。
アーティスト
・谷 峰登/Mineto Tani http://accent-item.com/index.html
・伊藤 千枝/Chie Ito http://www.strangekinoko.com/
リンク
・札幌国際芸術祭2017/Sapporo International Art Festival(SIAF) http://siaf.jp/
・さっぽろ八月祭/AKAPLA 8FES https://www.8fes.com/
ryotaro
植村絵美さんが息子さんと共に天神山に帰ってきました。
彼女は2014年に夫のマイケル・エディと共に滞在をしていたアーティストです。
(左が長男のロウ君、右の泣いているのが弟のユーリ君)
Emi Uemura came back to Tenjinyama with her sons.
She is the artist who stayed in 2014 with Michael Eddy(husband/artist).
彼らは当時、TPPミュージアムという活動を行っており、
地域の方々とも積極的に交流を図っていました。
At that time, they were doing activities called TPP museum.
And They actively had met with local people.
(詳細は以下のサイトでご覧ください)
TPPミュージアム/TPP Museum http://tppmuseum.com/
活動の様子/Activity https://beigejackal76.sakura.ne.jp/air-record/4903/
現在、カナダに住む植村さんは約3年ぶりの天神山で、
当時お知り合いになった方々とも久々の再開を果たしていました。
She came back to Tenjinyama after a 3 years (She is living in Canada now).
And So many local people met her again with fun.
滞在期間中に、天神山にある作品のメンテナンス等を行っていました。
During the stay, She is doing maintenance of her work in Tenjinyama.
Ryotaro
こちらは2回目の来館となる萩尾憲治さん。
開館4年目にして天神山リピーターがじわりじわりと増えてきていることを実感します。
萩尾さんは札幌市内や道南を訪れ作品制作(ペン淡彩画)を行います。
どんな作品が出来上がるのか、楽しみですね。
This is Kenji Hagio who came to Tenjinyama Art Studio for the 2nd time.
It’s pleasure that past residents come back here again.
Hagio-san/Painter will visit various places in Sapporo city and South part of Hokkaido to do his work.
Ryotaro
6月3日(土)に開催されたアイヌ民族博物館のプログラム「アイヌ文化教室 大人の遠足」に参加してきました!
アイヌ民族博物館のプログラムページはこちら。
内容は、『登別と白老にまたがる海岸沿いに残る地名を歩き、アイヌの伝統文化に触れる大人の遠足。』とあって、7㎞の道のりを歩きながら学芸員の方からいろいろなお話も聞けそうということで、柔軟体操を密かに行いつつ、申し込みをしました。
当日の天気を気にしつつも参加したのは、ボート(中国)、リッキー(オランダ)、雨森さんとわたしの4名。
登別駅の裏にあるいぶり中央漁協組合を出発して、アヨロ川河口を目指します。途中、アイヌの伝承が残るアフンルパロという洞窟、虎杖浜海岸を歩きました。太平洋の波が荒かった。古い写真を見せながら、実際の場所をみる面白いレクチャー、場所にまつわるアイヌの物語や地名に関するお話はどれも面白く、お弁当時間の終わりには、ツバメの踊りと、ほんとうに盛りだくさんでした。通訳が追いつかない!!
雨森さんは、アイヌの歌と踊りに心を射抜かれた模様。新しいリサーチが始まりそうですね。
帰りにはお約束の温泉で疲れを癒しました。アイヌ文化教室はこれからも続くプログラムとのこと。アイヌ民族博物館のウエブサイトを眺めつつ、次のプログラムも楽しみにしています!
MO
フランスから二人のアーティストがやってきました。
今回、日本にやって来るのが初めてとの事。
2 Artists came from France. It’s first time to come to Japan.
こちらイザベル・デブノンさん。 This is Isabelle Thevenon.
彼女は松の葉を用いた作品をフランスで制作。
天神山でも、緑地公園内にある松の葉を拾い集めいくつかの作品を展示しました。
She used the pine needles for her works in France.
She made some little sculptures and hold her exhibition in Tenjinyama.
こちらがマルク・ベルナルさん。And This is Marc Beirnaert.
手に持っているのはシャラビアという昔飼っていた猫の絵。
この絵を出会った人、訪れた場所にプレゼントする「シャラビアプロジェクト」という活動を行っています。
彼はこのプロジェクトを続けるため、60ものキャンバスを持って来たのです。
もちろん天神山にも頂きました。
He has the picture of the Cat 《Sharabia》 on his hand.
He carries out the activity called 《Sharabia Project》.He is distributing this picture to the people he met and the place he visited. For this project he brought 60 canvases to Japan. And of course he gave it for Tenjinyama.
★ARTIST
イザベル・デヴノン ビジュアルアーティスト
インテリアデザイナー(1976年/パリ)、エスノエステティックドクター(1986年/パリ)、Capc現代美術博物館/arc en reve 建築センター(1999年~2007年/ボルドー)
Isabelle THEVENON Visual Artist
Interior designer, Ensaama Paris 1976. Doctor in Ethno Esthetic, Paris I Panthéon-Sorbonne 1986.Professor commissioned with the Capc Bordeaux, museum of contemporary art and arc en rêve architecture center in Bordeaux 1999/2007
マルク・ベルナル アーティスト/作家
1949年フランス生まれ。中等学校卒業後、アートハイスクールに通う。北アメリカ、ヨーロッパ、アジアを10年に渡り歩き、その中でポップ、ロック、アンダーグラウンドシーンで活躍する多くのアーティストに出会い、影響を受ける。現在、南西フランスに在住。世界各国を旅し、長きに渡りペインティング、執筆活動に専念する。
Marc Beirnaert Painter and Writer
Born in France in 1949. He is Graduate of the ENSAAMA school in 1976, Roubaix France. He currently lives and works in the south of France. He works on a global long term project, introducing his iconic cat Charabia. « Mademoiselle âge d’or » is his last book from 2016. Since 2014, he has been represented by the Gallery Alain tandille, Vertheuil, France.
★LINK
CAPS(Centre of Contemporary Visual Arts) http://www.capc-bordeaux.fr/
arc en rêve 建築センター http://www.arcenreve.com/
2015/2016年度と2年間に渡り、中国深圳で活動するアート拠点ステラーコース/Staller Courseとネットワーキングプログラムで連携をしています。
「今年5月の一ヶ月間、広州美術学院という美術大学で特別講義を行うメディアアート分野のアーティストを紹介してくれませんか?」とステラーコースのLauさんから依頼があり、天神山アートスタジオに今年の2月に滞在していた南 隆雄/Takao Minami(アーティスト、フランス拠点)(英語)さんを推薦しました。札幌には、北海道大学総合博物館のプログラムで招かれての滞在で、そのレクチャーで近年の活動を紹介してくれた時に、「移動した先ではなく、移動そのものを作品化したかった」という南さんのコンセプトにとても共感し、アーティストのモビリティリサーチの一環として、今後も南さんの作品や活動を追っていこうと決めたのでした。
南さんとは2006年にnpo S-AIR時代の招聘アーティストとして出会い、その後も以前の活動拠点、京都や、現在の拠点であるパリでなんども会って、よく知っているアーティストのひとりです。
OTA FINEARTSの南さんの作家紹介(日本語)はこちら。
さてさて、Lauさんから、大学でレクチャーをしている南さんの画像が送られてきました。
選考を経て、南さんが選ばれ広州で滞在しています。こちらの画像は、広州での近況を伝える南さんからのメールに添付されていたもの、《近所で見た、出航を待つドラゴンボート、後ろではすごい爆竹音!》とのこと、うー盛り上がりそう!
深圳、広州ともに、これからさっぽろ天神山アートスタジオのネットワーキング・プログラムを通じて、アートセンターや、大学と連携を計画しています。これらの海外機関との連携は、アーティストがブリッジとなってつながっていくとても有機的なつながりです。アーティストを介した札幌と世界と日本各地との回路をこれからもつないでいきたいと思います。お楽しみに!MO
Isabelle and Marc’s project presentation is exhibiting right now at entrance gallery. Both are based in France and are staying in Japan in May to June. Isabelle Thevenon tries to show the relation between France/ her home and Sapporo/ Tenjinyama Art Studio, two differnt environment with same materials.
Marc Beirnaert is sharing his continuous project of mysterious cat 😉
It is challenging project as ” Take One For Free”, so they are expected to pick up any visitors.
These following pics are some scenes from their talk at Wednesday’s Group Dinner.
Isabelle will place new works of Tenjinyama park needles day by day…
How it goes for the final day!? Shall we come and see them at the gallery.
MO
2017.5.27
しとしと雨の降るなか元気にやってきましたHidemi Nishidaさんです。
現在は東京を拠点にヨーロッパ各国、ロシアなど世界各国で活動しています。
4月まではロンドンのデルフィーナ・ファンデーションに滞在し、制作のかたわらイギリス各地のアーティスト・ラン・スペースをリサーチして先日帰国したばかり。
もともと生まれ育ちが小樽の道産子(どさんこ:北海道出身の人のこと)。
今回の滞在では、イギリスでのリサーチを基に故郷である小樽にて、新進のアーティストたちが集い生きた文化を発信するアーティスト・ラン・スペースの立ち上げ準備を進めます。
Hidemi Nishida さんは2014年の第1回札幌国際芸術祭2014(略称:SIAF2014)に作品を発表しています。
この作品も、小樽に残された北海道初の鉄道「旧手宮線」を題材に制作されたものです。
500m美術館企画展示 「北海道のアーティストが表現する「都市と自然」ー「時の座標軸」ー」
ラーメンが大好きということで札幌市内の美味しいお店を毎日1軒めぐりつつリサーチをするそうです。
Moe
Hidemi Nishida/現代美術家
北海道小樽市出身。ノルウェー王国国立ベルゲン芸術大学大学院を修了し、現代美術家として欧州を中心に活動する。
イスやテーブルといった日常のモチーフをささやかに逸脱させながら、風景や場に新鮮なまなざしをなげかける経験的なインスタレーションを多く手がける。また、ある現象や歴史を様々な手法によってアーカイブすることで視点の変化を表出させる。
2015年度文化庁新進芸術家育成事業に選出。2017年1月から4月にかけて英国デルフィーナ財団アーティスト・レジデンスプログラムフェローとしてロンドンを拠点にアーティスト・ラン・スペースの調査を行う。
近年の主な出展に、「By the mountain path」(2015、WhiteRainbow Gallery、英国ロンドン)、「札幌国際芸術祭2014」(2014、500M美術館、札幌)、「光州ビエンナーレ2014」(2014、光州ビエンナーレホール、韓国光州)、「HYBRID ART 2013 」(2013、Manage、ロシアモスクワ)他多数。
Web:http://hdmnsd.com/
*小樽旧手宮線のある区画(地面)およそ50㎡をA4のデジタルスキャナーでスキャンした作品。
(ロンドン WhiteRainbow Galleryでの展示「by the mountain path」)