カテゴリー:創作活動一覧
俳優の山田百次さんは札幌座台55回公演となる
「フレップの花、咲く頃に」に出演するため、天神山アートスタジオにやってきました。
青森出身の山田さんは、地元で演劇を学び30歳の時に上京。
現在は平田オリザが主催する劇団青年団の演出部に所属。
青森をルーツとする山田さんは津軽弁での作品も演じており、
今年の初めにも斜里地方での北方警備にあたる津軽藩について作品化した「珈琲法要」で来札。
そんな山田さんに天神山アートスタジオの実施しているアーティストと市民の交流事業
「〇〇に行ってみた!」への参加を打診してみたところ快諾!
早速、つてのある札幌山の手高等学校さんに連絡を取り、この様な活動が実現しました。
(写真は2016年の稽古場を見に行ったシリーズより)
ということで、山校こと札幌山の手高校さんにお邪魔してきたので、その様子をご紹介します。
教壇に立っているのは俳優の山田百次さん。
彼の話に聞き入っているのは札幌山の手高校演劇部のみなさん。
演劇部の皆さんは、数日前までさっぽろ高校生合同公演とめちゃめちゃ忙しいスケジュール
だったのですが、担当の先生含め今回の交流企画に快く協力してくれました。
山田さんが話しているのは、自己紹介を含めたこれまでの作品について。
こちらは、山田さんが2015年に早稲田大学の授業で行なった一人芝居。
この作品では目の不自由な方の役を行うため、左目だけをずらし演技をしていたとの事。
目も筋肉で動くので、トレーニングで自由に動かせる、っていきなりすごいこと聞きました。
こちらは今回上演する「フレップの花、咲く頃に」がサハリンを舞台としているため、
実際にリサーチに行って、見てきたことについて写真を交えて紹介してくれました。
また、演劇部の生徒たちとは、作品の話だけではなく、
学生時代から演劇一筋というわけでなく、空手をやりながら「演劇やりてぇな~」と思っていたことや、
脚本制作時には個人的な経験が役に立つということ、
すぐに書きはじめるといいこと、などなど色々な話をしてくれました。
なかでも、作品によって演出家によって役者に求められることが変わることもあるけれど、
いつどんな時であっても、自分ができる限りのパフォーマンスを示し続けることで、
必ず誰かの目に止まり、次につながるということを話してくれました。
これは、演劇に限らず人生訓として響くメッセージでしたね。
こんな感じで、あっという間に過ぎ去った1時間半。
みんなを盛り上げまとめている部長や優しく生徒たちを見守っている先生、
キラキラと光る未来を感じさせてくれた演劇部のみんな、
そして「ここでいいのかな?」と不安な所にお出迎えしてくれた副部長ありがとう!
素晴らしい交流の機会になりました。
今回初めての高校出張シリーズでどうなるか分からなかったのですが、
快く協力していただいた山田さんにも感謝です。
また、高校へ行くシリーズを続けてゆきたいですね。
小林
〇〇に行ってみた!
さっぽろ天神山アートスタジオが実施している市民交流事業の一環で、
アートスタジオに滞在するアーティストが市内教育機関にお邪魔します。
基本的に中休みor昼休み、放課後といった自由時間の中で交流を行います。
アーティストによっては、授業の中での交流も可能です。せひお気軽にご相談ください。
☆お問い合わせ☆
市民交流事業担当/小林亮太郎
メールアドレス info@tenjinyamastudio.jp
小林
アーティスト/Artist
山田百次 / Momoji Yamada
公式ツイッター https://twitter.com/nono_ue_momo
ホエイ / Whey https://whey-theater.tumblr.com
リンク/Link
札幌山の手高等学校 / Sapporo Yamanote High School http://www.yamanote.ed.jp
札幌山の手高等学校演劇部 http://yesmeeting.wixsite.com/yes-meeting
フレップの花、咲く頃に http://www.h-paf.ne.jp/program/フレップの花、咲く頃に/
〇〇へ行ってみた!シリーズ
小学校へ行ってみた!
大倉山小学校 https://beigejackal76.sakura.ne.jp/ct-daily/17242/
稽古場に行ってみた!
『肝っ玉おっ母とその子どもたち』 https://beigejackal76.sakura.ne.jp/ct-event/8529/
『そしてだれもいなくなった』 https://beigejackal76.sakura.ne.jp/ct-creative/7727/
アーティスト/Artist
ガリーナ・マニコバ / Galina Manikova http://www.galina.no
リンク / Link
嘆きの壁 / waillingwall http://www.wailingwall.no
アート&ブレックファストデー/ Art &Breakfast Day https://beigejackal76.sakura.ne.jp/event-item/2018/06/17959/
おなじみ庭Pの紹介、5月30日の様子です。
こちらは、腐葉土作りボックス-プロトタイプです。
1ヶ月ぐらい前に制作し、その時に葉っぱをササッと入れておいたもの。
枠を外してみるとこうなります↓
四角でかっちり固まっているので、スコップで一度かき混ぜます。
この作業を「切り返し」といいます。
で、多分このまま放っておいても土にはならないだろう、という判断から秘密兵器を投入します。
これ↑何だと思います?そうです、米ぬかです。
かの有名な「カドタ式」土づくりから学んだのですが、
米ぬかは微生物が増殖するエサとして活躍してくれるとの事。早速やってみました。
これがどんな風になるのか楽しみです。また一か月後に切り返してみましょう。
誰にも求められていない気がしますが、作業風景です。
耳を澄ますと、インさんのカンテレの音がかすかに聞こえてきます。
なので、作業中は楽しかったですよ。
もちろん、大きい方もちゃちゃっと切り返しておきました。どうなるんでしょうね。
さて、本日はこれだけではございません。
滞在作家のイタリア人ダンサー、マルスカ・ロンキさんと一緒に種植えです。
本日植えるのは、カボチャの種。
「芽が出たら教えてね!」とのこと、やっぱり植えてみると気になりますよね。
天神山には色々な人がやってきて、一緒に庭Pを手伝ってくれています。
さて、ちゃんとカボチャは実るのでしょうか?数か月後が楽しみです。
小林
☆活動について☆
~雨天中止、予約不要、参加無料、汚れてもいい服装でお越しください~
時期/2018年4月~10月(予定) 日時/不定期
基本は毎月、第三日曜日の13:30~14:30(アート&ブレックファストデー実施美の午後)に行いますが、天候によって活動日が変更する場合もございます。
内容/アートスタジオの庭部分を活用した環境作り。例) 花や野菜の生育、落ち葉による土づくり、自然酵母作り等
☆お問い合わせ☆
事業担当 / 小林 連絡先 /info@tenjinyamastudio.jp 011-820-2140 まで
リンク/Link
庭プロジェクト / Garden Project
マルスカ・ロンキ/Maruska Ronchi https://maruskaronchi.wixsite.com/maru
☆天神山でのパフォーマンス https://beigejackal76.sakura.ne.jp/ct-creative/17650/
香港からやってきたケネスとクビー。
本日から6月21日(18日休館)まで、天神山アートスタジオの展示スペースで二人展を開催しています。
香港と札幌の特色のコラボレーションを試みた今回は、人々が気づきにくい事柄や、些細なできごとをモチーフにした作品を展示しています。
ケネス・チャン 張梓軒 KENNETH CHANG
ヒーローズ“THE UNFORGETTABLE HEROS”
ヒーローに比べて忘れられがちな「怪獣」を扱った作品です。
クビー・ソウ 蘇藹襦 CUBBIE SO
シーン “SCENES” (作品部分)
香港の街並みをプリントした上に、北海道で出会った植物や街の表情を重ねた作品です。
二人の作品にちなんで、自由に好きな怪獣と植物を描いて壁に貼ることができるコーナーが設けられています。
鑑賞後に、ぜひ描いていってください。
彼らの素敵なカードと名刺も手にとっていただけます。
来週21日(18日休館)までの開催ですので、お誘い合わせのうえ、お越しください。
山田
https://beigejackal76.sakura.ne.jp/event-item/2018/06/17829/
https://beigejackal76.sakura.ne.jp/event-item/2018/06/17829/
日時:2018年6月14日(木)~6月21日(木)9:00~18:00
休館日:6月18日(月)
「コンボ」は「Combination /コンビネーション」の略語で、人や物の組み合わせを意味しています。香港の若手アーティスト、ケネスとクビーは、香港と札幌の2都市で、さまざまな視覚的要素と文化的実践を模索しています。要素を組み合わせ、彼ら独自のビジュアル表現を展開していきます。
近年では香港をベースにプロジェクトの展示を行い、今回の札幌滞在からプロジェクトをさらに深めていく予定です。この展示では、主にドローイングやリトグラフの技法を用い、札幌と香港の特色のコラボレーションを試みます。
ケネス・チャン /張梓軒 KENNETH CHANG
1992年香港で生まれ。香港浸会大学でビジュアルアートを学び、2014年に卒業。イラストレーションや人物デッサンのようなグラフィックアートに興味があり、大学在学中は、グラフィックアートに没頭。人や物、風景などの、一見気づきにくい事柄に関心を寄せ作品を制作している。www.kennethcth.tumblr.com
クビー・ソウ /蘇藹襦 CUBBIE SO
香港浸会大学のビジュアルアート学部に在籍中。数年間ギャラリーアシスタントとしてアート・バーゼルに参加し、同時に幼児絵画教室の講師として勤務。主に版画やイラストレーションの表現を使っており、線や物の細部への興味、些細なできごとの観察や日常の中の風景から作品を制作している。
5月30日、Maruska Ronchiさんらによる即興パフォーマンスが行われました。
イタリアからMaruska Ronchiさん、ニューヨークからJosh Bloomさん 、札幌から明夜さんと、バックグラウンドの異なる3人が踊り、鼓代弥生さんが演奏を担当していました。
異なるバックグラウンドを持つアーティストが共演することによって、舞踏ともコンテンポラリーダンスとも言い切れない、ジャンルを横断するようなパフォーマンスが繰り広げられました。
Maruska Ronchiさんは、当日昼間に藻岩山へ散策に行っていたらしく、「その時に見た千手観音にインスピレーションを受けて、踊りに取り入れた」とのことです。
鼓代さんによる演奏に使われた楽器も、鉄板から作り出される「波紋音」や、縄文土器を模したものにエゾシカの革を張った「縄文太鼓」といった、目にする(耳にする)機会の少ないもので、独特の雰囲気を生み出していました。
ちなみに、この4人は、5月27日に開催された北海道舞踏フェスティバルの札幌会場で初めて知り合ったらしいのですが、すぐに意気投合してこのイベントの開催を決めたそうです。
即興的に幅の広い交流が生まれるのも、天神山アートスタジオの魅力のひとつですね。
出演された鼓代弥生さんブログでも紹介しています。https://colorrose841.exblog.jp/27310745/
山田
アーティスト/Artist
マルスカ・ロンキ/Maruska Ronchi https://maruskaronchi.wixsite.com/maru
リンク/Link
北海道舞踏フェスティバル http://sapporo-butoh.com/
5月22日(火)の庭プロジェクトの様子をご覧ください。
今日の主役は「葉っぱ」でございます。
この葉っぱを利用して、腐葉土を作ってみようという試み。
この日は、アクセル&一般の方も手伝ってくれています。
前回作った、箱にもりもりと落ち葉をいれていきます。
なんせ、初めての試みなのでこれがどうなるのか全く分からない。
色々ネットや本で調べてはいますが、ごちゃごちゃ考えずに
まずはやってみよう、大いに失敗し学び改善してゆこう、というのが活動の肝でございます。
ですので、カビが生えた残り物や、期限の切れた飲み物などもどんどん豆乳だけに投入します。
水もジャバジャバ入れてゆきます。(後に水分は必要ない事を知りますが、手遅れです)
まずやってみることで、己の無知を知りまする。「無知の知に」触れている感じがします。
こんな感じで、本日の活動は終了です。さあ、土できるんですかね?
ほんと、自然に向き合っていると、思い通りにはいかないことばかりです。
しかしながら、こうやって色々とやっているうちに奇跡の瞬間に立ち会えるのかもしれません。
近代細菌学の開祖と呼ばれるフランス人のルイ・パスツールさんはこんな名言を残しています。
『偶然は準備のできてない人を助けない』
準備してるので、偶然でいいから葉っぱには発酵してもらいたいものです。
最後に、のんびり活動の様子を動画でどうぞ。
小林
☆活動について☆
~雨天中止、予約不要、参加無料、汚れてもいい服装でお越しください~
時期/2018年4月~10月(予定)
日時/不定期
基本は毎月、第三日曜日の13:30~14:30(アート&ブレックファストデー実施美の午後)に行いますが、
天候によって活動日が変更する場合もございます。
内容/アートスタジオの庭部分を活用した環境作り。
例) 花や野菜の生育、落ち葉による土づくり、自然酵母作り等
☆お問い合わせ☆
事業担当 / 小林
連絡先 /info@tenjinyamastudio.jp 011-820-2140 まで
リンク/Link
庭プロジェクト / Garden Project
アクセル・ディゴワ / Axel Digoix
ルイ・パスツール / Louis Pasteur https://ja.wikipedia.org/wiki/ルイ・パスツール
滞在アーティストの浅井真理子さんの展示が行われます。
彼女は2年ほど前の天神山に滞在していた際、あちらこちらで剥製の写真を撮っておりました。
浅井真理子_ブラインドガーデン
MARIKO ASAI _ BLIND GARDEN
撮影協力:北海道大学総合博物館 山梨県鳥獣センター
アーティスト/Artist
浅井 真理子 / Mariko Asai https://marikoasai.jimdo.com
リンク/Link
CAI02 http://cai-net.jp/exhi_next/2018/05/2728/