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今年春に完成した天神山MAP。みなさんご覧になったでしょうか?
豊平区の地域振興課の方々とまちづくり会「いきいき南平岸」、地域のみなさんと一緒に制作したものです。
そんな天神山マップを手に周辺を歩きながら制作を担当した方のお話を聞く会が5月25日(金)に行われました。
雲行きの怪しい日でしたが、散策には丁度良い日差しで、2時間かけて天神山を歩きました。
天神山マップで紹介されている見所12箇所のうち10箇所を回れるルートとその時のこぼれ話を紹介します。
まずは、この天神山アートスタジオ(マップナンバー4)。
建物は平成元年に札幌国際ハウスとして建てられました。その後平成20年に一度閉館し、2014年5月31日に天神山アートスタジオとして再オープンしたのです。
続いて桜林(7)へ。
ピンク色の絨毯!この日も近くの幼稚園の子供たちが芝生の上の桜を舞い上げて遊んでいました。
天神山の桜は本当に種類がたくさんあり、なが〜く楽しめるのです。
最後を飾るのが3種類の八重桜。この八重桜を観に来る方が本当の”天神山通”だとかなんとか…。
こちらは日本庭園(5)。
この庭園も平成元年に国際ハウスが建てられると同時に、海外の研究者の方々を迎えるのに日本らしい風景をということで整備された場所だそうです。京都の造園家の方にアドバイスをもらい、京都と北海道の気候の差なども考慮して設計されました。この庭の奥には隠れた道があったりもします。
そして展望テラスと芝生広場(3)、チャシ跡に立ち寄り、相馬神社(6)へ。
このご神木は樹齢300年を超えるシバクリです。大きいですね…。
相馬神社では毎年9月にお祭りが開催され、朝周辺の地域からお神輿が集まってきます。
また子ども相撲やのど自慢、まっすぐに延びる急勾配の坂道の前には屋台がならびとても賑わいます。
続いて相馬神社を出て右手澄川駅方面に少し歩いた信号機の前。ここで豊平区と南区の区ざかいがあります。
この場所に本願寺道路(8)の終点の石碑があります。
ここが終点という本願寺道路。平岸、真駒内、定山渓、洞爺湖、そして起点の伊達と続く道で、東本願寺の僧侶たちによって1年3ヶ月という短期間で作られた道です。距離は約103km、大変な思いをして作られた道なんですね。
詳しいお話はこちらのHPが参考になります。札幌の文化遺産(さっぽろふるさと文化百選)本願寺街道
こちらは平岸天満宮・太平山三好神社(9)
あれ?名前が二つ?と思った方もいるでしょう。なんと一つのお社に2つの神様が祀られているのです。
平岸天満宮は福岡県から、太平山三好神社は秋田県からそれぞれ分霊を受け祀られました。そして天神山が札幌市がこの土地を管理することになった際、一緒に祀られるようになったそうです。
毎年6月にお祭りがあり、2日目には舞殿で神楽の奉納も行われます。
すぐ横には小さなお社の天神山稲荷神社もあり、天神山には神様がたくさん集まっています。
つづいて、久保栄文学碑(10)、平岸林檎園記念歌碑(11)を見て、最後に天神藤(2)へ。
この豪華な藤棚は、樹齢200年を超える北海道で一番古い藤なんだそう。
開拓時代に盆栽として持っていたものを植え丹精込めて育てられたもので、毎年すばらしい花を咲かせ見せてくれます。
藤の花は6月上旬まで見ることができます。
その他天神山マップには平岸の土地の歴史、開拓の歴史なども載っています。
スタジオでも配布していますので、みなさんもお手に取って天神山をぐるりと回ってみてくださいね。
Moe
リンク/Link
豊平区地域振興課 http://www.city.sapporo.jp/toyohira/index.html
あっという間に4月も最終日ですね。
世間はゴールデンウィーク真っ只中、今日は暖かく公園日和、天神山の桜もいい感じに咲き始めています。
シートを持って緑地内にやって来る方々を良く見かけますね。
緑地内をぐるりと一周散歩すると、大体30分程度。
適度な有酸素運動は食べ過ぎの身体には効果てき面ですよ。
&現在滞在中のプロカメラマンの田中さん曰く「青空じゃない方が、さくらっぽい写真撮れるよ」との事。
桜の写真をパシャパシャ撮影してみてはいかがでしょうか。
小林
アーティスト/Artist
アーティスト/Artist
田中博 / Hiroshi Tanaka http://tanaka.photo/index.html
田中さん紹介ブログ https://beigejackal76.sakura.ne.jp/ct-creative/16709/
リンク/Link
カフェ エスキス/Cafe Esquisse http://cafe-esquisse.net
札幌の桜は4月に咲き、5月に花見が常識となっています。
花見ではジンギスカンをこれでもかってくらいに焼くんです。
天神山緑地ではそれに合わせて、臨時駐車場を設置。
これで40台ぐらいは駐車可能に。(天神山アートスタジオには駐車できません)
そして、アートスタジオの外トイレも解放。(8:45~18:00)
アートスタジオ内にもトイレがあるので、たくさんの方が来ても安心ですね。
館内では滞在アーティストからのメッセージと活動紹介ビデオがご覧頂けます。
ぜひ、天気のいい日には天神山にお越しください。
小林
今日は外、寒いんですけど、桜はもう咲き始めましたよ。
これから、花見の時期が始まりますね。
4月下旬~5月中旬まではチシマザクラ、エゾヤマザクラ、ソメイヨシノあたりが咲き始め、
5月中旬から5月末まで満を持しての登場、八重桜さんです。
園内にはその他にもシダレザクラもありますし、ウコンザクラじゃないかと思われる稀な桜もございます。
ぜひ探してみてください。
小林
交流サロンに出てみると、誰かが踊っています。
5月17日まで滞在しているチョン・ヨンドゥ(Jung Yong Doo)さん。
「コンテンポラリーダンス」というジャンルで活躍されているのですが、
普段、ダンスすら見ることがない僕からすると、動きが面白いですね。
ヨンドゥさんは、5月13日~15日の間、シアターZOOで公演の予定。
館内で少し体を動かした後、外へ出ます。
サクラを見つめ、何かを考えているのか、感じているのか、
その時に受け取ったものを体で表現しています。
コンテンポラリーダンス、なんてカタカナが続くと、よくわからないものとして
敬遠しがち(少なくとも僕はそうでした)ですが、
ヨンドゥさんの踊り見てみると、「スッ」、っと入るというか、
とても素直な感じ。
踊りの後に、話を聞いてみると、
「動き」のひとつひとつについて、意図や意味について何かを探ろうとするのもいいけれど、
景色を見ている時のように、ぼんやりただ眺めるというのもいいんじゃないかな?
自然を見ていると、「ああ、明日もがんばろぅ!」ってそんな風に思えるような。
とのこと。
嬉しい時にスキップしたり、体が反応するようなそんな感じで、
これは見るものではなくて、自分たちにもできることなんだと思いました。
そんな感じで色々と話をしていると、ピアノの音がポロンポロン
天神山に遊びに来ていた子供が弾いていたようです。
聞き入る、ヨンドゥさん。
すると自然に体が動き・・・
いつの間にか踊りとピアノのコラボレーションに。
まさに、こういうことなんでしょうね。
ことばを使わない表現や会話というのは。
こちら、天神山緑地。
桜が咲きました。
毎年見てますが、桜が咲くとうれしいものです。
日本庭園の池にも水が入りました。
外も暖かくなり、
多くの方々が天神山アートスタジオを訪れております。
ぜひみなさんもお越しください。
桜の木を眺めていると
同じ木でも枝によって、花の多さが違ったり、
開花時期がずれたりと差があるのが見えてきます。
来館された方々からも、色がめずらしいと
よく言われるウコンザクラ。
薄黄色で日がたつにつれて中心から赤みを帯びてきます。
天神山のウコンザクラの中でも奥まったところの大きな木は個性的で、
花弁が緑みを帯びていました。
生育する環境か、個体差が要因は特定できませんが、
観察のしかたによっていろいろな発見があります。
※ 写真は5月17日
天神山の桜で今年もっとも長く
花を咲かせていた桜。
葉は褐色、花の柄は長く花がぶら下がっているため
下から見上げると、
花がみんなこちらを向いているよう。
2本ある雌しべは根元のほうが葉のようになっています。
この2本伸びた雌しべの様子が
普賢菩薩が乗る像の鼻に似ていることから
普賢像(フゲンゾウ)と呼ばれています。
(掲載した写真は5月9日、10日撮影)
天神山の桜の花もそろそろ
終わりをむかえようとしています。
桜にもいろいろな種類があります。
また、環境や生育年数によっても
姿かたちは影響をうけます。
天神山の八重桜は低いところに花が咲くため
間近で花が観察出来ます。
近づいて花の細部をじっくり見る、
少し離れて枝振りを見てみる、
もっと離れて、
全体像から種類を比べたり色合いを感じたり、
空の色や、周りの景色とともに桜の存在感を
感じてみるのもよい。
今回は広い景色で時間の変化を載せてみました。
遅咲きの咲きそろった5月8日。遊歩道より。
この景色を同じ日に反対側から撮ったもの。
ここから同じ方向から続けて3枚。
色の違いがあるのが見てとれます。
5月15日。
散っている真っ最中。色の違いが前ほどありません。
5月17日。
葉が目立ってきました。
奥の桜の葉は褐色ですが、手前は緑色です。