天神山で咲いている
ウコンザクラ(鬱金桜)の色の変化を
レポートいたします。
5月2日
咲きかけですね。つぼみもクリーム色です。
5月4日
もう少しで満開。
写真では分かりずらいですが、
外側の花弁がほんのりピンクがかっているものがありあす。
5月8日
満開を超えたところかと、
中心から脈にそって色づいてきました。
また、レポートします。
来園者から寄せられる質問に
「あの、黄色い桜は何という名前ですか」
というのがあります。
ピンク色のヤエザクラよりも先に開花していますね。
御衣黄(ギョイコウ)桜、、鬱金(ウコン)桜という情報が寄せられていますが、アートスタジオスタッフの見立てではウコンザクラが有力となっています。
ウコンザクラの名前の由来は、漢方薬のウコンといわれており、黄緑色がギョイコウザクラ、黄色がウコンザクラという区別の仕方もあるようです。
また、「黄桜」という言葉は、ウコンザクラやギョイコウサクラなどの総称であったり、ウコンザクラの別名という話もあり曖昧なようです。
ほかの桜と同様に、蕾から開花、そして時間が経つにつれて花の色が変化していきます。
ヤエザクラがほころびはじめました!
心待ちにしている方がたくさんいるのをスタッフ皆、
ひしひしと感じております。
見頃まではまだちょっと先ですが、
楽しみにしていてください。
しだれ桜
しだれ桜は枝が長く地面に向かって垂れているサクラの総称です。
天神山にも4本のしだれ桜があります。
国道側の駐車場から天神山へ上ってゆく左手に立っています。
真下の遊歩道から見上げてみるもよし、
橋から全体を眺めるもよし。
夜は街灯の明かりで照らされて、昼とはまったく違う存在感になります。
是非見に来てください。
チシマザクラ(エトロフザクラ)
チシマザクラは千島列島に名前を由来し、千島、サハリン地方に自生しているサクラです。
根室地方ではエトロフザクラとも呼ばれているようです。
分かりやすい特徴としては、ヤマザクラのように大きくはならないことです。おおむね5m以下で、横に広がるように枝を伸ばします。
開花中に若葉も開きはじめます。
葉のふちは、大小のギザギザが重なったような形で(重鋸という)、花柄や葉柄に細かな毛が生えています。
エゾヤマザクラ(オオヤマザクラ)
北海道ではエゾヤマザクラという名前で
親しまれ、札幌では身近によく目にする
ポピュラーな桜です。
分かりやすい特徴は花の開花とともに
葉が開くこと。
そして本州ではヤマザクラと区別して
オオヤマザクラと呼ばれているように、
花や葉も大きく、幹も成長すると15m
にもなるそうです。
個体差はありますが、ソメイヨシノよりも
紅色が濃く、若葉も赤みを帯びます。
そのため、つぼみを沢山つけた開花前の
エゾヤマザクラは遠くからみると木全体が
紅をまとったように見えます。
花は開花後、少しずつ白くなります。