カテゴリー:創作活動一覧
ドイツから中沢あきさんとヤン・フェルベークさんです。
お二人はさっぽろ天神山アートスタジオ滞在中に映画の作品上映&トークを行いました。
12月24日、ト・オン・カフェで
「Aki Nakazawa & Jan Verbeek作品上映会」「オーバーハウゼン国際短編映画祭セレクション作品上映会」
の2つのプログラムが実施され、多くの参加者が詰めかけていたようです。
最近は、映像関係の滞在者も増えてきた天神山アートスタジオ。
館内で上映会があっても面白そうですね。
小林
アーティスト/Artist
中沢あき / Aki Nakazawa
ヤン・フェルベーク / Jan Verbeek
リンク/Link
第2マルバ会館 https://malva2.jimdo.com
ト・オン・カフェ http://toov.cafe.coocan.jp
こちらは、北イタリア(ミラノの少し北)からやって来た、パオロ。
札幌には音楽ツアーでやってきました。
(※12月19日にCooで横山祐太さん、菊田規浩さんとともにコンサートを行いました。)
最近、イタリアからもよくアーティストが天神山にやってきます。
彼は、スイス国境に近い所で生まれたこともあり、イタリア語、英語、フランス語、スペイン語、
そして5年くらい住んでいたのでノルウェー語も話すことができるんですって。
天神山の滞在は短かったのですが、横山さんと共に1階ホールでもコンサートを開いてくれました。
トランペットの横山さんと、クラリネットのパオロによる、インプロビゼーションによる演奏。
昔は違う楽器をやっていたらしいんですが、ここ4~5年はクラリネットで演奏しているようです。
ってか、前回来ていたヴァンサン&ポールも横山さんと一緒に演奏していましたね。
インプロビゼーションとは即興、アドリブによる演奏の事を指します。
決まった旋律をなぞるのではなく、その場の雰囲気や相手とのやりとりで音が奏でられてゆきます。
時には、なんじゃこりゃ、って日もあるそうですが、素敵な音色に出会うこともあるとのこと。
聞いていると、心地いいですよ。寝てしまいそうになりました。
そんなパオロは朝一で新千歳空港に向かい、大阪行きの飛行機に乗るそうです。
日本には1月中旬までいて、それからイタリアに戻るとの事。
ここ数年こんな感じであちらこちらを旅しているので、そろそろのんびり生活したいようで、
イタリア北部の山間の村にアパートを見つけたので、そこで畑しながら生活するんだ、って言っていました。
色々な人がやってきますね、天神山。
小林
アーティスト/Artist
パオロ・ガイバ・リヴァ / Paolo Gaiba Riva https://soundcloud.com/p-pgr
リンク/Link
くう/COO http://www.sapporo-coo.com/?p=5038
小室治夫さん。札幌市在住の写真家です。
今回、北海道を代表する写真家の掛川源一郎の膨大な写真を整理し、デジタル化して保存する作業のために滞在をしています。
写真のファイルやネガフィルム、新聞の記事などを仕分けし、スキャナーでデジタルデータに変換。
壁やホワイトボードに写真を貼り展示とその保存(アーカイブ)作業自体を公開しています。
日々、写真が増えていきます。壁に貼られている北海道新聞の中に、94歳で亡くなられた掛川源一郎さんは30万枚の写真を撮ったという記事がありました。アイヌの生活、北海道の開拓時代の人々の生活、有珠山の写真など。
北海道の歴史を写真に記録保存(アーカイブ)してきた掛川さんの生涯を記録保存(アーカイブ)することにもなるこの活動。
「今回は一週間だけの公開作業だけど、終われる量じゃないから。膨大にあって(笑)これからも続けいかないね。本当に貴重なものだから」
と小室さん。
毎日日記をつけているのでこちらもご覧ください。
また、今週末日曜日には札幌駅横のアスティ45の札幌市立大学サテライトキャンパスでフォーラム《北海道写真とアーカイブ》が行われます。
詳細はこちら▶︎掛川源一郎写真委員会FaceBookページ
Moe
アーティスト/Artist
小室 治夫 /Haruo Komuro
リンク/Link
倉庫のような場所に立っているのはエヴァ(左/フランス)とマリーン(右/カンボジア)です。
2人はS-AIRという団体のアーティスト・イン・レジデンスプログラムで招聘されており、
「なえぼのアートスタジオ」で展示を行います。
12月16日(土)にはトークを予定。ぜひご覧ください。
場所/なえぼのアートスタジオ
日時/2017年12月13日(水)~17日(日)
平日 17時~20時 土日13時~20時 入場無料
★12月16日(土)★
18時~アーティストトーク、19:30~合同レセプションパーティー
小林
アーティスト/Artist
エヴァ・ジェルソン/Eva Gerson
マリーン・イム/Maline Yim
リンク/Link
NPO S-AIR http://www.s-air.org
なえぼのアートスタジオ/naebono http://www.naebono.com
宮城県からやって来たのは、シェイクスピアカンパニーの下館和己さんです。
シェイクスピアカンパニーは名前の通りシェイクスピアのお芝居を上演する団体さんなのですが、
東北の歴史やことばといった文化を生かし、融合させた公演活動がその魅力でもあります。
下館さんが手にしているチラシの作品「アイヌ・オセロ」は、
アイヌ芸術の鬼才秋辺デボさんとの共同演出による幕末の道東を舞台にした作品です。
2018年1月12日から仙台公演が始まり、同年7月14日には札幌での公演を予定しております。
楽しみですね!
そして、シェイクスピアファン&下館ファンに朗報です。
下館さんの著作が天神山でご覧いただけます。
本の貸出も行っていますので、ぜひお越しの際にはご覧ください。
小林
アーティスト/Artist
下館和己 / Kazumi Shimodate https://www.shakespeare-company.net
長野県からやって来た、たむらひとみさんです。
彼女は以前、原始感覚美術祭に参加し、その際にレジデンス経験をしたとのこと。
今回、人生2回目となるレジデンスを天神山で行いました。
作家さんたちは普段、制作していると引き籠り&孤独になりがちなのですが、
ここでは同時期にいるアーティスト達と交流をしたり刺激を受けることもあるので、
よい環境で制作に向き合えるようです。
そんなたむらさんですが、短い期間ながら滞在制作した作品を展示しています。
本日8日(金)~9日(土)の2日間、一階展示スタジオでご覧いただけます。
見るだけで暖かくなるような作品ですので、ぜひお越しください。
小林
アーティスト/Artist
たむらひとみ / Hitomi Tamura https://www.facebook.com/hitomi.tamura.5437
リンク/Link
原始感覚美術祭/SHINANO primitive Sense Art Festival
こちらは川上りえさんです。
現在、札幌市の支援事業「おとどけアート」に参加し、天神山から山の手小学校まで通っています。
★おとどけアートとは★
アーティストが小学校に一定期間滞在し制作を行い、休み時間に交流を行う事業
今回の活動は、小学校の図工室にりえさんの簡易作業所(すぐできる工場)を設置し、
その中で、作品を制作。校内に飾ってゆきます。
上、グラインダーで鉄の破片を削る作業。 下、溶接中。バチバチッ!!
12月1日(金)から始まったこの活動は、12月13日(水)まで続きます。
日々更新するブログをチェックしてみてください!
おとどけアートブログ⇒ http://inschool.exblog.jp/i76/
小林
アーティスト/Artist
川上りえ / Rie Kawakami http://reicreatesart.wixsite.com/riekawa
リンク/Link
ファビュラス/FAbULOUS http://www.rounduptrading.com
おとどけアート/Artist in school http://inschool.exblog.jp/i76/
山の手小学校/Yamanote elementary school http://www.yamanote-e.sapporo-c.ed.jp
オーストラリアからやってきたトーマス・チュンさんです。
彼はさっぽろ天神山アートスタジオに滞在しながら作品を制作し、今月23日から12月26日まで
市内ギャラリーsalon cojicaで友人の松浦進さんと展示「Just Walking Alone」を開催しています。
今回、彼が10年に渡って様々な国で経験してきたレジデンスの体験を作品と共に紹介してもらいました。
幼いころからシャイだった彼は自分が変わるきっかけになればと、
アーティスト・イン・レジデンスに行くことを決めました。
行先はスカンジナビア半島のスウェーデン。現地の人たちもシャイとの話しを聞いて、決めたそうです。
星の王子様に影響を受けた彼は、子ども達の目線でみえる世界を通じて大人たちにメッセージを送り続けます。
お菓子やおもちゃ果物など、編んでつくった可愛らしい作品が彼の展示に並びます。
どれも忘れてしまった子ども心を思い出させるようなものばかりです。
(左、通訳の桑原さん、左から2番目がトーマス)
繊細ながらも優しく心温まるような彼の作品は、現在salon cojicaでご覧いただけます。
また、12月2日(土)の18時~20時にはアーティストトークも予定されています。
ぜひ、トーマスに会いに来てください。
アーティスト/Artist
トーマス・チュン / Thomas C. Chung http://www.thomas-c-chung.com
リンク/Link
salon cojica http://www.salon-cojica.com
太湯雅晴さんです。
太湯さんはお馴染み「さっぽろアートステージ2017」にて、作品を展示。
既に展示は終わってしまったのですが、話題性のある作品として一部炎上?したとか。
公共の場で行う表現活動には賛否両論は常ですからね。
SNSといった手段を得て、良くも悪くも相互コミュニケーションが可能なこの時代。
大いに議論し、考え、芸術の秋を楽しんでいただきたいものです。
(このブログ書いている時点では既に、雪も降って冬ですけどね・・・)
毎年、多くの様々なアーティストがアートステージの期間中、展示やワークショップを行い、
さっぽろ天神山アートスタジオにやって来ています。
道外からやって来るアーティストにとって、札幌での制作拠点、道内各地へのハブとして
さっぽろ天神山アートスタジオは機能しているんですね。
小林
アーティスト/Artist
太湯雅晴/Masaharu Futoyu http://www.futoyu.com
リンク/Link
さっぽろアートステージ2017/Sapporo Art Stage 2017 http://www.s-artstage.com/2017