カテゴリー:創作活動一覧
2月の中旬頃にスタジオに滞在していたベッティーナさん、ダニエルさん、トマツさんより札幌での活動写真が送られてきましたので紹介します!
写真左よりトマツさん、ダニエルさん、ベッティーナさんです。
ダニエルさんはピアニスト、ベッティーナさんはフルート奏者。
そしてトマツさんは、独自に”肉態表現”と称した活動をしていて、パフォーマンスや身体表現を行っています。
今回は3人による共演とのことで、耳だけではなく視覚的にも楽しめる音楽と身体の融合で、現代音楽ともまた違った珍しい取り組みだったのではないかと思います。
アートスタジオの1階に、地域の方から寄贈いただいたピアノがあるのですが、
ダニエルさんが練習をしていたので、彼らの滞在中にはたびたびスタジオの中で
ピアノの音が響き渡っていました。
また札幌に来たいと言っていましたので、彼らの練習する音楽がまたスタジオに響き渡るかもしれませんね。
そんな彼らが札幌で出演したイベントはこちら!
「日×欧 身体と音の訪問者 THE VISITOR OF BODY SOUND」
「NEXT ERA NORTH」
札幌を後にして茨城県つくば市にあるtsukuba art centerで出演したイベントはこちら!
「Tsukuba Art Center 2016’冬パフォーマンス日欧フェス」
Bettina Berger
www.ensembleinterface.com/en/berger/
Daniel Lorenzo
www.daniel-lorenzo.com
Tomatsu Takahiro
www.tomatsutaka.wix.com
s
前回に引き続き、冬のバカンス2016成果発表2日目の様子をお伝えします。
この日はアート&ブレックファストデーインターナショナルとボートのワークショップ「ティファニーで朝食を」が開催されました。
今回のアート&ブレックファストはスペシャルバージョン!2月20、21日に天神山だけではなくイギリスやドイツ等世界数カ所で同時開催されており、さらにここでは提唱者の三田村光土里さんをお招きしレクチャーが実施されました。
写真右奥が三田村さんです。参加人数は写真に写っているよりもう少し多く、約30人ほどいたかと思います。とってもにぎやか!
さらに、一人一品持ち寄りなので、並んだ料理の品数も多くとても豪華でした。ちなみにメインはカレー3種。
一通り食事がすんだら、三田村さんのレクチャーがスタート。
三田村さんの作品紹介や、アート&ブレックファースト開催までのお話がありました。特に印象的だったことは、ディナーは人との交流がフォーマルになりがちだけれど、朝食だとよりカジュアルに接することができるということです。また、海外だとメニューは定番の物にかたまりがちですが、日本でアート&ブレックファーストを開催すると色々なメニューが出てきて豪華になるそうです。たしかに、この日もカレーやおにぎりやきんぴら等、本当に多種多様なメニューが並びました。
午後はボートのフードジュエリーワークショップ「ティファニーで朝食を」を開催。
ワークショップで作るような、食品からできたアクセサリーからなる彼女の作品シリーズ「ティファニーで朝食を」のレクチャーからスタート。
この日は数種類の豆とテグスやアクセサリー金具を使って、参加者が思い思いの作品作りに挑戦しました。
完成した作品たち。それぞれの個性が光りますね!
最後は参加者みんなでアクセサリーつくりにも使われていた小豆を使ったお汁粉を堪能!(写真だと少しわかりづらいですが...)
そして、冬のバカンス2016はこの日をもって終了いたしました。1月31日から成果発表まで無事に開催できたのも、アーティストの活動にご協力いただいた皆様、会場運営等をお手伝いいただいたボランティアの皆様、成果発表にご参加いただいた皆様のおかげです。厚く感謝申し上げます。
冬ばかは終了してしまいましたが、まだまだ天神山にはアーティストが沢山滞在しています。アーティストとしゃべってみたい、卓球したい(卓球台有り!)、アート関係の本を読んでみたい(関連本多数&おこた有り!)という方は、ぜひぜひ遊びに来てくださいね!
撮影:小牧寿里
On the 21st of Feb, Sapporo Tenjinyama Art Studio held the Art & Breakfast Day International and Boat’s workshop “Breakfast at Tiffany’s”.
This Art & Breakfast was special, because it was by Midori Mitamura who is its proponent. She also delivered her lecture about her works and Art & Breakfast. Additionally on the 20th and 21st, Art & Breakfast was held not only at Tenjinyama, but also in various spaces all over the world.
At Art & Breakfast, about 30 participants enjoyed many kinds of foods that they brought.
After breakfast, Midori Mitamura delivered her lecture. Particularly interesting topics covered were that, though people tend to behave formally at dinner time, at breakfast they can communicate more casually, and while in other countries breakfast menus tend to be fixed and not have so much types, in Japan they have various kinds.
In the afternoon, Boat’s workshop was held, started with her lecture about her previous artworks series “Breakfast at Tiffany’s” which are made from foods, too. In the workshop, participants tried creating accessories with some beans and other materials. Each of their works was beautiful. Finally, they ate Oshiruko, which is made from sweet red beans; some of the beans were also used in making the accessories.
The winter residence program finished at the end of the day. We, the Tenjinyama staff really appreciate the efforts of the people who cooperated with the artists for research, the volunteer staff, and the visitors to final presentation!
Other artists are still working at the Tenjinyama Art Studio, so if you are interested in them, want to play table tennis (Yes, we have table set up to play it!), want to read books related to the arts (Yes, we have many books and a Kotatsu that is a Japanese traditional table with heater ! ), come to Tenjinyama!
Photo by Yoshisato Komaki
Akiko
みなさん、お晩でございます。
天神山アートスタジオは明日、明後日
「さっぽろ冬のバカンス」の展示を控え、もりもりと準備が進んでおります。
多分来てみると、いつもと違う天神山を楽しんでいただけるかと思います。
よく見たら、滞在中のチュアン・トランも手伝ってくれているじゃあないですか。
おいおい、嬉しいな!
そんな感じで、手作り感満載の天神山へぜひ、20日、21日遊びに来て下さい。
お待ちしております!
こんにちは。
2月11日、さっぽろ冬のバカンス2016招聘アーティストの潘逸舟さんとイナ・クウォンさんがモエレ沼公園公園、石狩湾でリサーチ&撮影を行いました。
前日は札幌全体が猛吹雪となっておりましたが、当日は晴れ、降り積もった新雪のおかげで絶好の撮影日和となりました。
人口の山に興味があるイナはモエレのモエレ山を撮影。山では子供達がそりを楽しんでいました。
潘さんは作品となる映像を撮影。どんな作品が出来るのでしょうか...
プログラム開始からあっという間に2週間がたち、アーティストたちの活動もいよいよ大詰め。3人はそれぞれどんな活動をしてきたのでしょうか?冬バカ成果発表会は今週末2月20日(土曜日)・21日(日曜日)です。皆さまぜひ遊びにいらしてくださいね。
週末のイベント情報は下記URLよりご確認頂けます!
https://beigejackal76.sakura.ne.jp/event_index/
On the 11th Feb., Ina and Han, who are artists of the “Artist in Residence Program” in winter 2016, visited Moerenuma Park and Ishikari Bay to research and shoot photos and videos. It was a good day to visit, because everything was covered with fresh snow which had fallen heavily on the previous day.
Ina, who is interested in artificial mountains, photographed Moereyama in Moerenuma Park, while children enjoyed sledding down from the top of the mountain.
Han shot some videos for his art work.
The final presentation of this residence program is this weekend, on the 20th and 21st of Feb.
Get details of the events from the following URL and join us!!
https://beigejackal76.sakura.ne.jp/
Akiko
2月14日15:00〜17:00、狸小路6丁目にてさっぽろ冬のバカンス2016招聘アーティストのBoat Xiaochuan ZHANG (ボート・シャオチュアン・チャン)の雪売りのパフォーマンスが実施されました。
ボートが道内各地で採集してきた雪を瓶につめ、雪のお土産として販売します。
雪は大きく分けて2種類。
ボートが人口音声で作った宣伝アナウンスに導かれ、立ち止まる人々...
On the 14th of Feb., Boat delivered her performance “Hokkaido Snow Selling” in the 6th block of the Tanukikoji shopping mall.
At the performance, She sold some snow which she had gathered from around Hokkaido, as sourvenirs to tourists.
The snow was sold in two sizes of bottle. The smaller bottles on the left side of the 2nd photo were a hundred yen each and there were twenty-four kinds differentiated by where they were gathered.
On the other hand, bigger ones next to the blue box had 12 types and their prices were several thousand yen, depending on how special the place or the moment they were gathered at was. For instance, one of them was “Chinese New Year Eve Snow/ Midnight Snow”; the Chinese have a custom where they have special dinner with their extended family on the day prior to the new year seasons, wishing for happiness. It’s a similar custom to Japanese new years eve “Omisoka” on the 31st of Dec.
Some passers by stopped in front of her stall as they noticed the artificial voice used for her advertisement which she had made on her PC. As they bought the snow, the snow was handed to them in a light blue bag with a Hokkaido stamp mark and an information sticker about the snow product, which making it more like a Hokkaido souvenir.
This performance was for Chinese, who came to Sapporo during their Chinese new year holidays. However, no one purchased the snow though some of them were actually interested in it. Finally other asian people and artists from Tenjinyama purchased them. According to Boat, Chisene are more interested in useful things…
2月13日、さっぽろ冬のバカンス2016の招聘アーティスト、
イナ・クウォン(Ina KWON)によるワークショップ「雪のミステリー 白黒の世界で雪を描くには?」を行いました。
いろいろな年齢層の方が集まりました!
早速、レポートをお届けします!
このワークショップは雪のある様子を切り絵で作り、それをカメラで撮影して影絵調のコマ撮りアニメーションにするといったものです。
最初にイナによる説明からスタート、英語通訳付きです!
説明をうけ、参加者は一斉に活動開始!
影絵調なので色は白と黒のみ。
かわいい動物や、雪だるまのようなモチーフでも、モノクロだとどこかシックな雰囲気がただよいます。
参加者のなかには、アートスタジオに滞在している別なアーティストの姿もちらほら。
どうやらお互いの活動には積極的に参加し合っているようです。活動分野が違ったりしているとなおさら刺激になっているのではないでしょうか。
話を戻しまして。
それぞれ切り絵ができたら順番に撮影していきます。
いつの間にか順番待ちの列ができていました!(笑)
それぞれの切り絵はこちら!
雪が降っている様子は細かく切った紙をひとつひとつ動かしながらの撮影で大変そうでした。
撮影待ちの人は、その時間を使って細かいクオリティアップを図っていました。
撮影したコマ撮り写真はイナによって編集されて後日公開予定です。
冬のバカンスの成果発表を来週に控えるなかでの編集作業するとのこと。
ワークショップが終わってすぐに作業に取り掛かるイナ。がんばれ!
ご参加いただいたみなさま、どうもありがとうございました!
s
こんにちは。
2月2日に冬バカ2016招聘アーティストさっぽろリサーチツアー①を実施、札幌芸術の森美術館とさっぽろウィンタースポーツミュージアムに取材へ行きました。
芸術の森美術館では北海道を中心に活躍するアーティストの作品が紹介されている展覧会「モーション/エモーション-活性の都市-」を鑑賞。招聘アーティストたちは作品を通して表現される北海道に興味津々なようでした。
そして展覧会鑑賞後は園内で実施されているかんじきウォークに挑戦!
紐の結び方が独特で装着が大変でしたが、雪の上ではその履き心地を楽しめたようです。
午後に向かった大倉山ではジャンプ台やウィンタースポーツミュージアムを見学。
特にさっぽろオリンピックについてリサーチしているイナは熱心に取材していました。
そして、最後はミュージアム内にある様々なシュミレーターでウィンタースポーツを体験、白熱の得点争いが繰り広げられました(!?)。
この日はアーティストたちにとって作品や雪、そしてさっぽろオリンピックの痕跡を通してこの土地についてより深く体感出来た機会になったのではないでしょうか。今後、彼らがどんな活動を繰り広げてゆくか楽しみです!
On 2nd February, we held Sapporo research tour, residence program artists visited to Sapporo Art Park Museum and Sapporo Winter Sports Museum.
They enjoyed the exhibition “Motion-Emotion Invigorated City ” at Sapporo Art Park Museum in which all of art works exhibited are created by artists who work in Hokkaido mainly.
They also tried “Kanjiki walk” there. Kanjiki is a kind of traditional snow shoes made from bamboo, worn to walk on deep snow efficiently. The unique way to wear them was complicating, but they enjoyed the texture of snow with them.
In the afternoon, they visited to Okurayama ski jump stadium and Sapporo Winter Sports Museum. In particular, Ina researched there studiously as her project is focusing on Sapporo Olympic 1972.
Lastly, they played some winter sport simulators in the museum excitedly!
The research tour was a good opportunity for the artists to know about Sapporo deeply through ark works, snow, and traces of Sapporo Olympic. We are really looking forward to their activities during this residence program!
Akiko
<招聘アーティスト プロフィール>
1/31~2/21にかけ行われる「Artist in Residence Program 2016 WINTER/さっぽろ冬のバカンス2016」において「冬・雪・都市」をテーマに3名のアーティストが活動していきます。
Boat Xiaochuan ZHANG 张小船 ボート・シャオチュアン・チャン
1983年上海(中国)生まれ。ロンドン(UK)のゴールドスミスカレッジ、ニューヨーク(US)で学び現在は上海拠点。「匿名性」「アマチュア性」「お手軽にやってしまう」といった振る舞いを保ち、現代社会に対し、どうすればアートが新たな可能性を示唆できるのかと問い活動する。パフォーマンス、詩、言語や文章など発表の手法と携帯は多岐にわたる。滞在中には、アジアの観光客が押し寄せる札幌で「雪のおみやげ屋台」をつくり販売するプロジェクトを行なう予定。
主な活動歴:「Breakfast at Tiffany’s」The Bazer Compatible Program/上海、「Find Wukong/ Understanding of Emptiness」Shanghai Urban Space Festival/上海、「A River Before 1958-Other History Same-Same Shanghai & Mumbai」上海、レジデンスなど。
Ishu HAN 潘 逸舟 イシュ・ハン
1987年上海(中国)生まれ。1997年に青森(日本)に移住、東京藝術大学先端芸術表現科大学院修了、東京を拠点に活動する。写真、映像をパフォーマンス性の高い多彩なアプトプットで作品を発表している。現在と対峙する等身大のひとの姿を伝え、近年特に活躍がめざましく注目されるアーティスト。札幌では、自身が2008年に発表した青森の雪を捉えた作品「アヒルの毛を雪の大地に蒔く」に連なりふたたび雪と向き合う新しい作品の制作を試みる。「見えない雪」をキーワードにリサーチやフィールドワークを行なう予定。
主な活動歴:「存在を支配するもの」高架下スタジオ Site-A ギャラリー(黄金町エリアマネジメントセンター)/横浜、「隣り合う記憶」international studio & curatorial program / US,「In the Wake」ボストン美術館 / US、ACC(アジアンカルチュラルカウンシル)受賞など。
Ina KWON イナ・クウォン
1980年ハンブルグ(ドイツ)生まれ、現在はベルリン在住。グラフィックデザインとヴィジュアルアーツが活動分野であり、大学卒業後にはビルバオ(スペイン)、ヤンファンアイクアカデミー(オランダ)に所属し調査研究活動を行なった。リサーチを重ね、グラフィカルなマップや映像に転化してみせ、都市の史実やその痕跡を浮かび上がらせる手法をとる。1972年に開催された冬季オリンピック札幌大会を題材にしたリサーチを行い、オリンピックという国家事業の顛末を札幌の都市化とリンクさせるプロジェクトを予定している。
主な活動歴:「Das mobile Landschaftsatelier」Kunsthaus Dresden/ドレスデン、「NANJI TANKS」SeMA Nanji Gallery/ソウル、「trans2012_13」秋吉台国際芸術村 AIAV/山口など。
こんにちは!
現在アートスタジオに滞在しているアーティスト、アンディーによる展覧会が市内の教育大学の施設「HUG」で開催されていますが、なんと、本日より別会場でもアンディーの個展が始まります!
個展の会場はsalon cojica(サロンコジカ)というギャラリーです。
なんでもアンディーが市内のリサーチをしているときに見つけて気に入って、その勢いのままオーナーと直接交渉したとかしないとか。
ギャラリーにはカフェスペースもあるのでゆったりもできます。
展覧会の会期などは以下のとおりです。
Andi Schmied個展
「On Sleeping Text and Image」
開催日時:12/15〜12/26、11:00〜19:00
休館日:日曜・月曜
レセプション:12/15 19:00〜21:00
【サロン コジカ / salon cojica】
【アンディー・シュミート / Andi Schmied】
また、本日行われるオープニングレセプションでは、アンディーと深澤孝史さんによるパフォーマンス(?)が行われるそうな。
先日、アートスタジオにて打ち合わせをしておりました。
二人とも電話を片手にしています。
いったいどんなことが行われるのでしょうか〜?
(実はスタッフも知らない)
ちなみに現在開催されている展示は明日12月16日が最終日となっていますので、
明日はアンディーの2つの展示会場を”はしご”してもいいかもしれませんね。
(HUGでの展示についてはコチラ!)
s
展示スタジオに何やら黒い影。
覗いてみると、滞在中のyuya suzuki さん。
製作中の作品を、ちょいと俯瞰してみたいとの事。
ささっと、貼り付け写真を撮っていました。
丁度その時、常連さんが遊びに来ていて、自作の曲を演奏していました。
ホールに響く、ピアノの音色。
なんかいいっすね。