カテゴリー:日常一覧
こちらのすてきな野菜。
なんと、この野菜は全て天神山の庭で作られた物なんです。
春先から始まった市民交流事業「庭プロジェクト」。
菜園を通じて地域の方々と交流の機会を設け、そして出来上がった作物は
市民交流のイベントである「アート&ブレックファストデー」に使用したり、
滞在アーティストが食べたりと、そんな風に活用してきました。
天神山を彩っていたヒマワリも、お役御免。鍬を使って庭の清掃を行いました。
ラベンダーもしっかり根付いたようです。
こうして実際に庭をいじっていると、植物を通じて自然に対しての意識を持つようになります。
太陽の光や雨で植物は育つ。
当たり前の事ですが、頭の理解ではなく、体感することの重要性を感じました。
秋です。
ryotaro
夏に天神山に滞在していた、石川雷太さん、羅入さんからメールが届きました。
こちらは京都市美術館別館。すごい建物ですね。
9月19日~24日まで開かれたLINK展にお二人が参加し、作品を展示したのですが、
その作品のひとつが、天神山アートスタジオ滞在中に近隣小学校で制作したものなんです。
石川雷太さんと羅入さん。一緒に小学校に通ったのがずっと昔のように思えます。
(通ったのは今年の7月頃です。)
この真ん中の円が、子ども達の手形によって作った作品です。力強いですね。
天神山から京都へ、アーティストが動くことで作品もまた移動します。
ryotaro
アーティスト/Artist
羅入/laju http://kondon.org/laju/
石川雷太/Raita Ishikawa http://erehwon.jpn.org/raita_ishikawa/
ウィーーーーーン!
という音が事務所から響き渡ります。
常連アーティストのドリアン・カヴェさんです。
彼がなにをしているかというと、この貝殻にルーターという機械を使って穴を空けているのです。
しばらくすると、この通り。
彼は前回8月頃に天神山を訪れ、それから1ヶ月かけて道内を自転車で移動していました。
前回の様子⇒ こちらをクリック
道内にある様々な農業共同体のリサーチを行っていたとの事。
(↓の写真にあるオレンジの印がドリアンの移動で、札幌から羅臼⇒稚内⇒札幌を移動しております。)
で、その際に海岸で見つけたきれいな貝殻を大事に持ってきて、
「これでイヤリングを作りたいんだよ」なんて、ロマンティックなことを言うんです。
誰にプレゼントするの?ってきいても、「ヒミツです!(日本語)」って教えてくれません。
まあ、彼女にプレゼントするんでしょうが。
そして、この穴を空けた貝殻をスタッフの知り合いのアクセサリー作家さんにお願いしたところ・・・
こんな素敵なイヤリングが完成。完全に商品のクオリティじゃあないですか。
こんな、一コマでした。 ryotaro
アーティスト/Artist
ドリアン・カヴェ/Dorian Cave https://cn.linkedin.com/in/dorian-cavé-4550b214
こちらはイタリア、フィレンツェ出身の映画監督ダリオ・インブローニョさんです。
彼は第12回札幌国際短編映画祭に参加、オーッサという作品を出展。
こちらが映画のトレイラー。きれいな作品ですね。
そして、早速ですが道新の電子版に載っていましたね。
時差のせいか、なかなか寝付けないようでしたが、時間があるときには小樽に行ったり、
藻岩山に登って見たりと、かなりアクティブに動いていました。
またお土産に日本酒が欲しいとの事で、香りの良い日本酒一本、辛口の酒を一本をお勧めしました。
そんなダリオさんですがなんと「最優秀ノンダイアログ賞」を受賞。
こちらも嬉しいニュースでした。 ryotaro
アーティスト/Artist
ダリオ・インブローニョ/Dario Imbrogno http://nomint.com/dario-imbrogno/
リンク/Link
札幌国際短編映画祭/Sapporo International Short Film Festival and Market
http://sapporoshortfest.jp/17/
天神山文化祭、報告その3です。
9月23日(土)、24日(日)の2日間で行われた文化祭。
このお祭りを通じてイベントを楽しむだけでなく、
天神山周辺地域の文化や歴史に触れてもらいたいという思いがあります。
そういった考えから、様々な企画が生まれており、
今年4年目となる「まち歩き」も2日間にわたり行われました。
その内のひとつがこちら
道新りんご新聞編集長の伴野卓磨さんによる濃密なまち歩きイベント「ブラリンゴ」。
南平岸駅からアンパン道路を渡り、精進川、天神山へと進む1時間半のまちあるき。
平岸地域の情報発信を行っていることもあり、並外れた知識と情報量がある伴野さん。
参加された皆さんも大満足のようでした。
そして、こちらは地域の長老と歩く「うわさんぽ」、平岸に生まれ育った生の経験を聞きながら歩くこの企画。
地域の町内会長さんだからこそ知りえる裏話にみんな驚いておりました。
そしてこちらが、豊平区地域振興課さん企画の「天神山の魅力を語る会」。
天神山を様々な角度から掘り起し、どんな魅力が隠されているのかを探ります。
たまたま平岸地域に引っ越してきたばかりの家族の方も参加していましたが、満足していた様子です。
そして、地元ミュージシャンによる音楽祭。
こちらは昨年に続き参加の親子セッション、Sweet’n sourのお二方。素敵なジャズが天神山に響き渡ります。
その他、いのちがいっぱい(吉本輝明/Vo&G 島田淳子/Key&Rec)さん。
キーボードの島田さんとアンパン娘が知り合いだったことが発覚しいきなりのコラボ!!
北海学園大学Free Formless Jazz Bandのみなさんや、吟遊詩人の三瓶隆さん。
こうして、地域の方々と共に天神山を盛り上げる会「天神山文化祭」も無事終了。
関わって頂いた団体の皆様、来て頂いた皆様に感謝の2日間となりました。
来年はどんなお祭りになるのでしょうか。
さっぽろ天神山アートスタジオ
小林亮太郎
2017年9月23日、24日にまちづくり会「いきいき南平岸」さんとの共同主催で、
第4回天神山文化祭が開催されました。
2014年のさっぽろ天神山アートスタジオ開館から毎年恒例となった文化祭、
オープニングには多くの方々がお集まりくださいました。
この文化祭の魅力は地域の様々な団体・個人の方々が協働してお祭りを生み出していることです。
そのため、オープニングでは各参加団体の方々のご紹介から始まります。
そしてオープニングアクトには天神山に滞在経験のある中村優見さんにご出演いただきました。
忙しい中駆けつけてくれた西田豊平区長から開会の一言を頂きスタートです。
館内ではさっそく、天神山オリエンテーリングの受付が始まっております。
今年度初めて行う試みで、スタジオ内だけでなく緑地内のポイントを巡ります。
様々なコース設定がされており、コースを回ると天神山の歴史や文化、すてきな景色が見える場所など
より深く天神山を知ってもらうことができます。
この他にもたくさんの企画が行われました。
次のブログでご紹介いたします。
天神山に2回目の滞在となるニール・ホールさんです。
彼は眼科専門の外科医として20年以上に渡って開業医として働いていた
異色の経歴を持つ詩人です。
今回の札幌滞在期間中には藤女子大学、北星学園大学、北海学園大学、
で詩の朗読会を行いました。
彼のテーマは黒人差別。
「差別を受けた」という体験がなければ自分事として感じられることは容易ではありませんが、
彼の詩を通じ、ある種の疑似体験として感覚的に伝わるものがあるのだと思います。
また今年9月25日には北海学園大学大森一輝教授の訳による、
詩集「ただ黒人であることの重み」を出版。
じわりじわりと、彼の詩が日本にも浸透しつつあるようです。
天神山にも1冊贈呈していただいたので、お越しの際にはぜひご覧ください。
ryotaro
Art&Breakfast Day
天神山の常連、ボートこと張小船さんです。(画面左)
彼女は今回、SIAFのディレクター大友良英さんのインタビューを行なったり、
自身のプロジェクトの編集等を行いに天神山にやってきました。
ちなみに札幌に来る前は、
ヨーロッパの各地を回ったり対馬のプロジェクトに参加していたりと大忙しのよう。
彼女が普段アーティストとして、
どんな風に生活をして、どんなものを見ているのか、面白かったので展示してもらいました。
展示は本日9月15日(金)から21日(木)までの予定です。
ぜひお越しください。
アーティスト/Artist
張小船(ボート)/Boat ZHANG Xiaochuan
http://www.boatzhang.com/about.html
大友良英/Yoshihide Otomo
http://www.japanimprov.com/yotomo/yotomoj/
リンク/Link
SIAF(札幌国際芸術祭)/Sapporo International Art Festival