カテゴリー:日常一覧
冬、雪に埋もれていた日本庭園。
Japanese garden was buried under the snow.
雪も溶け、造園屋さんが掃除を済ませ開園しました。
The snow melted, the garden designer finished the cleaning and opened it.
水の流れる音と鳥の鳴き声
Sound of water flowing and birds singing.
天神山に通い4年目をむかえ気づいたことがあります。
When I came to Tenjinyama and celebrated my 4th year, I noticed it.
池には亀がいました。遊びの効いたおしゃれな日本庭園です。
There is a turtle in the pond. It is an attractive design.
北海道の春は空が高く、動植物も一斉に動き出します。
In the spring of Hokkaido the sky is high, animals and plants also start to move at once.
天神山には4種類の桜があり、三週間近く楽しめます。
There are four kinds of cherry blossoms in Tenjinyama, and you can enjoy it for nearly three weeks.
今は1本のみ5分咲き。ほかの木の蕾も膨らみつつあります。
Now only one flower blooms for 5 minutes. Buds of other trees are also swelling.
Moe
覚えていますか?2014年に北海道にじゃがいものリサーチのために滞在していたダニエル・ジャコビー(左)です。右は、今回のプロジェクトのパートナー、荒木悠さんです。
4月12日から2週間ちょっと帯広市に滞在して撮影を行い、最後に札幌で複数のデメーテル関係者へのインタビューのため、天神山アートスタジオへ。
麓の回転寿司を堪能する二人。
2014年のダニエル滞在時に実際に彼のリサーチをサポートした植村絵美さん、坂口千秋さん、宇佐見祥子さんからバトンタッチされるようにまた私も天神山アートスタジオとして応援しました。
帯広市役所からの眺め。十勝の山々が広がります。
上の方に緑のスペースが見えます、そこがばんえい競馬場です。2002年にとかち現代アート展デメーテルの主会場になった場所です。
ダニエルは、2014年のじゃがいもリサーチの際、帯広で案内をしてくれた人がたまたま連れて行ってくれたばんえい競馬場と出会ったのです。ばんえい競馬、十勝という場所からそのときインスピレーションを得て、デメーテルという国際展の存在を知り、今回のプロジェクトが始まりました。
競馬場のレースサイトの砂を入れ替える作業を撮影する二人。(左の小さい人間が彼ら)
荒木さんとジャゴビーは今回のプロジェクトのための特別チームです。帯広では十勝で活動されている彫刻家でありサポーターである相原さんに紹介いただいた、個人のアートサポーター松本さんのおたくに滞在してホスピタリティ高い歓迎を受けていたようです。十勝アメージング!!とダニエル談。
当時の国際展主催者のひとつだった十勝毎日新聞社から取材を受けて実現した記事。
今回制作されている作品は、スペインのミロ美術館 での The Way Things Doという展覧会に参加が決まっています。
(展覧会概要)
2017年6月、バルセロナのジョアン・ミロ財団は、キュレーターのマルティナ・ミラを迎え、スイスの アーティストデュオ・フィッシュリ&ヴァイスの代表作《The Way Things Go(邦題:事の次第)》に呼 応する展覧会《The Way Things Do》を開催致します。世界で活躍している新進気鋭の作家4組を招聘す る本展は、近年の哲学理論であるオブジェクト指向存在論(Object-Oriented Ontology)によって示唆さ れているように、オブジェクト自体が私たちの環境において能動的な要素であることを考察するものと なるでしょう。
フィッシュリ&ヴァイスの映像作品の30周年を記念する本展では、彼らの映像作品を投影するのに加 え、当館の4つの展示室でセラフィン・アルヴァレズ(1985年生・スペイン)、セシル・B・エヴァンス (1983年生・アメリカ / ベルギー)による新作コミッションワークと、荒木悠(1985年生・日本)とダ ニエル・ジャコビー(1985年生・ペルー)による協働作品が展示されます。
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10月1日までの長期間の展覧会のようですから、この夏から秋にヨーロッパに行かれる方はぜひ美術館を訪ねてみてください。
ダニエルはオランダを拠点に活動していますが、出身国ペルーでは若い世代のアーティスト代表ですし、荒木さんも国際的に活躍し、昨年の岡山芸術交流 OKAYAMA ART SUMMIT2016に参加し、よい評価をしっかりと受けた、大注目の二人です。(勝毎紙上では、年齢36歳となっていますが、ほんとはまだ31歳。)
今回の作品の上映や、新しいプロジェクトを、これからもなにかいっしょにやりたいですね!
ご協力いただいた十勝のみなさん!たいへんお世話になりました!!
(アーティスト・プロフィール)
ダニエル・ジャコビー | Daniel Jacoby 1985年リマ生まれの美術家・映像作家。現在アムステルダム在住。 バルセロナ大学卒業後、フランクフルトの名門国立造形美術大学シュテーデルシューレ・フランクフルト で教育を受ける。映像作品はこれまで25FPS(ザグレブ)、Bienal de la Imagen en Movimiento(ブエノ ス・アイレス)、MIEFF(モスクワ)、 Go Short(ナイメーヘン)、 Sheffield Fringe(シェフィール ド)、Videobrasil(サンパウロ)とLes Rencontres Internationales(パリ)といった数々の国際映画祭で 上映されている 。 2016年『Jagata』がリマ国際インディペンデント映画祭(ペルー)の国内コンペティ ション部門で最優秀作品賞を受賞。近年の展覧会はCRAC Alsace(アルトキルシュ、フランス)、EYE Film Institute(アムステルダム)、バンフ・センター(アルバータ、カナダ)、Kunsthal Chalottenborg (コペンハーゲン)、パレ・ド・トーキョー(パリ)、Kunstverein Harburger Bahnhof(ハンブル グ)、1646(デン・ハーグ)、Trafó(ブダペスト)、第11回クエンカ・ビエンナーレ(エクアドル)な どで発表。 これまで参加した主なレジデンス・プログラムにデルフィナ財団(ロンドン)、ヤン・ファ ン・エイク・アカデミー(マーストリヒト)、Casino Luxembourg(ルクセンブルグ)、トーキョーワン ダーサイト(東京)など多数。
荒木 悠 | Yu Araki
1985年山形市生まれの美術家・映像作家。現在東京都在住。 2007年にセントルイス・ワシントン大学卒業後、2010年東京藝術大学大学院映像研究科で修士号を取 得。映像作品はこれまで第59回BFIロンドン映画祭(ロンドン)、テート・モダン(ロンドン)、Move on Asia(ソウル)、BAC!(バルセロナ)、第56回オーバーハウゼン国際短編映画祭(オーバーハウゼ ン)、Streaming Festival(デン・ハーグ)、DOTMOVフェスティバル(札幌)、up-and-coming映画祭 (ハノーファー)、Spark Video(カナダ)、第29回モスクワ国際映画祭(モスクワ)、セントルイス国 際映画祭(セントルイス)といった数々の国際映画祭で上映されている 。近年の主な展覧会に、「クロ ニクル、クロニクル!」(CCO、大阪)、「岡山芸術交流2016:開発」(岡山)、「New Artist Picks 荒木悠展:複製神殿」(横浜美術館)、「Anthropographes」(ベナキ美術館、アテネ)などがある。こ れまで参加した主なレジデンス・プログラムにSNEHTA(アテネ)、タシタ・ディーン ワークショップ (サンタンデール)、トーキョーワンダーサイト(東京)など多数。
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おまけ画像。帯広での荒木さんとダニエルのプチ歓迎会のパエリア。美味しかったです!MO
今日は暖かいですね。 It is warm today.
天神山の桜も準備万端ですよ。 Sakura(Cherry blossomes) will come out soon in Tenjinyama.
天神山の桜は5月~6月が見どころです。ぜひ遊びに来て下さい。
Sakura blossomes are in their full bloom around May in Tenjinyama.
そして、滞在者のマンホンも自転車で散歩して来たようです。
Resident -Manhong took a bicycle and went to the park.
春ですな。 It’s spring.
Ryotaro
4月20日 天神日記 展示と図書カード
170420 Tenjin diary “Exhibition and Library card”
李さんの展示も、半分が終了。4月の23日までだから、ぜひ見に来て下さい。
LEE’s exhibition ends on the 23rd. Please come to see it.
水彩の作品もいくつかあって、「水彩って難しいよね」って話しかけると、
「難しいのはテーマで、技術ではないですよ。」とのこと。
自分も絵を描くことがあるけれど、テーマが難しいって考えたことなかったので
なんか印象に残りました。
When I told her “Watercolor is difficult”,
LEE said “It’s the theme , not technology”
I also draw a picture, but I never thought that the theme was difficult.
Her words were impressive to me.
あと、追加の映像作品がございます。
台湾は注音(チュウイン)符号という(別名-ボポモフォ というかわいい名前!)、
ひらがなみたいなものがあって、
それを使ってパソコンなんかでは文字を打っているのです。
面白い(めずらしい)ので、詩をタイプしている所をビデオで紹介しています。
こちらもどうぞ。
Also, there are additional video works.
There are Zhuyin fuhao(Bopomofo) is a system of phonetic notation
for the transcription of spoken Chinese in Taiwan.
This video works introduce to type poetry in Bopomofo.
あと、こちらはリッキー。 And about Ricky.
何をしているかというと、図書館でカードを作っているところ。
「リッキー・ドーンボス」と、初めての日本語で自分の名前を書いています。
He is making library card. It’s first time to write his name in Japanese.
オランダでは貸出券作るのにお金がかかるそうで、
「お金かからないよ」、というと驚いて(喜んで)いました。
He’s pleased (surprised) that it will not cost money to make library card.
札幌市の図書システムは
ネットで検索・ネットで取り寄せ(近隣区民センター・地区センター)が可能なので、とても便利。
英語対応もしているので、天神山メンバーにもどんどん使ってもらいたいところです。
The library system in Sapporo is very convenient.
You can order the book by web.
下の写真をご覧ください。 Please see the picture below.
これは豊平区の新しいガイドブック。 This is a new guide book of Toyohira Ward.
よく見ると、左にあるのアートスタジオじゃないですか!
Look carefully, On the left side is Art Studio!
天神山が豊平区の主な見どころとして認定されております。ありがたや!
Tenjinyama Art Studio became one of the main attractions in Toyohira Ward.
小林/Kobayashi
天神山の魅力を知っていますか?
Do you know about the charm of Tenjinyama?
それは、自然。
It’s nature.
その自然の真ん中にアートスタジオ。
There is Art Studio in the middle of nature.
遊びに来てくれた女の子グループが、キャッキャと描いてくれたようです。
The girls are drawing on the blackboard.
子ども達の声が響き渡る、そんな一日でした。
It was such a day when the cheerful voice of children echoes in the hall.
天神山には色々な滞在者がいます。
So many people come to Tenjinyama.
その内の一人、カイヤンさんはとても活動的です。
Kyan,one of the residents is very active.
冬山に上りに行ったり。
She went to winter mountain.
他の滞在者のコンサートに顔を出したり。
And She went to the concert of other residents.
(写真左-Antti Virtaranta/Finland, 中央-奥田梨恵子、右-Jaka Berger/Slovenia )
札幌Coo HP http://www.sapporo-coo.com/
今度は、喜茂別岳にノルディク・スキーしに行くんですって!
Then she was invited to go on a nordic ski trip of Kimobetsudake!!
国際公募AIRプログラムが始まり、繁忙期を迎えた天神山アートスタジオ。イベントやプログラムキーワードに沿った活動スケジュールがぎっしりです。
本日は北海道の歴史や暮らしぶりが見られる北海道博物館、さっぽろ雪像彫刻展が開催中の本郷新記念札幌彫刻美術館、最後に大倉山ジャンプ競技場へ行ってきました。
参加者は国際公募招聘アーティストのお二人Jeff Downer, 福永敦さん
天神山滞在中のTom Blake, S-AIR Exchange Programme 2016 冬期の招聘アーティストのヨンチアと奥様でキュレーターのミンワ。そしてスタッフの合計8名。
天神山アートスタジオ御一行様(?)として半日ツアーのはじまりはじまり。
最初に向かったのは北海道博物館(厚別区)
熱心に質問をする福永 敦さん
今年度の天神山国際公募AIRプログラムのキーワードは「冬・雪・北方圏」ですが、北海道博物館の展示テーマはまさにこの3つの言葉。
展示からアイヌ文化、北海道の歴史と現在の姿、北方圏の自然と人との関わりを感じることができました。
<おまけ>
昼食のためだけに立ち寄った北海道開拓の村(厚別区)のかまくらで仲良く座るヨンチアとミンワ。次は札幌を横断して中央区の本郷新記念札幌彫刻美術館へ。
市内の造形作家や彫刻家、美術を学ぶ学生が彫刻を制作して公開しているさっぽろ雪像彫刻展2017は1/22まで開催中です。
最後は彫刻展からほど近い大倉山ジャンブ競技場へ
国際大会の準備で、残念ながらリフトで上に上がることはできませんでしたが、大倉山から眼下に広がる美しい札幌の景色をたのしむことができました。
YZ
Now that our “Open Call” AIR (Artist In Residence) project starts, the busiest season has begun for Tenjinyama Art Studio. We have a full schedule of events and activities for the invited artists while the other regular artists keep coming.
Jeff Downer,Atsushi Fukunaga(these two are the invited artists),Tom Blake, Chang Yoong Chia, Ming Wah and staff went to three places below today.
:Hokkaido Museum, Hongo Shin Memorial Museum of Sculpture Sapporo,
Okurayama Ski Jump Stadium.
At first, we went to the Hokkaido Museum.The Hokkaido Museum has exactly the same theme as our project key words, “Winter, Snow and Subarctic.”
The exhibited objects at Hokkaido Museum show us Ainu culture, the history of Hokkaido, and the life of past and present Hokkaido very well.
Next we went to Hongo Shin Memorial Museum of Sculpture Sapporo.
They are holding a snow sculpture exhibition until the 21st of Jan.
Those snow sculptures are made by sculptors, artists, and students in Sapporo.
Finally, we went to Okurayama Ski Jump Stadium.
Due to an international competition coming soon, we were not allowed to go to the top of the ski jump, but we enjoyed a great view of winter Sapporo from the bottom of the hill.
YZ
季節柄、何かとカレンダーをもらうこのごろですが、先日滞在していた菅さんからいただいたのは、巷にあふれるただのカレンダーではございません。菅さんが展示のために制作された手刷りのカレンダーを譲っていただきました。御歳74となるミック•ジャガーに「全員後輩」の文字が微笑ましいですね。
Recently I got some calendars, because new year. This one that a past resident Suga san gave us is not just a normal one. This is hand printed and what he exhibited in his exhibition. It was charming to put a word “Everybody’s younger” by Mick Jaguar whose age turns 74.
taiga.