カテゴリー:日常一覧
今日もお花見客で賑わった天神山。
滞在アーティストDeniseの1日限りの滞在成果展示&アーティストトーク「やばいProject」が開催されました。
なにやら落書きがされたような大量の紙…皆さんもどこかで一度は見たことがある、書いたことがあるものたちです…
そう、実はDeniseが札幌中心部の文具店などで集めてきた、ペンの試し書き用の紙だったのです。
その試し書きの紙が、抽象画や現代アートのような作品に見えたことから着想を得た作品を展示。
試し書きに刺繍をして布で額縁をつけたものや、来場者にキャンバスの上に試し書きをしてもらうものなど、数種類の作品シリーズが並びました。日本人にとっては殆ど当たり前の存在ですが、ペンの書き味を見るために人が何気なく作った痕跡を、作品という形態に落とし込もうとしたり、試し書きの支持体を美術の伝統的な支持体のひとつであるキャンパスにしてしまうという発想は、まさに試し書きが作品に見えたという彼女ならではの視点です。
ちなみに、”やばい”は彼女が日本に来たばかりの時に覚えた言葉で、面白くてちょっと気持ち悪く感じていたことから、今回のプロジェクトのタイトルにしたそう。
英語で言うとなんていうの?と質問してみたら、「完全に一致する言葉はないけれど、No Way!が近いわね」とのことでした。
Today, we held Denise Kehoe solo exhibition and her artist talk “YABAI Project”.
On a part of wall in the exhibition room, there were lots of pieces of paper drawn scribbles on, which anyone has seen somewhere in Japan…
Actually they were the paper for customers to test pens in stationery shops, gathered by her going around in the center of Sapporo.
Additionally, there were other works which she created, being inspired by the papers as she caught them as abstract paintings or contemporary art works; for instance, ones are pieces of the papers with stitches going on drawings and fabrics as frames, and others are interactive, canvases for visitors to test pens.
Though the papers are familiar to Japanese, the ways and perspectives to create those works are unique to her capturing the papers as materials for the art.
By the way, “YABAI” is the word she learned in the early time of her stay in Japan, which is interesting and weird for her, so she named the title of this exhibition “YABAI project”.
According to her, “No way!” has similar meaning to “YABAI”, though there isn’t the word completely meaning ” YABAI” in English.
Akiko
先日の雪は何だったんでしょうか。
札幌って、5月になっても冬の雰囲気が抜けませんよね。
さて、桜が咲き今日も色々な方々が天神山に遊びに来ていましたよ。
昼の天神山もいいんですが、夕暮れ時間も中々いいんですよ。
山の上なので、中庭の方から町が見下ろせてきれいなんです。
ぜひ、天神山にお越しの際にはこの景色もご覧ください。
サクラバージョンの看板、これはまだ五分咲きです。
サクラの状況によってこの看板も変化してゆきますよ!
先日、ビバリーの誕生日と、ドリアン、ナディーヌのフェアウェルパーティーの3本立ての晩餐をひらきました。
ドリアンはフランス出身の文筆家で日本語猛勉強中、ナディーヌはオクスフォードの日本史研究者、そして物理学者と文学の2人は日本は9回目。日本びいきのインテリゲンチャが卓を囲みました。そこでは例えばこんな会話 in English。
「味噌って、昔は各家庭で使ったりしていて、手前味噌って言うけど。その家その家に特有の酵素があって、オリジナルの味になるんだよ」
「酵素?本当?酵素が味噌をつくるの?」
「いや、酵素じゃないわ。菌でしょう?菌よ。でも豆腐はにがり(Nigari)からよね。でもにがりって何なのかしら。海水から作るから、塩化マグネシウムかしら?
「そうね、それで+と-の電荷をにがりが調整するから豆腐が凝固するんだわ。」
文化は拡散する…日本の文化を伝えて行くのは我々日本人ではなく彼らのような人々なのだろうか…そんな感慨に浸った夜更けでした。
taiga.
We had a party for Beverly’s birthday and farewell to Drian and Nadine.
Drian is a play writer originally came from France, and studying Japanese very hard. Nadine is a researcher of Japanese history from Oxford. Literature Beverly and physicist Andreas are ninth time of Japan. A lot of intelligent who into Japan met up around the table.
They spoke like this,
“In old days, we were making our own original miso in each family, so called TEMAE MISO. Each home have each characterized enzyme, then they can make original taste miso from it.”
“Enzyme? Really can enzyme make miso be fermented?”
“No, enzyme can not. Isn’t it bacterias, is it? It is. Meanwhile, what tofu be made is NIGARI right? Do you know what NIGARI actually is? For it is from the sea, is it magnesium chloride?”
“Yeah, it adjusts positive charge and negative charge, then TOFU can be solidified.”
The culture must be diffusing… It’s not too much to say that such like people will carry Japanese culture instead of we Japanese. I was considering in the midnight.
taiga.
こちら、天神山緑地。
桜が咲きました。
毎年見てますが、桜が咲くとうれしいものです。
日本庭園の池にも水が入りました。
外も暖かくなり、
多くの方々が天神山アートスタジオを訪れております。
ぜひみなさんもお越しください。
天神山の桜も少しづつ開花してきた今日この頃。
昨日天神山に到着したアーティスト、チャーミンさんとパートナーのヴァンサンさんがアートスタジオの展示スペースで何やら準備中です。
実は、明日3月24日から彼女の展覧会が始まるのです。。。!
今回は記憶にまつわる作品で構成される展示です。昨年彼女が滞在した時に製作していたような大きな紙の船の作品も登場。
来週土曜日までの開催なので、ぜひお越しくださいね。
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「Memory Manbo」
会期:2016年4月24日(日)~4月30日(土)
時間:9:00~21:00
会場:さっぽろ天神山アートスタジオ 展示スペース (札幌市豊平区平岸2条17丁目1番80号 天神山緑地内) 観覧料:無料
休館日:4月25日(月)
アクセス:施設の駐車場はありません。公共交通機関か近隣の有料駐車場をお使いください。
《展示アーティスト》 Chia-Min HUANG/チャーミン・ファン
展覧会詳細
https://beigejackal76.sakura.ne.jp/event-item/2016/04/6540/
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Chia-Min, an Artist from France had arrived at Tenjinayama yesterday, started to install her art works in the gallery space with her partner for her solo exhibition “Memory Manbo”.
The exhibition is from the 23rd to the 30th except the 25th, please come to Tenjinyama!
https://beigejackal76.sakura.ne.jp/event-item/2016/04/6540/
Akiko
事務所にいると色々な方が訪れます。
今日は「すみませーん、あの黒板って絵を描いてもいいですか?」とのこと。
どうぞー、とチョークを渡したところ・・・
なんかすごい描いてる!!
子どももそうだけど、お母さんの画力が凄い。
たまたま居合わせた別の親子さんと仲良く絵を描いていました。
こんな一日です。
だいぶ暖かくなって、訪れる人も多くなりました。
天神山にもやっと春がやってきました。
そして春は別れの季節でもあります。
長く滞在していたドリアン・カヴェ(Drian Cave)が遂に天神山を去って行きました。
ライターの彼はこれから京都にいきリサーチ、そして北京に帰ります。
リサーチ先のレポートをしてくれるとこのこと。今から楽しみです。
スタッフRyotaroとMoeそしてまだ居るアーティストBoatと写真をとってお別れ。
次北海道にくるときは道内を自転車で巡りたいそうです。
またねドリアン!! 麺類の食べ過ぎに注意してね!
そしてJRの広報誌『ジパング倶楽部』より冊子が届きました。
特集「日本のアート、最前線」
天神山アートスタジオを掲載して頂きました!ありがたや〜。
モエレ沼公園も掲載されています。
暖かい季節、お出かけの季節。
全国の美術館、展覧会の情報をお求めの方は是非ジパング倶楽部5月号を見てみて下さい。
天神山アートスタジオでも読めますよ。
moe
先日、天神山アートスタジオに訪れたNadine(ナディーヌ)さんから頼みごとをされました。
1930年代に日本語で書かれた手紙を訳してもらいたい、とのこと。
彼女は日本語ペラペラなのですが、
さすがに30年代に筆記体で書かれた日本語は読めません。
それを、現代の日本語に直してもらいたいということです。
しかしながら、さすがに日本人でも昭和後期に生まれた僕には難しい・・・
ということで、お願いしたのが天神山ボランティアの川島さん。
今年77歳を迎える、彼ならば読めるのでは!?
という期待と共に、お願いしてみたところ・・・
「んー、できるかどうかわからんけど、やってみるかい?」
と、快諾してくれました。
年の功とはさすが、順調に読み解いてゆきます。
分からないところも時々出てきますが、80%~90%読み解けました、素晴らしい!
こんな感じで、滞在アーティストのお願いをきっかけに、
ボランティアの協力を得たり、時に思いもしないような力を引き出したり、
しているんですね。
イギリスはオクスフォード大学から歴史博士のNadine(ナディーヌ)が訪れています。出身はベルギー。80年代に一度函館を訪れた事があるとのこと。
滞在は21日までと長くはありませんが、リサーチを目的に北海道大学のアイヌ研究者と会う事が決まっているそうです。
天神山アートスタジオはかつて、国際的な学術研究者向けの施設として「天神山国際ハウス」として運営されていました。ナディーヌのような研究者が訪れると、当時はどんなであったろうかと思いが馳せられます。
taiga.
Nadine is a Doctor of history from Oxford University in England. She is originally from Belgium. Once she has been to Hakodate in 80’s apparently.
Her visiting schedule is not so long, until 4/21. And she already planned to meet with a researcher of Ainu in Hokkaido University.
Before Tenjinyama Art Studio was different place and was for foreign researchers and doctors. Nadine made me imagined how here was in those days.
taiga.