カテゴリー:日常一覧
風が吹きと白い氷の礫(つぶて)が降る天神山です。
昨晩より強風と雷が鳴り響いていた札幌ですが、朝から霰(あられ)が降り始め、鮮やかな色に染まった落ち葉に白い部分がちらほらと見えていました。
初めての雪?に興奮するオーストラリアから来たばかりアーティスト、
落ちた紅い紅葉を手に とっても綺麗な葉が沢山あるわ! と目を輝かせる台湾のチャーミン、
今年初の雪?に外に飛び出して浴びる天神山スタッフたち。
天気は悪いけれどソワソワウキウキした空気の天神山スタジオでした。
そんな今日のスナップ写真をご紹介します。
朝9時頃、霰と風が一旦落ち着き日差しが差し込んだ時間、秋ですね。その2時間後…
霰なのか雪なのか…緑の芝生が真っ白になりました。今年初の冬景色です。
そんな雪を見てはしゃぐ人。
滞在中のジェシー・リー・パーカー (JESSE LEE PARKER)さん。
中国本土のタオの聖山で学び持ち帰ってきたというタオヨガのポーズなのでしょうか…?
紅葉と雪、今しか見れないコラボレーション。
明日には溶け秋の風景に戻るだろうけれど、冬の訪れを感じずには居られない寒ーーい一日でした。
皆さんお体に気をつけて下さいね。
moe
こんにちは!
ただいま天神山では、紅葉のシーズンに入りつつあります。
色づく前の緑の木と赤い木のコントラストがとても綺麗です〜
また、先に行われた天神山文化祭に合わせてアートスタジオ内に展示されているアートプレートですが、こちらは10/25(日)まで開催中です。
東山小学校、平岸小学校、平岸高台小学校、平岸西小学校など近隣の小学校や施設で作られたアート作品を写真でまとめたものとなっておりますので、ご来館の際はぜひご覧ください。
そして、今週末の18日(日)は、10月の第3日曜日ということで滞在者と交流できる朝食会「Art&Breakfast」が朝10時よりあります。
一品持ち寄り制となっているので、どんなお料理が並ぶのかスタッフも毎回楽しみにしています!
そのほか、滞在者の活動なども行われていることもありますので、
ちょっとした休憩場所としてなど、ぜひぜひご利用くださいませ!
s
天神山文化祭情報その3です。
こちらは、天神山文化祭を一緒に盛り上げてくれている、
まちづくり会「いきいき南平岸」のメンバー。
今日は、11日~25日まで天神山で展示される「アートプレート」の準備です。
アートプレートは近隣小学校や施設から約200点のアート作品をA5サイズの写真にまとめたもので、
昨年に引き続き今年も文化祭を彩ってくれることになりました。
ひとつひとつ、丁寧に作品を枠に入れてゆきます。
地域の方の地道な努力が、このお祭りを支えてくれているのです。
感謝感謝。
天神山文化祭情報その2です。
10月12日(祝)15時~18時に行われる天神山芸能祭に
エントリーした4人組のガールズバンド。
「Famisty」です。
札幌大谷高校で7月15日に結成されたのです。
ボーカルの佐藤さん、ギターの古瀬さん、ベースの山口さん、ドラムの高野さん、
高校1年生です。
意気込みを聞いたところ、
「 バンド結成の初ライブで初心者バンドですが、
頑張って練習してきたので頑張りたいです*\(^o^)/*
よろしくお願いします(^_^)」
いいっすね。ぜひ見に来て下さい!
10月3日より天神山に滞在中の千葉麻十佳さんの展示が始まりました。
タイトルは「光を敷写(しきうつし)する」です。
パッと見、「太陽を激写する」という風に見えて、すごいタイトル付けるな!
とテンションが上がりましたが、敷写でした。
あと、「太陽」だと思っていたら、「光」でした。
太陽激写したら目がつぶれますよね。
千葉さんがいる時にはいろいろとお話も聞けそうです。
8日の2時まで展示しております。ぜひ遊びに来て下さい。
10月11日、12日に行われる天神山文化祭で、
音楽ワークショップを担当してくれる山川麻里子さんが来てくれました。
山川さんは音楽療法士・笑いヨガインストラクターの肩書を持つ、南平岸の住民。
「天神山でやりたいことがあるんですよ」と、事務所に寄ってくれたことから天神山文化祭への参加が決定。
10月11日は10時30分~11時15分の間ワークショップとして、童謡・唱歌・懐かしの歌謡曲を皆で歌いましょう!
また、本日はピアノのチェックを兼ねてお友達を連れて遊びに来てくれました。
こんな感じで、月に1回歌の会があれば楽しそうですね。
あと、こんなイベントもあるそうです。
天神山アートスタジオに入ってすぐ左側の景色です。
天神山文化祭のチラシまみれ。
10月11日、12日は天神山文化祭。
ぜひ遊びに来て下さい。
美味しいアップルパイが先着でもらえますよ。
こちらは入り口正面チラシスペース。
日本各地の色々なチラシが集まってきます。
今日はその中のひとつを紹介。
天神山スタジオに滞在した作家さんから、こんな風に手紙と共に連絡が来ます。
天神山に滞在してくれたアーティストはみな家族のように思っているので、
チラシを経由して活躍を知るとうれしくなりますね。
卒業生(?)たちはみんな、一生懸命頑張っているんだなぁ、
という気持ちと共に、また来てほしいとも思うのです。
アーティスト 野原真理恵
ウェブサイト http://www.marienohara.info/
インタビュー/撮影:s
(2015/7/11 さっぽろ天神山アートスタジオにて)
———–もともと、さっぽろ天神山アートスタジオを知ったきっかけはなんですか?
去年の9月に熊本で個展をやってそれからずっと色々なところを旅していました。今年の3月に北海道に初めて来て、そのときに函館と札幌の印象がとてもよくて、また来たいなと思っていたんです。
色々調べていたらこのスタジオを見つけて、すぐに申し込みをしました。
———-さっぽろ天神山アートスタジオを利用した感想などを教えてください。
生活していくためにお金のことと作品のことを両方考えていかなくちゃいけないけれど、ここでは作品のことだけを考える時間として利用できました。
滞在していた約3ヶ月間は、じっくり美術史について学んだり考えたりできたと思います。実は今まで美術史について学んだことがほとんど無くて、歴史を知らないがゆえに根拠のない不安みたいなものがあったんですけど、学んでいくうちに過去には精神性が強くて内側に向かった作品もたくさんあることを知り、その歴史のなかで自分の位置を考えられたのはよかったです。
———-篠塚さんは、普段どのような作品を作っているんですか?
2005年から平面作品を作っていますが、それまではずっと10年近くインスタレーション作品(※1)を作っていました。そのときは空間に錯覚を起こすような作品を作っていたんですが、30歳を過ぎた頃に平面作品を作りたくなって、制作し始めました。
———-ペインティングといっても元々は日本画を描いていたとのことですが、どうしてインスタレーションでの作品を?
学生時代は日本画の伝統的な絵画形態と体制に対する疑問があって窮屈だったんですが、銀座のギャラリーや各地の美術館の展示を観ているうちに現代アートに興味を持ち始めて、作品に写真を使い始めたりしているうちにインスタレーションという表現になっていきました。
———-今はペインティングをされていますが、インスタレーションの制作はお休み中なのですか?
今は、インスタレーションはお休み中ですね。というより、永遠に封印中ですね。(笑)
———-申請書には、山や自然についてのリサーチと伺っていたのですが、実際に滞在されていた間はずっと山などへ行かれていたのですか?
そうですね。藻岩山は十数回登りましたが、山などだけではなくて街中も良く行ってました。街も『自然』だと思っているところがあるので、人間がつくった『自然』を通して、山を見る、といったような。ぼくは街に住んでいるのでその見方が一番良いのかなと思っています。
———-なるほど。山にはなにかエピソードはあるのですか?
十数年前韓国に行ったときに、韓国の山と九州の山は丸っこくて似ている印象なんですが、九州は湿度が高いけど韓国は乾燥しているからか、形は似ているのに印象が違って見えたんです。
似たようなものを見ているのに、間に湿度とかフィルターのようなものが挟まると違って見えるんだったら、じゃあ「イメージってなんだろう?」みたいな疑問が湧いてきて。じゃあそのフィルターを取り払った直接的なイメージはみんなの共有財産でいいんじゃないかと思うようになりました。作品としては具象と抽象の両方を要素を持っているんですが、その間のフィルターを取り払い、イメージを直接伝えるようなことを作品の中で成立させたいと思っています。
———-篠塚さんの作品はずっと自然を?
そうですね。自分が生まれ育った熊本や阿蘇の火山や緑の影響が強いです。すこし話は脱線するんですが、2012年からドイツで一年間暮らしていたときに色んなアーティストに出会ったんですが、彼らは自分の生まれた土地で暮らすことや、その土地に対する思いを強く持っていて、ぼくも自分が生まれた熊本に戻って制作しようと思い日本に帰ってきました。私も生まれた土地の自然の影響が強かったですから。まあ、お金が無くなったのも一番の理由ですが(笑) ただ熊本の自然を身近に感じながら生活していると、日本にも色んな土地があるわけだから、広い意味で生まれた土地にこだわるのだったら熊本じゃなくてもいいのかなと考えるようになりました。それからあちこちの場所を旅しています。
———–その流れで札幌へ来たのですか?
はい。札幌は程よい広さでいいですね。熊本だと街中を3回往復したら「昨日、お前あそこでなんばしよったと?」って言われてしまうくらいコンパクトなので。(笑)
行った土地で感じたものを感覚的にストックしながら自然と作品に反映されることが理想です。特に何を見ようとか、何を感じようとかは決めずに自分に残るものだけを大切にしています。
———-では、そのときは特別スケッチなどはせずに、まず情報などを自分の体に溜め込んで、後日改めてアウトプットするような感じでしょうか?
そうですね。滞在中は簡単なドローイングをしていました。ただ、そういったドローイングは全て捨ててしまうんです。以前は保存していたのですけど、数年前から、手元に残らないほうがいいんじゃないかと思ってそうしています。
———-今回は実際にドローイングなどを拝見できず残念です、、、では、ドローイングはあくまで本番にむけてのトレーニング的な意味で?
はい、僕がやっているのはそういったものです。今回の滞在ではその他にキャンバス下地の実験をしていました。
———-今回の滞在を元に制作された作品は今後どこかで発表される予定はありますか?
残念ながら発表は札幌ではなく東京なのですが、2016年2月からANDO GALLERYで個展を開催するので、そこで発表したいと考えています。
———–どのように北海道の山々が描かれるのか楽しみですね!機会があればぜひ札幌でも展示していただきたいです。
※1…インスタレーション
1970年代以降一般化した、絵画・彫刻・映像・写真などと並ぶ現代美術における表現手法・ジャンルの一つ。
こんにちわ!
2015年夏、アートスタジオ内は数多くの滞在者で賑わっています。
ほぼ毎日誰かが帰ってはすぐに新しい人が入ってくるような感じです。
現在、アートスタジオの展示スペースでは、18日から滞在中の石原陽子さんによるドローイングの公開制作を行っています。
日中、展示スペースのライトが点灯していないときは公開制作を行っていないのですが、ドローイング自体は壁に掲示してありますのでご自由にご覧下さい。
色の濃淡によって2次元ながら奥行きを感じるようなものになっているので、何かの運動の軌跡のようにも見えます!
また、昨日からの滞在されている磯崎道佳さんは、今週末の8/22,23に当別町で開催する「むこうの伊達さん 牛鬼マキオパレードin当別」に向けての準備をしていました。
送風機を使ってなにやら大きいものを膨らませている様子。
たまたまスタジオに遊びにきていた小学生も、巨大な黒いものに気づき、中を覗いたり周りを走ったりと大はしゃぎしていました。
この「牛鬼マキオパレードin当別」について、開催日時を教えていただきました。
=======================================
◎牛鬼マキオパレードin当別①
日時:2015年8月22日(土) 13:00〜14:00(変更あり)
会場:「さん・産・フェスタ2015」内 当別町駅前通り
◎牛鬼マキオパレードin当別②
日時:2015年8月23日(日) 11:30〜12:00(変更あり)
会場:「当別町子ども会育成連合会大運動会」内
当別町立当別小学校グラウンド
<問い合わせ>
むこうの伊達さん北海道実行委員会
TEL 090-4313-8466 (担当:漆)
=======================================
参加無料&自由参加ということなので、ご興味のある方はぜひ!
天神山アートスタジオは、滞在者によっていきなり何かが始まったり起こったりするので、来館したときに思わぬ出会いがあるかもしれません。
スタッフも色々な出会いや出来事に驚きながらの毎日です。
s
じめじめした日が続いてますね。天神山です。
昨日の出来事を一つ。
アートスタジオ家庭菜園のピーマンが青く大きく育ち収穫です。
新鮮野菜は新鮮なうちに頂くのが礼儀というもの。
ということで清掃のおばちゃんのナベシマさんが作ってきてくれた豚ひき肉であんでピーマンの肉詰めにしました。
じゃじゃん。
スタッフ3人でペロリと食べましたとさ。
moe