カテゴリー:イベント一覧
去る7月、講師/アーティストに関川航平さんをお迎えして開催された天神山アートキャンプ2018。
https://beigejackal76.sakura.ne.jp/ct-event/18814/
ついにその記録映像ができあがりましたので、YouTubeにアップロードいたしました。
ぜひご高覧くださいませ。
山田
アーティスト/Artist
関川航平 / Kohei Sekigawa http://ksekigawa0528.wixsite.com/sekigawa-works
こちらは日本中で大活用(多分)されている「てるてる修造」です。
毎年、彼のお世話になっている気がしますが、効果は驚くほど。
この日も、1週間の内この土曜日だけ雨模様になっていて、なんだこりゃ?
と思っていたのですが、修造さまにお願いしたところ、奇跡の晴れ。すごいですね。
てるてる坊主時代の終焉を見たような気がします。これからはてるてる修造ですね。
さて、どうでもいい話はさておき、文化祭の報告です。
人で溢れかえる、天神山アートスタジオ内。
いきいき南平岸メンバーの藤原さんが、マイクでキレッキレのライブパフォーマンス。
ではなくて、岡田明彦さんのろうけつ染めワークショップの紹介を行います。
天神山に滞在の岡田さん、簡単ロウケツ染め体験としてワークショップを開催。
募集人数を少し超えるぐらいの参加がありました。みんな楽しそうで何よりです。
そして、ホールでは生物環境写真家の菊池さんによる天神山で見られる鳥の話。
菊池さんはご近所さんで、早朝天神山緑地にやってきて鳥の写真を撮影しています。
そんなことから、たまたまお知り合いになり今回の文化祭での出演を依頼。
菊池さんが緑地内で撮影した写真を織り交ぜながら、鳥の生態についてお話をしていただきました。
おかげ様で大好評!
そしてその次は、皆さんお待ちかねのJAZZ LIVE。
毎年恒例になったこちらのJAZZ LIVEのオープニングは北海学園大学のジャズ研メンバー2組。
素敵なジャズをお見舞いしてくれました。
そして、トリはこちら。
毎年、ご参加いただいている徳間さん親子にによるグループWihz+のみなさん。
ハイレベルな演奏と、馴染みのある曲目、魅力的な歌声で観客を魅了してくださいました。
1日でこんなたっぷりの内容にお客さんも満足していただけたのではないでしょうか。
と、隣の展示スペースを見るとなぜかシロクマが!! このシロクマちょいちょい文化祭に出るんですよね。
ショーン&クレアのワークショップに参加し、凧の絵を描いていました。
そして、彼らのワークショップも無事完成。
参加者の願いが詰まった、大凧ワークショップ。素敵な展示になっていましたよ。
今年も、多くの参加者が訪れ大成功となった天神山文化祭2018. また来年にご期待ください。
小林
アーティスト/Artist
岡田明彦 / Akihiko Okada http://rousome.com/
ショーン・コーデイロ & クレア・ヒーリー/ Sean Cordeiro&Claire Healy
ワークショップ情報 https://beigejackal76.sakura.ne.jp/event-item/2018/09/19146/
リンク / Link
てるてる修造 https://matome.naver.jp/odai/2143183623916150701
天神山文化祭 / Tenjinyama Festival
第2回2015年 その1
前回に引き続き、先月9月22日(土)に行われた天神山文化祭のご報告です。
こんな感じで、今年は1日の中にワークショップとイベントをぎっしり並べてみました。
入り口横の黒板には館内のお知らせ。どこでどんな活動が行われているのか一目瞭然です。
そして、緑地内にはこれまた毎年恒例の「アートプレート」が展示されています。
近隣小学校の平岸、平岸西、東山、平岸高台小学校から集まった140枚のアートプレートが並びます。
そうこうしている間に、桂三段さんの落語が始まったようです。
桂さんはご存じ桂三枝さん(現、六代桂文枝)のお弟子さん、もともと歯科技工士をやっていたとの事。
それはさておき、プロの話芸で会場を沸かしてくれます。さすがですね。
落語が終わると、ほんの少し休憩時間。
のんびり喫茶「天神山」では地元のお店から仕入れた温かいスープやコーヒー、パン等を提供。
そして、何より忙しいのは今回の文化祭の目玉の一つ「アップルパイ」の無料配布。
天神山、といえば昔リンゴ畑が一面に広がる場所でした。
そういった経緯から、リンゴをアピールする一環でこのアップルパイ配布も始まったのです。
集客効果抜群で、150個のアップルパイがあっという間になくなってしまいました。
この、アップルパイ配布の際に洒落た仕掛けが一つ。
いつも天神山に散歩に来てピアノを弾いている地域の方が、素敵なBGMとして場を和ませてくれました。
公共の場にピアノ、が最近巷でも流行ってきているのですが、
天神山では昔からフリーピアノ&卓球を開放しており、地域の皆様にご利用いただいています。
ぜひ、遊びに来た際にはピアノと卓球で遊んで見て下さいね。
さて次は、ボリビアからやって来た千歳在住のシルベストレ・バルガスさん。
日本滞在、十数年ということもあり日本語はペラペラ。
スペイン文化を紹介ということで簡単なあいさつを習った後には、サルサダンスをみんなで踊ります。
初めてのサルサでしたが、腰をグィングィン振りまくり、短い時間なのにあっという間に体が温まります。
これは楽しいし、健康にいいですね。多分やせると思います。
まだまだ盛りだくさんの天神山文化祭報告、もう少し続きます!
小林
アーティスト/Artist
桂三段 / Sandan Katsura http://katsura-sandan.wixsite.com/home
・ツイッター https://twitter.com/katurasandan
・桂三段応援日記 https://ameblo.jp/1992122720150725/
シルベストレ・バルガス / Silvestre Vargas https://ameblo.jp/vargas-latin-salsa/
リンク / Link
お菓子クラブ Saki / Sweets club Saki http://saki2007.com/
天神山文化祭 / Tenjinyama Festival
第2回2015年 その1
今年で第5回目を迎える天神山文化祭2018のご紹介です。
2014年の天神山アートスタジオ開館年から、地元まちづくり会「いきいき南平岸」さんと
毎年続きてきたこの「天神山文化祭」も今年でなんと5回目。
まちづくり会代表の末廣さんの元気なあいさつと共にお祭りが始まりました。
これまで3日間、2日間と数日間連続で行ってきましたが、今年は9月22日(土)の1日間。
日数は少なくなりましたが、その分内容を濃くしやって来た皆さんが満足できるような内容にしました。
ワークショップは様々、こちらは折り紙コーナー。
日本折り紙協会の葛西明子さんによる折り紙ワークショップは老若男女に大人気!
そして、こちらは文化祭の常連さんである佐仲泰輔さんによるキャンドルワークショップ。
毎年、色々な工夫をしてくる佐仲さんですが、今年はなんとお寿司屋さん!!
こまかーな部品を組み合わせてゆくと、なんとキャンドルのお寿司セットに!!すごいですね。
こちらはアクセサリーワークショップ。
講師の安達ひで子さんはまちづくり会の応援メンバーとしても活躍しながら、
南平岸商店街振興組合の一員としても活動を行っています。
そういう経緯もあり、安達さんのワークショップスペースのお隣には
南平岸商店街振興組合の紹介コーナーを設置。
豊平区のキャラクターグッズや、コミュニティスペース「ComiCa」情報が並びます。
こちらは「MY 花器作り」コーナー。
こちらも毎年恒例のこどもいけ花教室展示、はなの會のみなさんによるワークショップです。
はやり美しい花があると、会場の雰囲気も自然と暖かくなりますね。
花といえば、こちら大人気の地元特産品コーナー。
美しいバラと地元の美女たちお客様を迎えます。
そして、すぐに目につく展示スペースでみんなを待っているのは、滞在アーティストのショーン&クレア。
彼らはThe Pizza Effect と題した凧作りのワークショップを行います。
来館者の願いを凧の帆の部分に貼付け、巨大な凧を制作。
この日のために毎晩遅くまで準備をしていました。どんな形になるのか楽しみですね!!
文化祭の紹介は後半へ続きます!
小林
アーティスト/Artist
ショーン・コーデイロ & クレア・ヒーリー/ Sean Cordeiro&Claire Healy
ワークショップ情報 https://beigejackal76.sakura.ne.jp/event-item/2018/09/19146/
リンク / Link
天神山文化祭 / Tenjinyama Festival
第2回2015年 その1
7月末に開催した、2018年の天神山アートキャンプ。
小学校5年生から中学校2年生までの子どもたちを対象に、講師/アーティストとして、関川航平さんを迎え、子ども向けのワークショップを行いました。
遅ればせながら、その様子をお伝えしたいと思います。
関川さんのイラストをメインに据えたこちらのチラシ。
その視覚的なインパクトのおかげか、今年もたくさんの方々から参加のご応募をいただきました。
みなさまありがとうございました。
たいへん残念ながら、全員は受け入れることができなかったのですが、なんとか定員を増やして、総勢29名の参加者を迎えることができました。
キャンプが始まってしょっぱなから、子どもたちに、言語学的なアプローチで「私たちはいったい何を見ているのか(見えていないのか)」という話をする関川さん。
「マッキー」という言葉を知っているからマッキーを捉えられて、「床」という言葉を知っているから床を捉えられる。
「マッキーを見ているときにも床は目に入っているのに、”床”と意識して見たときの床とは、見え方が全く違うよね」といったことを丁寧に説明します。
そこで、まずは「名前」に注目して、「名前を呼べるもの、呼びづらいもの」をスタジオの中で探してみよう、という「名前でみる」課題が提案されました。
みんなで、スタジオには何があったか、ということを共有したあとに、「名前でみる」以外の見方はどんなものがあるかを考えながらみてみよう、と、外に出て散策しました。
外は30度近い気温で、乾いた北海道の夏らしいお天気でした。
他の人に伝えようとしたときに、どうしても”こぼれ落ちてしまうもの”についての話を子どもたちに伝える関川さん。
私たちは、何かを見たときに、「テレビ塔を見たんだ」といったように、言葉にすることはできますが、その言葉から伝わる情報というのは、ほんとうにごくわずかなものです。
近所の銭湯から帰ったあとは、夜ご飯です。
初日の夜ご飯は、ビビンバとスープでした。
ご飯の後は、自由時間。
みんな卓球をしたり、トランプをしたりと、楽しんでいました。
2日目の朝食です。
おにぎりにおかず、味噌汁と、和風の献立です。
初日を振り返りつつ、より核心をついた話をする関川さん。
前述したような、”こぼれ落ちてしまうもの”に言及するのがアーティストだと思っている、ということを語ってくれました。
お話のあとは、外に出て、自分なりの見方について考えてみる時間でした。
午後に、みんなでかき氷を作って食べました。
暑い日には最高のおやつですね。
そして、子どもたちに、この2日間に考えたことや、見たもの、発見した見方について話してもらう時間をとりました。
2日目の夜ご飯は、天神山名物(?)の流しそうめん。楽しく美味しくいただきました。
そしてなんと、2日目の夜は、スタジオ内のどこでも、自分の好きなところで寝ていいという、「寝る場所を見つけてみる」ことをしました。
みんな思い思いの場所でおやすみです。
最終日の朝ごはんは、自分で作るサンドイッチです。
お腹がいっぱいになったら、最後の課題「ぼんやり見る」、です。
何かを見ているときの、自分の状態を観察するという、内省的な内容です。
子どもたちには、何が見えているのでしょうか。
最後に、3日間の振り返りと、「見ること」についてのお話をする関川さん。
「こんなに長く一緒にいた家族、友達なのに、同じものを見ていても、全然違うものを受け取っている」ということ、その共有不可能性について。
しかし、「初めて会った人なのに、こんなにも同じものを受け取ることができている!」という経験だってあるということ。
「これから、いろいろ幸せなことや不幸せなことが起こると思うけど、自分で自分の見てるものくらい、きちっと把握して、大切にするのがいいと思う。」といったお話で、締めました。
このワークショップに参加した子どもたちは、将来、どういうことを考えていくのでしょうか。
「みる」について考える3日間でしたが、参加したその日から、まるっきり考え方が変わるという性質のワークショップではないような気がしています。
時間が経過してから、じわじわと自分の中で意味が大きくなっていく、”くさび”のような性質を持ったワークショップだったのではないでしょうか。
子どもたちと私たちにとって、この3日間が、絶対になくなることはない、ある種の経験として共有されたことは、なかなかに感動できることなのではないかと思っています。
山田
アーティスト/Artist
関川航平 / Kohei Sekigawa http://ksekigawa0528.wixsite.com/sekigawa-works