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さっぽろ天神山アートスタジオに滞在するアーティスト、Chia-Min HUANG/チャーミン・ファンによる展示「Memory Mambo」を開催します。
紙で作られた大きな舟を子供時代のような昔の記憶の象徴として、3つの映像とともに 展示、時の流れとともに進む記憶の生成について提示します。
《展示アーティスト》 Chia-Min HUANG/チャーミン・ファン(台湾/フランス在住) 彼女は昨年9月に、台湾台南市にあるアートセンターSoulangh Cultural Park(サウランカルチュラルパーク)から派遣され、ここさっぽろ天神山アートスタジオに約2ヶ月間滞在し作品を制作しました。今回の展示はその成果発表です。
2016年4月24日(日) 〜 4月30日(土) 9:00 〜 21:00 会場-さっぽろ天神山アートスタジオ展示スペース / 観覧料-無料 / 休館日- 4月25日(月)
最終日4月30日(土)19時からはクロージングパーティを開催します。春うららかな天神山へぜひお越しください。
We are holding an exhibition “Memory Mambo” by the resident Chia-Min HUANG.
Memory Mambo
Concept
Memory “mambos” in the river of time. Memories dance lightly. Sometimes they appear quietly on front of us, sometimes they disappear without any trace. Suddenly they reappear with another shape.
Memory is evoked in my works by signs. In this series, I use a paper boat as a sign of image-memory symbolizing a very former memory, like a childhood memory. Three videos and one installation present the development of the memory while time goes by.
Mambo in the river of time
The memory presents always the past time. When we want to recall it, we go back in time. The paper boat goes up river like the process of memory recall.
Phantom of memory
Memory is like a shifty dancer. Sometimes, we can almost feel that we remind a memory, but we fail to catch it because it passes quickly and disappears.
Ultrasound of memory
Like the medical analyse echonography, this work presents the process of memory recall, loss and deforming.
Memory strikes back
When the memory is recalled, it invades the entire brain immediately. It seems real, but it is out of reach.
<Artist> Chia-Min HUANG (Taiwan/living in France) . She was sent from art center Soulangh Cultural Park last November, and stayed here for two months for creation of her work. This exhibition is as an outcome of that stay.
24.4.2016.(Sun)~30.4.2016.(Sat) 9:00~21:00 at exhibition space in Tenjinyama Art Studio/Entrance fee:Free/Monday close.
On the last day 30.4.(Sat), from 19:00 we will hold a closing party. Please come celebrate spring Tenjinyama.
2016年4月24日~4月30日、アートスタジオのギャラリースペースにて滞在アーティストChia-Min HUANG/チャーミン・ファンによる展覧会「Memory Mambo」を開催します。
詳しくはこちら
https://beigejackal76.sakura.ne.jp/event-item/2016/04/6540/
【展覧会のお知らせ】
Melanie Windl Exhibition Sapporo Tenjinyama Art Studio
「A Study on Yohaku-no-bi, audiovisual Installation for a teahouse」
明日3月25日(日)よりドイツのアーティスト、メラニー・ヴィンドルによる展覧会を開催します。アートスタジオの和室を使い、音と映像によるインスタレーションを展開します。
会期:2016年3月25日(金)〜3月27日(日)
時間:9:00〜21:00
会場:さっぽろ天神山アートスタジオ 和室
(札幌市豊平区平岸2条17丁目1番80号 天神山緑地内)
観覧料:無料
アクセス:施設の駐車場はありません。公共交通機関か近隣の
有料駐車場をお使いください。
《展示アーティスト》
Melanie Windl
www.atelier-windl.com
3月15日から始まった、11名の参加アーティストによる「アートとリサーチワークショップ」の活動を、27日(日)にSIAFラボにて報告します。
11名は、稚内、音威子府、夕張、小樽や札幌市内など道内各地をそれぞれのテーマ、気になってしかたないものことに従って旅(リサーチ)をしました。
参加アーティスト
阿児 つばさ (京都)一之瀬 ちひろ (東京)石山 ひなの (札幌/北海道)菊池 史子 (ドイツ、北海道出身)楠崎 真央 (厚岸/北海道)魅噛MIKA (札幌/北海道)佐藤 拓実 (神奈川、北海道出身)新谷 健太 (金沢/石川、北海道出身)山本 法子 (神戸/兵庫)山崎 阿弥 (東京)安田 千皓 (札幌/北海道)
彼らはなにを得て、なにを手放したのでしょう。そして、この旅はこれからどのような作品やプロジェクトになっていくのでしょうか?
プログラムの期間中に、参加アーティストは、講師の島袋道浩さん、ゲストアーティストの藤木正則さん、永岡大輔さん、松本力さん、坂巻正美さん、ゲストチューターの中村絵美さん、吉本ばななさんといった方々と様々な形で対話を重ねてきました。
1日限りの報告会(リサーチの記録映像や、資料、作品など)です。
どうぞお見逃しなく。
日時:3月27日(日)9:00-19:00
会場:SIAFラボ プロジェクトルーム
札幌市資料館2階(札幌市中央区大通13丁目)
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札幌国際芸術祭(SIAF)2015年度事業
助成:文化庁 平成27年度 文化芸術による地域活性化・国際発信推進事業
企画運営:さっぽろ天神山アートスタジオ
3月15日に、アートとリサーチワークショップが始まりました。
3月16日は、支笏湖とキウス遺跡、江別市内を調査しました。
晴天!!
お昼はジンギスカン。夜は海鮮丼?!
夜はプレゼン大会が行われ、参加者が島袋さんに様々な意見をいただきました。
3日目の17日は、中村絵美さん(羅臼観光協会、アーティスト)が来てくれて、晩御飯を食べながらリサーチについてや、北海道の自然についてのお話しをしてくれました。
中村さん、本当にありがとうございました。北海道は広いですね…。
次回は夕張と静内フィールドワークのレポートをお送りします!
アートとリサーチスタッフてらおか
3月6日(日)の夜、1月から滞在していたご夫婦ビバリーさん&アンドレアスさんの展示とトークが行われました。
トーク&交流会にはワークショップに参加した人や滞在中のアーティストたち、近所のおじさんなどが集まりました。参加頂いた皆さまありがとうございます!
今日はトーク&交流会の様子を簡単ですがリポートします。
始めに5日、6日の2日間展示を行っていたビバリーさんのトーク。
2月中4回に渡って行ったワークショップで参加者が描いた絵やその時の写真を展示しました。
ワークショップではストーリーテリングという手法を用い、ビバリーさんが言葉と身振り手振りで語る物語で印象に残ったことを絵にするというものでした。
物語は殆どが英語。参加者は英語が分からない人や子供もいましたがそれぞれに聞きとりこんなストーリーかな?という絵を描いて行きました。
トークではそんなワークショップの様子や物語と参加者の関係性などお話していました。
続いてアンドレアスさんのトーク
アンドレアスさんはオーロラを研究する科学者です。
様々な色、形をしたオーロラの写真を見ながらのトークとなりました。
何故オーロラは緑色なのか、いろんな形になるのかなぜ?参加者からも色々な質問がなされました。
オーロラは緑色だけでなく、赤や黄色とあるんだそうですよ。
トーク後も簡単な軽食を食べながら交流を深めて、わいわいとにぎやかな時間となりました。
……そんな一角で、集る4人の女性たちが集ってお話中。
左からインゲさん(Inge/オランダ)、のり子さん(Noriko/札幌在住)、ソパルさん(Sophal/カンボジア)、ニカ(Monika/ドイツ)
4人とも写真を撮っているアーティストたち。のり子さんの作品集を見ながらそれぞれの写真について語りあっていました。
同時期にこうして同じ写真というジャンルのアーティストたちが集まり、話す機会が出来たのはとても良い刺激になったのでは?
ソパルさん、インゲさんはは近々札幌市内で展覧会を予定しています。
そのご案内はまた今度。
moe
前回に引き続き、冬のバカンス2016成果発表2日目の様子をお伝えします。
この日はアート&ブレックファストデーインターナショナルとボートのワークショップ「ティファニーで朝食を」が開催されました。
今回のアート&ブレックファストはスペシャルバージョン!2月20、21日に天神山だけではなくイギリスやドイツ等世界数カ所で同時開催されており、さらにここでは提唱者の三田村光土里さんをお招きしレクチャーが実施されました。
写真右奥が三田村さんです。参加人数は写真に写っているよりもう少し多く、約30人ほどいたかと思います。とってもにぎやか!
さらに、一人一品持ち寄りなので、並んだ料理の品数も多くとても豪華でした。ちなみにメインはカレー3種。
一通り食事がすんだら、三田村さんのレクチャーがスタート。
三田村さんの作品紹介や、アート&ブレックファースト開催までのお話がありました。特に印象的だったことは、ディナーは人との交流がフォーマルになりがちだけれど、朝食だとよりカジュアルに接することができるということです。また、海外だとメニューは定番の物にかたまりがちですが、日本でアート&ブレックファーストを開催すると色々なメニューが出てきて豪華になるそうです。たしかに、この日もカレーやおにぎりやきんぴら等、本当に多種多様なメニューが並びました。
午後はボートのフードジュエリーワークショップ「ティファニーで朝食を」を開催。
ワークショップで作るような、食品からできたアクセサリーからなる彼女の作品シリーズ「ティファニーで朝食を」のレクチャーからスタート。
この日は数種類の豆とテグスやアクセサリー金具を使って、参加者が思い思いの作品作りに挑戦しました。
完成した作品たち。それぞれの個性が光りますね!
最後は参加者みんなでアクセサリーつくりにも使われていた小豆を使ったお汁粉を堪能!(写真だと少しわかりづらいですが...)
そして、冬のバカンス2016はこの日をもって終了いたしました。1月31日から成果発表まで無事に開催できたのも、アーティストの活動にご協力いただいた皆様、会場運営等をお手伝いいただいたボランティアの皆様、成果発表にご参加いただいた皆様のおかげです。厚く感謝申し上げます。
冬ばかは終了してしまいましたが、まだまだ天神山にはアーティストが沢山滞在しています。アーティストとしゃべってみたい、卓球したい(卓球台有り!)、アート関係の本を読んでみたい(関連本多数&おこた有り!)という方は、ぜひぜひ遊びに来てくださいね!
撮影:小牧寿里
On the 21st of Feb, Sapporo Tenjinyama Art Studio held the Art & Breakfast Day International and Boat’s workshop “Breakfast at Tiffany’s”.
This Art & Breakfast was special, because it was by Midori Mitamura who is its proponent. She also delivered her lecture about her works and Art & Breakfast. Additionally on the 20th and 21st, Art & Breakfast was held not only at Tenjinyama, but also in various spaces all over the world.
At Art & Breakfast, about 30 participants enjoyed many kinds of foods that they brought.
After breakfast, Midori Mitamura delivered her lecture. Particularly interesting topics covered were that, though people tend to behave formally at dinner time, at breakfast they can communicate more casually, and while in other countries breakfast menus tend to be fixed and not have so much types, in Japan they have various kinds.
In the afternoon, Boat’s workshop was held, started with her lecture about her previous artworks series “Breakfast at Tiffany’s” which are made from foods, too. In the workshop, participants tried creating accessories with some beans and other materials. Each of their works was beautiful. Finally, they ate Oshiruko, which is made from sweet red beans; some of the beans were also used in making the accessories.
The winter residence program finished at the end of the day. We, the Tenjinyama staff really appreciate the efforts of the people who cooperated with the artists for research, the volunteer staff, and the visitors to final presentation!
Other artists are still working at the Tenjinyama Art Studio, so if you are interested in them, want to play table tennis (Yes, we have table set up to play it!), want to read books related to the arts (Yes, we have many books and a Kotatsu that is a Japanese traditional table with heater ! ), come to Tenjinyama!
Photo by Yoshisato Komaki
Akiko
こんにちは。雪は順調に溶け、今年の春はもう目前...!と思っていたら、ここ一週間でどっと雪が降りましたね。天神山周辺の木々にも沢山の雪が降り積もり、まるで白いアメリカンドッグが群生しているようです。
さて、1月31日(日)より始まった国際公募アーティスト・イン・レジデンスプログラム「さっぽろ冬のバカンス2016」ですが、先週末の2月20日(土)、2月21日(日)にその成果発表が行われました。
今回は成果発表1日目、2月21日(土)の様子をお伝えいたします。
この日は、招聘アーティストの潘 逸舟さんとBoat Xiaochuan ZHANG (ボート・シャオチュアン・チャン)の作品展示があったほか、札幌彫刻美術館の学芸員、樋泉綾子さんを聞き手にお招きしてのギャラリートーク、Ina KWON(イナ・クウォン)のレクチャー・パフォーマンスが実施されました。
ギャラリートークの様子。各作品を鑑賞しながらトークが展開されました。作家への質疑応答の時間は、予定していた終了時刻を大幅にオーバーするほど白熱しました!
ボートのギャラリートークの様子。函館、稚内、釧路など北海道内各所を旅してきた彼女は、旅先で採集した雪を狸小路で販売するというプロジェクトを展開しました。当日は販売パフォーマンスの写真アーカイヴ、実際に販売していた雪やその包装用の紙袋が展示され、中国人がもつ北海道のイメージや、販売や宣伝に関して彼女が作品に込めたコンセプトの解説がありました。
潘さんの映像作品をトーク参加者全員で鑑賞。作品は2作品有りましたが、この写真のものは複数名の人物が誰かの足跡をたどりながら歩いていく映像作品「Behind of Someone」。自分たちの歩いている道は誰かが歩いて作っていた道であること、足跡の交差点では自分の意志で行き先を決めているのと同時に、それもすでに誰かの歩んだ道をたどっていること等を色々と考えさせられる、シンプルで力強い作品でした。
イナのレクチャー・パフォーマンスの様子。彼女は滞在期間中、大倉山や関係者へのインタビューなど、1972年の札幌オリンピックについてのリサーチを重ねてきました。その成果をプロジェクターと写真や地図、懐中電灯を使いながらパフォーマンス形式で発表しました。
また、この日は大風呂敷工場の風呂敷すべりが開催され、こちらも多くの参加者でにぎわいました。
大勢で乗ることができとても楽しそう!さらに雪で背景が白いため、写真で見ると宙に浮いて見え、魔法の絨毯のようです。
次は2日目の様子をお伝えします!お楽しみに!
撮影:小牧寿里
On the 20th and 21st of Feb., Tenjinyama Art Studio held the final presentation of their winter residence program.
On the 20th, many visitors participated in a gallery talk with Ayako Hizumi, a curator in “Hongo Shin Memorial Museum of Sculpture, Sapporo,” and Ina’s lecture & performance.
Boat, who had gathered snow from various places to sell while traveling around Hokkaido, exhibited archives of her “snow selling performance” and her snow products with their wrapping bags. In her gallery talk, she explained the view that Chinese have of Hokkaido, sales, and advertising; they are an important part of the concepts of her works.
Han created two video works in this program, which are simple, but have strong messages. An image on this article is a photo of one of them, “Behind of Someone”. I felt from it that the road I’m walking on was already created by someone, or even I chose another direction at the crossroads, thinking that it was my own way that I definitely chose, but actually it was created by others.
Ina researched for The 1972 Sapporo Olympic Games, where she visited Okurayama, a man familiar with The Sapporo Olympics. She showed the results of her research in her performance, using projections, photos, maps on paper, and a torch.
Additionally, Oburoshiki sliding was held outside. Lots of participants enjoyed sliding down on a hill behind the Art Studio. Because the ground was covered with snow, people with Oburoshiki on the hill looked like they were floating!
Photo by Yoshisato Komaki
Akiko
みなさん、お晩でございます。
天神山アートスタジオは明日、明後日
「さっぽろ冬のバカンス」の展示を控え、もりもりと準備が進んでおります。
多分来てみると、いつもと違う天神山を楽しんでいただけるかと思います。
よく見たら、滞在中のチュアン・トランも手伝ってくれているじゃあないですか。
おいおい、嬉しいな!
そんな感じで、手作り感満載の天神山へぜひ、20日、21日遊びに来て下さい。
お待ちしております!