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今週は気温が上昇傾向で…うっかり春の日差しを感じてしまう今日この頃ですが、天神山は今週末までは「さっぽろ冬のバカンス」中です!!!
本日は先週末(2/15)に行ったワークショップのリポートを。
小助川 裕康(札幌)
前日の下準備(ご参照ください⇒◆)を経て、いよいよ。
雪のピラミッドを皆でつくります。その材料である「雪」を天神山周辺から採取。
Photo by YOSHISATO KOMAKI Photo&Digital ART Work
実はこの雪、「澄川7丁目付近」と「澄川1丁目付近」と「天神山」から採取したもの。この三か所を地図で見ると…
さんかくー!!!
この3種の雪を層にして形成します。
ギュギュギュー!!!!!
ひとまずこの日の作業は完了。
2月20日(金)13時くらいから、こちらの木枠を外す作業を行います。どんな△がとびだして、どんなユキケシキとなるでしょう。明日は天気もよいみたい。ぜひ天神山に遊びにきてみてくださいね。
ちなみに…木枠を外して、完成!ではございません。△の頂点部分はいったいどうなるのか!まだまだ庭つくりは続きます!
普段見慣れている雪の景色もこんな風にしてみたら、これまで思っていたのとまたちがうユキケシキに。ぜひぜひ21日、22日は「わたしの庭つくりーユキケシキー」をたのしみに天神山にいらっしゃいませ。
21日・22日の「さっぽろ冬のバカンス」詳細はこちら⇒◆
さまざまな雪を楽しむイベントを予定。どしどしご参加ください!
たけだ
早いもので、Heli(ヘリ) とWeng Nam(ウェン・ナム) 二人の滞在も約3週間が過ぎ、いよいよ今週末はワークショップと、成果発表としての展示を行います。
雪玉転がしと並行して、墨でドローイングを描くHeli。雪国らしいセッティング。描いているのは「典型的日本人」とHeliが認定した私の顔。ありがとう。いくつも同じ顔を描こうと試みていますが、同じにはならないようです。
真剣な面持ちで実験を繰り返すWeng Nam。内容は本人いわく、「Stupid」(ばかばかしい)。ちょっと苦戦していて、時々息抜きに天神山に突如届いたドラムを叩いています。うまいです。
Weng Nam は21日にワークショップも行います。詳細はこちら→★
ワークショップに参加頂いた方は、21、22日限定のカフェを利用できるチケットもゲットできます!これが本当に美味しそう・・・。詳細はこちら→★
また、来日予定だったPei-Ju Yeh が本人の都合により不参加となったため、急遽広島から来て頂いた黒田大祐(くろだだいすけ)さんも着々と準備を進めています。いろいろな人にインタビューを行っていて、私もインタビューする側として出演しています。黒田さんと一緒に雪にインタビュー(!)してきました。どんなインスタレーション(空間全体を作品にします)になるのか・・・。楽しみです。
21、22日は天神山アートスタジオ各所で彼らの展示が行われます。また、屋外では札幌在住のアーティスト、小助川裕康(こすけがわひろやす)さんと斉藤幹男(さいとうみきお)さんの作品もご覧いただけます。天神山全体が展覧会場になるこの2日間、お見逃しなく!
さいとう
今日は冬バカ参加アーティストの活動が盛んな天神山でした。
ヘリーの紹介につづき日本人アーティスト2人の活動を紹介します。
明日ワークショップを行う小助川さん
今日はその下準備に来ました。
アートスタジオの中庭で準備中です。
雪のピラミッドをつくるとか、、、どんな風になるんでしょうか。
明日2月15日(日)のワークショップ
『わたしの雪の庭つくり-ユキケシキ-』は13:00~15:00に行います。
アーティストの小助川 裕康は札幌在住で造園のお仕事をしながら札幌の新しい庭づくりを考察しています。
ワークショップの詳細はコチラ→●
温かい服装で是非お越しください。
そして今日も『犬のしょんべん小僧』を作りました。
HPを見て遠くからきてくれた方も一緒につくります。
こちらがその写真
?
そう思った方。
これは『犬のしょんべん小僧ホワイトチョコレート』作りです。
今日はバレンタインデーです。女の子から男の子にチョコをあげるという行事。
このチョコ作り初めてという男性3人の写真。
とても面白い光景、私はお気に入りです。
真剣な目つきのミキオさん。型はもちろんお手製です。
雪の『犬しょんべん小僧』も作りました。2体。これで計7体(うち2体は崩れる)
まだ足りない。
まだ作ります。次回は2月19日(木)と2月20日(金)11:00~15:00。
平日お休みの方。チャンスです。詳細はコチラ→● 前回の様子はコチラ→●
作った『犬のしょんべん小僧ホワイトチョコレート』はこの後13時から行われたレクチャー『札幌の雪はミュージアム』の際、参加者の皆さんに振る舞われました。
moe
今日は吹雪いたりやんだりの天神山です。
昨日今日と”良い雪”が降りました。
なんのことか、
スペインから着た国際公募招聘アーティストのHeli(ヘリー)
彼の足元にあるのは雪玉。
この日は昼間雪が溶けて夜冷えて固まり氷みたいになってしまい、なかなか思うように雪玉が出来ていきませんでした。
途方に暮れてるヘリーです。
デカっ!
この雪玉転がしてつくってるだけなんですよ!
札幌の雪質で転がしてできるってすごいことなんです!ここ強調します!
札幌の雪、近年はちょっとべちょべちょしていたりもしますが、基本は粉雪(サラサラ)なのです。
雪玉を作るのには向いていないので、雪像を作るときも水を加えてシャーベット状にしてから形をつくります。
(犬の雪像づくりをご覧ください)
しかし、ヘリーが作った雪玉は、正真正銘転がしただけの雪玉!
おみごと!
午前中は一人でコロコロと転がしていたのですが、昼ごろ
「もう一人じゃ転がせないから手伝って~」と声がかかり、、、3人
7人
そして
今日いた滞在アーティストなどなどがあつまりこのサイズまで大きくなりました。
もう人の力だけでは押せない大きさ。明日はどうやって大きくするのかな?
たまたま通りがかった人もどんどん参加してくださいませ!
ヘリーもそれをとっても望んでおります^^
夕方、毎日犬の散歩をしているご夫婦から
「アラー!大きくなったわね!」
「これ大きくなっていくの楽しみに毎日来るからね!」
と声をかけて頂きました。
『史上最大の雪玉』
みなさんのお力をお貸しくださいませ!!
黒田 大祐(くろだ だいすけ)
*急遽参戦!参加アーティスト
1982年、京都府生まれ。広島在住。広島市立大学大学院卒業。橋本平八「石に就て」の研究で博士号取得。
主な個展「ばんじいしころ」(旧日本銀行広島支店、広島、2014)、主なグループ展に「対島アートファンタジア2014」(厳原町周辺、長野、2014)、 横浜トリエンナーレ2014連携企画「東アジアの夢」(BankART1929、横浜、2014)。
さっぽろに降る雪にインタビューする。とは言え雪が語ることはない。そこでその辺にいる人に雪のヨリシロになってもらい語ってもらう。このインタビューと雪(雪の結晶)をインスタレーションの二つを構成し展示する予定である。
ワークショップ
『わたしの雪の庭つくり-ユキケシキ-』
アーティスト:小助川 裕康(札幌在住 樹木医師、ガーデンデザイナー)
2月15日(日)/13:00-15:00/定員20名
札幌に住んでいる私たちには当たり前の雪景色ですが、アーティストといっしょに手を加えて、参加者がそれぞれに工夫してオリジナル雪景色をつくってみるワークショップです。
『世界の、札幌の雪まつり
-雪の札幌はミュージアム-』
講師:小田井 真美(天神山アートスタジオプログラムディレクター、Sapporo2 Project)
2月14日(土)/15:00-17:00/定員 30名
雪まつりといえば「さっぽろ雪まつり」。世界の雪がふる場所ではそれぞれの雪や冬のまつりがあります。どうしてこのようなまつりが人々の暮らしには必要なのだろう、なぜ人々は雪まつりをするのでしょうか。世界の雪まつりについて成立などを学び、札幌や身近なコミュニティの取り組みについて紹介します。
Sapporo2 Project http://sapporo2.org/
ワークショップ 犬の雪像つくり 第2弾
アーティスト:斉藤 幹男(さいとう みきお)
2月14日(土)/13:00~15:00
詳細はコチラ→ワークショップ『犬のしょんべん小僧』
冬のバカンスに参加するお楽しみがまた増えました〜!
天神山アートスタジオにこられる方々から、「ここにカフェがあればいいのに!」と、みなさん口をそろえてリクエストされます。
雪が降ったときに、公園の中に近道ができたり、滑り台ができたり、歩道の高さがあがったり、いつもよりゆっくり歩いたり、、、”普段”から離れて違うことができる、いつもより自由になるということから、冬のバカンス「天神山の雪まつり」の2日間だけottimo×KAMOMEによるカフェを特別に開店します。
image:Catherine Bouquet
2月14日、15日、21日、22日のレクチャーやワークショップに参加する、また雪まつりの会場準備や、アーティストの制作活動にご協力いただいたら、もれなく「カフェ・チケット」を差し上げます。カフェのメニューはこのチケットを使って交換、楽しんでいただくことになります。
いまottimo×KAMOMEのお二人が計画してくださっているメニューはこちら(当日少しかわるかもしれません)
○じゃがいもの極み
○喜びの肉
○かまくらパン
○落ち着くおにぎり
○栄養補給スープ
○しあわせのいちごかき氷
*ottimoさんは、2月13日(金)星置にオープンする新しいトスカーナ料理のお店、KAMOMEさんは、銭函で大人気のかき氷やさんであり、時々美味しいケータリングをしているところです。
待ち遠しいですね!m
*2月1日、7日,8日のプログラムに参加下さった方で、21-22日に来られる方は当日チケットをお渡ししますスタジオのスタッフに一声おかけくださいませ。
2月というのに、プラスの気温で雨に近いみぞれのふる冬のバカンス2回目の週末です。
昨日に引き続き、今日はワークショップ2本だて!
雪が降ると否応無しに「自分の身体(しんたい)」について考えさせられます。雪が降るときと降っていないときとでは、身体の使い方が変わってきます。それを身体表現として意識しなおしてみるプログラムです。
トレーナーの森脇さんによる午前中のプログラム。
「降雪地域に住む人に役立つ教育」=雪育(ゆきいく)に取り組むチームのメンバーでもあります。スキーのインストラクターをなさってもいて、昨日の雪の授業でプロスキーヤー等によるハイレベルのワザを子どもたちに披露してウィンタースポーツの魅力を伝える「スーパースキー」の中でも紹介されていた森脇さん。雪好きの世界は意外と狭い。
http://youtu.be/qxju_d9be20
参加者は、自分の筋肉をコルセットにして腰を痛めない体の使い方について学び、そして外にでて実践!おお、胴体は箱のようにとらえて動かさないようにして、股関節をつかってひねる、、、、なるほど!スコップの持ち方も伝授してもらいました。大きな筋肉だけ使うという方法でした。これなら、体を痛めずダイエット効果あり!
最後に森脇さんから「雪しぐさ」という雪の降る地域独特の思いやりの心とそれを当たり前のように実践しているということについて説明してもらいました。これには改めて地元の参加者一同感動していました。雪国のひとびと、まんざらでもない!
午後からは、札幌オオドオリ大学雪部(通称、雪ドリ部)の有志による、「マイ・ベスト・オブ・スコップを探せ!」というプログラムでした。浅香工業さんから提供いただいた除雪スコップ6本を実際に使ってみて、チェックシートを使って多面的に自分にあった=お気に入りの除雪スコップを見つけるという内容。こちらも除雪オタクのメンバーによる指導とうんちくの世界をすっかり楽しませてもらいました。
重いし、見た目もよくないしなんだかな〜でもこれしか好きじゃない!という一本を私もみつけました。非現実的でリスク無視の無謀な性質をまたしても知るハメになり、いま少しへこんでいます。けっこうじわっときます。これが体感ということでしょうか、、、、。
参加者ひとりひとりが,自分のベストスコップについてプレゼンするという内容も、それぞれの思い入れや道具の選びかた、果ては自分の本質まで暴露するような面白さ。たかが除雪されど除雪、除雪の道は奥が深いのでした。
ワークショップで使用した6本の除雪スコップは、プロジェクト期間中に天神山アートスタジオの展示スペースで実際にみてもらうことができます。そして、森脇さんの本日のプログラムも交流スペースで記録映像を上映する予定です。見逃した方は、天神山アートスタジオで全編見ることができますよ。
森脇さん、雪ドリ部のみなさん、どうもありがとうございました!
昨日の「雪」プロの授業でも、また今日のプログラムの中でも紹介されていた「北海道の小中学校の子どもたちの体力レベルが全国最下位」だというデータ。基礎体力づくりに取り入れられ用としている除雪という運動。もちろんその事実は、ゆゆしきこととして取り組むべきデータです。でも、別の見方をすると、多様な風土の日本の子どもたちをひとつのものさしで測っていいわけない、そのものさしだと最下位かもしれないけど、雪の冬を過ごす子どもたち、ひとびとの身体能力は、全国一律のものさしでは測れないもっとユニークなものなんじゃないかと考えました。
世界のどこを探しても年間積雪量6メートルの都市は札幌以外どこにもないのだから。その冬を毎年過ごしているんだから。
マニアックなプログラムは来週も続きます。
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昨日(2/7)は「犬の雪像づくり」のほかに『雪の授業-札幌の人々と雪の暮らし-』というレクチャーも行いました。
北海道「雪」プロジェクトの小笠原 啓之さん、伊藤 健太郎さんの雪にまつわる“授業”をして頂きました。お二人とも小学校の先生です。※北海道「雪」プロジェクトの活動について詳しくは⇒◆
前半は小笠原先生より、北海道「雪」プロジェクトが、どのような団体で、どのような活動を行っているのかについて、おもしろーくたのしーくお話を伺いました。札幌くらいの都市規模で、こんなに積雪量があるということが、いかに稀で、わたしたちが実は、うまいこと雪と共存して生活しているのか、改めて思い知りました。すごいぞ札幌!!
後半は伊藤先生による授業。
実際に小学校で行われている雪にまつわる授業がどのような内容なのかを体験しました。
「雪」という漢字をさかのぼってみたり。
英語の勉強もできちゃうゲームをしたり。右の写真はゲームをしているところです。みんなで頭を抱えて悩んでるわけじゃないんです。
身近な「雪」がこんな形で教育の現場に登場して、こんなに楽しく学べるなんて。なるほどの連続でした。毎年当然のように降り積もる雪ですが、ただただながめて溶けるのを待つばかりではなく、雪で思いっきり遊んだり、運動したり、雪と共存するというポジティブな気持ちをほんの少しでも芽生えさせることができたら素敵だな、と思った次第です。私は芽生えました。あースキーに行きたい。
ご参加の皆さん、講師のお二方、寒いなかどうもありがとうございました!
たけだ