オランダ出身、ベルギー在住のお稲さんこと、Ine Reyndersさんです。
Ineさんは市内各所の美術館へ足を運び日本人アーティストのリサーチを行っており、
天神山アートスタジオ滞在中には京都へも遠征していたようです。
最近天神山アートスタジオを利用してくれるアーティストの動きを見ていて、
気付いたことがあります。
日本各地へ移動するなら、「東京」「大阪」を基点とする、
というイメージがあるんですが、それは20世紀の話。
21世紀の現在、LCC(格安航空会社)等の交通機関の発達に伴い、
札幌のような中堅都市においても、大都市(東京、大阪等)に比べて、
経費や利便性面においてそれほど大きな差がなくなってきました。
そんな中、
ちょっとのんびり滞在しながら地元に何あるのか知りたい、
という滞在の場合には札幌はなかなかいいんじゃないかと、思うのです。
山も近くて海も近い、雪も降るし、夏は北海道的な景色(だだっ広い系の)が見られる。
市内から車で1時間弱で行ける最高の温泉地、美味しい食べ物(特に寿司とか)、
といった環境が、道外の人たちにとって魅力的なものなんじゃないかなと、思うのです。
北海道はココに気付いて、入口としての札幌⇔道内各所と手をつなぎ、
日本滞在のベースとして北海道を盛り上げて行ければいいんですけどね。