2018年6月24日 Creative activityEventsResident滞在アーティストと市民の交流企画
去る6月17日、滞在者のミリアムとマリアによるワークショップが開催されました。
概要はこちら
事前の予約に加え、当日朝から開催されていたArt&Breakfastからも参加者が加わり、彼女たちのワークショップの参加者は12名でした。
このワークショップはいくつかのパートに分かれており、まずはじめに、参加者それぞれが壊れたものをもちよって、そのものの思い出をお話しながらなおしていく、というパートから始まりました。
思い出のほかに、「日常でわびさびを感じることはあるか」という、超難問とその回答が飛び交います。
みなさんは「わびさび」感じますか?
お話しをしながら、それぞれの思い出のつまったものをなおしていきます。
次のパートでは、みんなで体を動かすゲームをしました。
ファイアボールエクササイズという、「イメージで火の玉をパスし合う」というゲームです。
そのあとは、それぞれが持ち寄ったものをこわしてしまったときの動きを共有して、みんなで真似して動きます。
こわしてしまったときの動きが、ダンサーの二人によって、デフォルメされコミカルな動きになっていくことで、なんだか楽しい気持ちになってきます。
体を動かしたあとは、「みんなでこわす」パートです。
大きな和紙を、参加者みんなで引っ張り、破きます。
びりびりに破いていきます。
ひとしきり大暴れしたあとは、おやつの時間です。
ミリアムとマリアが用意したスパニッシュオムレツや、お菓子、お茶がふるまわれました。
休憩したあとは、「みんなで破いた和紙を、ひとつになおす」パートです。
「金継ぎ」にインスピレーションを受けて考えられたワークショップということで、金色のテープや糸などを使ってひとつにしていきます。
ひとつにまとまってきたら、自立するように組み上げていきます。
できあがったオブジェは、現在スタジオの入り口に展示されています。
参加者からは、「こわすということはネガティブなことだと思っていたけど、こうやって共有することで、ポジティブなものに捉え直すことができて嬉しかった」といった声もあり、みなさん満足そうでした。
山田
アーティスト/Artist
セダカ・ミリアム / Sedacca Miriam http://www.miriamsedacca.com
イバレッツェ・マリア / Ibarretxe Maria cargocollective.com/srapolaroiska