2015年02月9日 イベントこれからの出来事
冬のバカンスに参加するお楽しみがまた増えました〜!
天神山アートスタジオにこられる方々から、「ここにカフェがあればいいのに!」と、みなさん口をそろえてリクエストされます。
雪が降ったときに、公園の中に近道ができたり、滑り台ができたり、歩道の高さがあがったり、いつもよりゆっくり歩いたり、、、”普段”から離れて違うことができる、いつもより自由になるということから、冬のバカンス「天神山の雪まつり」の2日間だけottimo×KAMOMEによるカフェを特別に開店します。
image:Catherine Bouquet
2月14日、15日、21日、22日のレクチャーやワークショップに参加する、また雪まつりの会場準備や、アーティストの制作活動にご協力いただいたら、もれなく「カフェ・チケット」を差し上げます。カフェのメニューはこのチケットを使って交換、楽しんでいただくことになります。
いまottimo×KAMOMEのお二人が計画してくださっているメニューはこちら(当日少しかわるかもしれません)
○じゃがいもの極み
○喜びの肉
○かまくらパン
○落ち着くおにぎり
○栄養補給スープ
○しあわせのいちごかき氷
*ottimoさんは、2月13日(金)星置にオープンする新しいトスカーナ料理のお店、KAMOMEさんは、銭函で大人気のかき氷やさんであり、時々美味しいケータリングをしているところです。
待ち遠しいですね!m
*2月1日、7日,8日のプログラムに参加下さった方で、21-22日に来られる方は当日チケットをお渡ししますスタジオのスタッフに一声おかけくださいませ。
2015年02月9日 アーカイブイベント
2月というのに、プラスの気温で雨に近いみぞれのふる冬のバカンス2回目の週末です。
昨日に引き続き、今日はワークショップ2本だて!
雪が降ると否応無しに「自分の身体(しんたい)」について考えさせられます。雪が降るときと降っていないときとでは、身体の使い方が変わってきます。それを身体表現として意識しなおしてみるプログラムです。
トレーナーの森脇さんによる午前中のプログラム。
「降雪地域に住む人に役立つ教育」=雪育(ゆきいく)に取り組むチームのメンバーでもあります。スキーのインストラクターをなさってもいて、昨日の雪の授業でプロスキーヤー等によるハイレベルのワザを子どもたちに披露してウィンタースポーツの魅力を伝える「スーパースキー」の中でも紹介されていた森脇さん。雪好きの世界は意外と狭い。
http://youtu.be/qxju_d9be20
参加者は、自分の筋肉をコルセットにして腰を痛めない体の使い方について学び、そして外にでて実践!おお、胴体は箱のようにとらえて動かさないようにして、股関節をつかってひねる、、、、なるほど!スコップの持ち方も伝授してもらいました。大きな筋肉だけ使うという方法でした。これなら、体を痛めずダイエット効果あり!
最後に森脇さんから「雪しぐさ」という雪の降る地域独特の思いやりの心とそれを当たり前のように実践しているということについて説明してもらいました。これには改めて地元の参加者一同感動していました。雪国のひとびと、まんざらでもない!
午後からは、札幌オオドオリ大学雪部(通称、雪ドリ部)の有志による、「マイ・ベスト・オブ・スコップを探せ!」というプログラムでした。浅香工業さんから提供いただいた除雪スコップ6本を実際に使ってみて、チェックシートを使って多面的に自分にあった=お気に入りの除雪スコップを見つけるという内容。こちらも除雪オタクのメンバーによる指導とうんちくの世界をすっかり楽しませてもらいました。
重いし、見た目もよくないしなんだかな〜でもこれしか好きじゃない!という一本を私もみつけました。非現実的でリスク無視の無謀な性質をまたしても知るハメになり、いま少しへこんでいます。けっこうじわっときます。これが体感ということでしょうか、、、、。
参加者ひとりひとりが,自分のベストスコップについてプレゼンするという内容も、それぞれの思い入れや道具の選びかた、果ては自分の本質まで暴露するような面白さ。たかが除雪されど除雪、除雪の道は奥が深いのでした。
ワークショップで使用した6本の除雪スコップは、プロジェクト期間中に天神山アートスタジオの展示スペースで実際にみてもらうことができます。そして、森脇さんの本日のプログラムも交流スペースで記録映像を上映する予定です。見逃した方は、天神山アートスタジオで全編見ることができますよ。
森脇さん、雪ドリ部のみなさん、どうもありがとうございました!
昨日の「雪」プロの授業でも、また今日のプログラムの中でも紹介されていた「北海道の小中学校の子どもたちの体力レベルが全国最下位」だというデータ。基礎体力づくりに取り入れられ用としている除雪という運動。もちろんその事実は、ゆゆしきこととして取り組むべきデータです。でも、別の見方をすると、多様な風土の日本の子どもたちをひとつのものさしで測っていいわけない、そのものさしだと最下位かもしれないけど、雪の冬を過ごす子どもたち、ひとびとの身体能力は、全国一律のものさしでは測れないもっとユニークなものなんじゃないかと考えました。
世界のどこを探しても年間積雪量6メートルの都市は札幌以外どこにもないのだから。その冬を毎年過ごしているんだから。
マニアックなプログラムは来週も続きます。
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