2016年05月15日 滞在者紹介
韓国よりリュ・ジェスさん(写真右)、バン・ユンウクさん(左)が来ています。
リュ・ジェスさんは絵本作家で、ニューヨークタイムス紙において
世界の絵本の中から最高賞に選ばれるなど、国際的に著名な作家さんです。
Ryu Jae-Soo is author illustrator,he is known for his book
The Yellow umbrella that was selected for the “New York Times Best Illustrated Books”
and “Best of the Best 40” of the IBBY.
日本の絵本作家あべ弘士さんとも交流があり、
代表作の『山になった巨人』は日本語に翻訳されています。
One of his works “The Giant Became the Mountain” was translated in Japanese.
なんと、その絵本を寄贈していただきました。
韓国語版ですが、絵本なので見るだけでも楽しめます。
He donated his books for Art studio.
こちら左は、『きいろいかさ』、こちらは絵と音楽(CD付き)なので、
韓国語を知らない方でも楽しめます。
You can enjoy Yellow Umbrella, even you don’t know Korean.
ご丁寧に、全てにサインをしていただきました。
天神山にお越しの際にはぜひ、ご覧いただければと思います。
2016年05月15日 滞在者紹介
先日アートスタジオ1階の交流サロンで即興のダンスをしていた滞在者、チョン・ヨンドゥさんが出演されているダンスプロジェクト「rap rap(ラㇷ゚ラㇷ゚)」へ行ってきました。
女性ヴォーカルグループ「マレウレウ」が奏でるアイヌの伝統歌「ウポポ」にあわせ、チョン・ヨンドゥさんと札幌を中心に活躍するコンテンポラリーダンサー、東海林靖志さんがコンテンポラリーダンスを繰り広げるシアターzoo発ダンスプロジェクトです。
会場はウポポの輪唱独特の規則的な歌声とムックリの響きで満たされ、リズムの中に漂うような居心地の良い空気が漂っていました。
その中でぼんやりとダンサーお二人の、ダンスのような、日常のしぐさのような動作を眺めていると、時には彼らの軌跡と音色の形がミックスされて抽象的な模様に感じられたり、時には体の輪郭が花のつぼみや波のように見えたり...
不思議な鑑賞体験になりました。
今回はシアターzoo発”(初)”の試みとのことで、今後もどのような企画がされていくか楽しみです!
Akiko
2016年05月15日 イベント日常
5月13日(金)の夜、アートスタジオスタッフと通訳ボランティアによる第一回滞在アーティスト勉強会が開催されました。
もともと、スタッフ間で「もっと事前に滞在アーティストの事を知っていれば深くコミュニケーションをとれるのではないか、専門用語の英語も覚えられるのではないか。」という意識があったことから、通訳ボランティアの方も含めて始めることになったこの勉強会。
今回は15日にアーティストトーク、15、17日に作品展示を行うオーストリア出身のアーティストHeinz Kasperについての勉強会でした。彼のWEBサイトで作品を見ながら、彼からもらったCV(略歴)を訳して行きました。
一つの英単語でも、複数の日本語の意味を持つものや元々の文が抽象的で訳すのが難しいところが多数あり、意外と苦戦...
結局最後は、日本語ですら言葉から得るイメージは個々人で誤差があるのだから、外国語でも同じ、翻訳を統一することは難しいね!という結論に至りました。
言葉って奥が深い...
「月がきれいですね。」並みの実力とセンスが欲しいと思ったスタッフでした...
Akiko
2016年05月11日 イベント滞在者紹介
5月26日まで、オーストリア出身ベルリン在住のアーティストHeintz Kasperが滞在中です。
天神を訪れた札幌のアーティストとツーショット。
彼の専門は「色」。ペインティング、ライト、プロジェクションマッピングなどの手法を用いて制作をしています。また、舞台美術の演出の仕事もされているようです。「色は光の子供だよ」と自身の創作を語ってくれました。ポートフォリオサイトはこちら
札幌に着いて間もないながらも制作に励んでいる彼。5月15日、5月17日の二日間、展示も開催します。インスタレーション、アニメーション、ペインティング、ライティングと、様々な手法とマテリアルを使ったプランを立てています。
“A show room Heinz Kasper. Fragments of the past, present, future”
•アーティスト:Heinz Kasper
•5/15, 5/17 9:00~21:00
•さっぽろ天神山AS展示スペース(入場無料)
•アーティストトーク 5/15 11:00~(アート&ブレックファストデイ内)
Until May 26th, an artist Heintz Kasper staying Tenjin. He lives in Berlin and originally from Austria.
His speciality is just “color”. He creating his arts by painting, light, projection mapping and so on. And he also does works in theatre apparently. “Color is the children of light” he told his creation as this. His portfolio site is here.
He has been marking efforts to create works since he arrived Sapporo. He is going to hold an exhibition “A show room Heinz Casper. Fragments of the past, present, future” at exhibition space on 5/15, 5/17 two days. Installation, animation, painting, lighting, some kinds of techniques and materials will be used in his plan. And in the event Art & Breakfast Day on 5/15, from 11:00 he is going to hold an artist talk.
taiga.
2016年05月11日 創作活動滞在者紹介
今日は天神山から外に出て、シアターZOOさんへ行ってきました。
シアターZOOは中島公園の東側に位置する劇場で、
一年を通して演劇、ダンス、落語等様々な催しが行われております。
そこに出演する様々な方が、これまでさっぽろ天神山スタジオを使用してくれています。
本日は、5月13日~15日に開催の、「rap rap(ラプラプ)」の稽古中にお邪魔してきました。
入口で出迎えてくれたのは、北海道文化財団の松本智彦さん。
シアターZOOが光ります。
地下への階段を進むと、
赤い入口が待ち構えています。
ようこそ!
色々なフライヤーがあるロビーを抜けて、
ステージに続く階段を上がると・・・
綿密な打ち合わせの様子。
流れるような動き。
どんなパフォーマンスになるのか楽しみです。
2016年05月8日 日常
本日は良く晴れた日曜、毎年天神山で活動をしている大風呂敷工場さんのお花見が開かれていました。
天神の緑の芝に映える風呂敷、恒例になりつつあります。
Today is Sunday and was sunny. The group “Ohburoshiki factory” which making this like huge seat every year held a Hanami party. Ohburoshiki looks on the grass bright. This event becoming custom. in Tenjin.
taiga.
2016年05月7日 日常桜滞在者紹介
交流サロンに出てみると、誰かが踊っています。
5月17日まで滞在しているチョン・ヨンドゥ(Jung Yong Doo)さん。
「コンテンポラリーダンス」というジャンルで活躍されているのですが、
普段、ダンスすら見ることがない僕からすると、動きが面白いですね。
ヨンドゥさんは、5月13日~15日の間、シアターZOOで公演の予定。
館内で少し体を動かした後、外へ出ます。
サクラを見つめ、何かを考えているのか、感じているのか、
その時に受け取ったものを体で表現しています。
コンテンポラリーダンス、なんてカタカナが続くと、よくわからないものとして
敬遠しがち(少なくとも僕はそうでした)ですが、
ヨンドゥさんの踊り見てみると、「スッ」、っと入るというか、
とても素直な感じ。
踊りの後に、話を聞いてみると、
「動き」のひとつひとつについて、意図や意味について何かを探ろうとするのもいいけれど、
景色を見ている時のように、ぼんやりただ眺めるというのもいいんじゃないかな?
自然を見ていると、「ああ、明日もがんばろぅ!」ってそんな風に思えるような。
とのこと。
嬉しい時にスキップしたり、体が反応するようなそんな感じで、
これは見るものではなくて、自分たちにもできることなんだと思いました。
そんな感じで色々と話をしていると、ピアノの音がポロンポロン
天神山に遊びに来ていた子供が弾いていたようです。
聞き入る、ヨンドゥさん。
すると自然に体が動き・・・
いつの間にか踊りとピアノのコラボレーションに。
まさに、こういうことなんでしょうね。
ことばを使わない表現や会話というのは。
2016年05月5日 Creative activityEventsOrdinary
Today, we held Denise Kehoe solo exhibition and her artist talk “YABAI Project”.
On a part of wall in the exhibition room, there were lots of pieces of paper drawn scribbles on, which anyone has seen somewhere in Japan…
Actually they were the paper for customers to test pens in stationery shops, gathered by her going around in the center of Sapporo.
Additionally, there were other works which she created, being inspired by the papers as she caught them as abstract paintings or contemporary art works; for instance, ones are pieces of the papers with stitches going on drawings and fabrics as frames, and others are interactive, canvases for visitors to test pens.
Though the papers are familiar to Japanese, the ways and perspectives to create those works are unique to her capturing the papers as materials for the art.
By the way, “YABAI” is the word she learned in the early time of her stay in Japan, which is interesting and weird for her, so she named the title of this exhibition “YABAI project”.
According to her, “No way!” has similar meaning to “YABAI”, though there isn’t the word completely meaning ” YABAI” in English.
Akiko
2016年05月5日 イベント創作活動日常
今日もお花見客で賑わった天神山。
滞在アーティストDeniseの1日限りの滞在成果展示&アーティストトーク「やばいProject」が開催されました。
なにやら落書きがされたような大量の紙…皆さんもどこかで一度は見たことがある、書いたことがあるものたちです…
そう、実はDeniseが札幌中心部の文具店などで集めてきた、ペンの試し書き用の紙だったのです。
その試し書きの紙が、抽象画や現代アートのような作品に見えたことから着想を得た作品を展示。
試し書きに刺繍をして布で額縁をつけたものや、来場者にキャンバスの上に試し書きをしてもらうものなど、数種類の作品シリーズが並びました。日本人にとっては殆ど当たり前の存在ですが、ペンの書き味を見るために人が何気なく作った痕跡を、作品という形態に落とし込もうとしたり、試し書きの支持体を美術の伝統的な支持体のひとつであるキャンパスにしてしまうという発想は、まさに試し書きが作品に見えたという彼女ならではの視点です。
ちなみに、”やばい”は彼女が日本に来たばかりの時に覚えた言葉で、面白くてちょっと気持ち悪く感じていたことから、今回のプロジェクトのタイトルにしたそう。
英語で言うとなんていうの?と質問してみたら、「完全に一致する言葉はないけれど、No Way!が近いわね」とのことでした。
Today, we held Denise Kehoe solo exhibition and her artist talk “YABAI Project”.
On a part of wall in the exhibition room, there were lots of pieces of paper drawn scribbles on, which anyone has seen somewhere in Japan…
Actually they were the paper for customers to test pens in stationery shops, gathered by her going around in the center of Sapporo.
Additionally, there were other works which she created, being inspired by the papers as she caught them as abstract paintings or contemporary art works; for instance, ones are pieces of the papers with stitches going on drawings and fabrics as frames, and others are interactive, canvases for visitors to test pens.
Though the papers are familiar to Japanese, the ways and perspectives to create those works are unique to her capturing the papers as materials for the art.
By the way, “YABAI” is the word she learned in the early time of her stay in Japan, which is interesting and weird for her, so she named the title of this exhibition “YABAI project”.
According to her, “No way!” has similar meaning to “YABAI”, though there isn’t the word completely meaning ” YABAI” in English.
Akiko