2016年08月20日 滞在者紹介
オーストラリアのJustineとTim、文筆家の二人が滞在中です。
Timはフィクション作家で、現在はヤングアダルト向けの三部作を執筆中。テーマを聞くと「世界の終わり、この文明の終わりの話だ」とのこと。さらに、悲観的、楽観的、どんな見地から書いているか尋ねてみましたが、それはさすがに瞬時に答えるのは難しい様子。そんなあなたに、ということで、たまたまオフィスにあったナウシカの原作コミックと英語の要約を渡してみました。
Justineの執筆はTimによればよりアカデミックで、大学で現代のパフォーミングアーツ理論を教えているとのことです。
二人は10/17までの長期滞在です。
Justine and Tim, Australian writer couple stay in Tenjin. Tim is a fiction writer and is writing a trilogy for young adults now. “The end of this world. The end of this civilization.” He answered about the theme of them. Then I asked more that from what viewpoint is written. But he seemed hard to answer immediately. I rent the original comics of “Nausica of the valley of the wind” and its English summary, so there were in the office coincidently.
According to Tim’s word, Justine’s works are more academic. In an university she teaches theory of contemporary performing arts apparently.
Their long visit is until 10/17.
taiga.
2016年08月17日 滞在者紹介
オフィスにいるこの男・・・
ご存知でしょうか?
2014年度冬のバカンス招聘アーティストのウェン・ナム・ヤプがやってきました。
⇒ HP
⇒ 冬のバカンス
マレーシア出身のアーティスト、ウェン・ナム・ヤプ。
彼は8月20日(土)~9月10日(土)の間、
是非、皆さんもウェンナムに会いに来てください!
2016年08月16日 イベント日常滞在者紹介
さっぽろ天神山アートスタジオ 滞在アーティストと市民の交流企画
『鈴木悠哉小学校へ行く』
7月14日(木) 10時~15時 平岸高台小学校(豊平区)
内容 作品・活動紹介、児童との交流
◆滞在アーティストと市民の交流企画とは◆
さっぽろ天神山アートスタジオに滞在するアーティストと市民の交流を促進するため
アーティストが天神山を飛び出し地域や人に会いに行ったり、
市民がアーティストやアーティストの活動場所に積極的に出向いてゆく企画です。
担当: 小林亮太郎 連絡先: ryotaro@ais-p.jp 070-5288-5367
さっぽろ天神山アートスタジオによる「滞在アーティストと市民の交流企画」として
滞在アーテイストの鈴木悠哉さんが平岸高台小学校に訪れました。
中休み、昼休み時間に作品や活動の紹介を行いながら子ども達との交流を深めました。
その時の様子をブログでご紹介いたします。
(当交流活動は2016年7月14日に行われました)
・自己紹介&作品紹介の様子
・今まで見たことのない世界にたくさんの質問や意見が飛び交う
交流企画を実施後、鈴木悠哉さんから感想を伺いました。
「学校」という言葉を聞いて、なんとなく楽しいイメージを抱く子供と、なんとなくいやだなあ、
と感じる子供とだいたい2種類に分かれると思うが、自分は一貫して後者であった気がする。
今回20数年ぶりに小学校(平岸高台小学校)を訪問することになった。実際に行ってみると、
学校は自分の記憶のなかの学校のイメージとはだいぶかけ離れていた。
学校は、明るく、オープンな雰囲気に満ちていた。こどもが生き生きしている。
廊下を走り回っている。というより、廊下で運動ができるように運動マットも敷いてある。
中休みと昼休みの時間利用して、自分の作品や、今まで行った国の写真などでプレゼンテーションを行う。
果たして、自分がこどものときに、学校の中にこういうよくわからない時間があって、
よくわからない大人が来たらなにを思っただろうか。学校の授業はたいがい答えが決まっているし、
正しい答えを導き出すために知識を覚えている。だけど、このよくわからない時間はやはりよくわからないままだ。
だが、この世界に「よくわからないことがある」ということを許容することはとても大事なことなんじゃないだろうか。
(>とくに美術はその部分に大きく関わることだと考える)
学校のなかの様子も見せていただいた。時代は変わり、少子化は進んでいた。一学年は一クラスになっていた。
だが、そのことで先生と生徒の距離は縮まり、また生徒たち同士も親密なように見えた。
正直、この情報化社会の現代において、子供達の日常も昔ほど牧歌的なものではなくなっているのではないかと
推測していたが、そんな心配をよそに、一見したところ子供達はのびのびしている印象だった。
※平岸高台小学校は1年2年以外は1クラス学級。
・写真を見ながらこれまで訪れた様々な国の話をする鈴木さん
個人的に、一番驚いたのは校長先生だった。イメージのなかの校長とまったく違う。
話を聞くと、となりの特別支援学校などでも校長を兼任しているそうで、そういうマイノリティの視点から
ものを考える姿勢がうかがえる。(そもそも校長先生自身が学校嫌いだったそうだし。)
校長先生はひとまずえらい、という理由なき威厳みたいなものがひとかけらもない。
これはこの学校のほかの先生にも言えることだった。
先生はえらい、だからいう事を聞かないといけないという頭ごなしの教育スタイルがここにはみあたらない。
きちんと人間と人間の関係が先生と生徒のあいだにある気がした。
(もちろん、内情は様々な問題を抱えているとは思うし、その苦労を推し量ることはできないにしても)
※池田校長は「平岸高台小学校」と「のぞみ分校」の両校の校長を兼任している/2016年7/14現在
あと、校長先生のほうから(自分の作品のイメージを使っての)提案があったのも驚いた。
個人的にこういったオープンさ、自分たちにプラスになるものを積極的に受け入れる姿勢は
ヨーロッパの教育の感じに近い印象を受けた。
たしかに美術を取り入れた企画がこの学校では実現しやすいと感じる。
・様々な学年の子供たちが集まってくる
子供に関しても少人数制ということもあるのか、あぶれている生徒がいる感じがしない。
自分の小学校のときは1クラス40人、5クラスの大人数だったために、必ず孤立する生徒が居たものだった。
少なからずクラスに派閥が形成され、
子供ながらにその社交関係や権力のヒエラルキーのようなものが嫌いだった。
1クラスしかないので、クラスわけで人が入れ替わることがないというのは、
総じて良いことなのかもしれないと感じた。(まあ、これも一長一短だと思う)
あと、また個人的に衝撃だったのは英語の授業。軽く嫉妬を覚える。
授業はヒアリングとスピーキング重視のもの。中、高と英語を暗記科目として捉えていたために、
大人になって日本から出た時に苦労したし、いまも苦労し続けている。
こどものうちから学校で生の英語に触れるということはかなり重要な体験だと思う。
※ALT(外国語指導助手/ネイティブスピーカー)による会話の授業を見学した。
プレゼンは20分、20分の2回。※中休み、昼休み
なにを見せるかのプランは少しはあったにしても、プランを立ててもこどもの前では速攻覆されるのだな、
ということを悟る。逆にそれが面白さなのかもしれない。偶然性や即興性しかないのだと。
(鈴木悠哉/現代美術)
~企画を実施して~
今回、小学校への交流企画を実施したことで、
子ども達はアーティストに出会い、作品や活動の紹介を通じて
ものの見方や考え方、そしてこんな生き方もあるんだ、という体験をした。
また、参加したアーティストも小学校を訪れることで、今の小学校の姿や
子ども達・先生達に触れ、過去の経験を更新する機会になったのだと思う。
さっぽろ天神山アートスタジオでは、館内での交流事業はもちろんのこと
これからも出会いから生まれる、驚き、喜び、楽しみ、を積極的に作ってゆきたいと考えている。
さっぽろ天神山アートスタジオ 小林亮太郎
2016年08月14日 滞在者紹介
8月に入って続々と新しいアーティストが天神山に来ています。映像作家のMarina、出身は台湾です。ポートフォリオサイトはこちらです。https://vimeo.com/user4166505
8月21日のお昼から作品の上映会とインタビューの収録を行います。この日の午前中はアート&ブレックファストも開催していますので、ご興味あるかた是非お越し下さい。
A lot of new artists coming to Tenjin. Marina is a filmmaker from Taiwan. Portfolio site is here https://vimeo.com/user4166505
She is going to hold staging and talk event on 8/21. She wants us to ask how we feel her work. This day is held also Art & Breakfast day in Tenjin.
taiga.
2016年08月14日 滞在者紹介
8月30日まで滞在予定のベッキー(右)とローワン(左)です。
先日の、オープンスタジオ最終日でも活躍してくれました。
右のベッキーは、本名Rebecca Anne Sui Zhen Freemanって超長いんですけど、
Sui Zhenって名前でDJもやっている、ミュージシャンです。
PVもご覧ください。
左のローワンは普段、英語の先生をやっていて、DJもやってるとの事。
今回の滞在中には音楽制作をやっているようです。
日本語を勉強したことがあるので、少しですが会話ができる2人。
とっても人の好い二人なので、ぜひ見つけたら声をかけてみてください。
2016年08月14日 日常滞在者紹介
オランダ出身、ベルギー在住のお稲さんこと、Ine Reyndersさんです。
Ineさんは市内各所の美術館へ足を運び日本人アーティストのリサーチを行っており、
天神山アートスタジオ滞在中には京都へも遠征していたようです。
最近天神山アートスタジオを利用してくれるアーティストの動きを見ていて、
気付いたことがあります。
日本各地へ移動するなら、「東京」「大阪」を基点とする、
というイメージがあるんですが、それは20世紀の話。
21世紀の現在、LCC(格安航空会社)等の交通機関の発達に伴い、
札幌のような中堅都市においても、大都市(東京、大阪等)に比べて、
経費や利便性面においてそれほど大きな差がなくなってきました。
そんな中、
ちょっとのんびり滞在しながら地元に何あるのか知りたい、
という滞在の場合には札幌はなかなかいいんじゃないかと、思うのです。
山も近くて海も近い、雪も降るし、夏は北海道的な景色(だだっ広い系の)が見られる。
市内から車で1時間弱で行ける最高の温泉地、美味しい食べ物(特に寿司とか)、
といった環境が、道外の人たちにとって魅力的なものなんじゃないかなと、思うのです。
北海道はココに気付いて、入口としての札幌⇔道内各所と手をつなぎ、
日本滞在のベースとして北海道を盛り上げて行ければいいんですけどね。
2016年08月13日 滞在者紹介
こめかみに光るピアス。スペインはバルセロナを拠点に活動するキュレーターSoniaが来札中です。http://esnorquel.es
天神山と連携しているS-AIRから招聘を受けている彼女。8/26札幌大通りのHUGにてトークイベントの開催が決まっています。
https://sairblog.wordpress.com/2016/08/09/exchange2016/
これまでのキュレーション活動やバルセロナのアートシーン、日本でのリサーチなどを紹介。
また、8/16 19:30より天神山アートスタジオにてポートフォリオプレゼン大会&歓迎会を開催します。イベント詳細はこちら。キュレーターにポートフォリオを見てもらう機会、ぜひお楽しみください。
ポートフォリオ大会にご参加希望の方はこちらへご一報願います。info@s-air.org
Silver pierced earring on temple. Sonia is a curator, writer whose activity based on Barcelona, Spain. http://esnorquel.es
She is invited by organization S-AIR that has network between Tenjinyama Art Studio. She is going to hold a talk event at HUG in Sapporo.
link:
https://sairblog.wordpress.com/2016/08/09/exchange2016/
She will introduce her curation, art scene of Barcelona and also research in Japan.
And on 8/16 from 19:30, we will hold a event with her that portfolio presentation Meeting & Welcome Party. Event detail is here .
taiga.
2016年08月10日 日常
8月10日(水) あー、いい天気。
気温もちょうどいい感じ。 これが札幌の夏ですよ!
庭のトマトもがんばって成長しています。
その他にも、ズッキーニ、ナスビ、ルッコラ、パクチー等々
さっき、庭の前を幼稚園の子供たちが散歩していたので、
「赤くなったトマト食べていいよ~」って言ったら、
みんなきゃっきゃしながら食べていました。
「ありがとーございまぁーす」って。いいですね。
天気の良い日はぜひ天神山へ。
天神山野菜の味見ができるかも?
2016年08月9日 イベント日常未分類滞在アーティストと市民の交流企画
明後日11日のアニメーション上映会に向けて嵐の前の静けさ、ちょうど台風もきてますね☆
盛り上がるおばあちゃん、たじろぐ小学生。けおすな看板。どうなる!?
===
8月11日(木・祝/山の日)15:00~
天神山 夏のオープンスタジオ 最終日特別上映会
「ラストタンゴ in 天神」
15:00 オープニング〜ゲスト講師松本力さんによるトークと振り返り
15:15 上映会第1部 “Tenjinyamanimation A”
(ゲストミュージシャン Becky, Rosanna, 渡部早稀, 他)
15:45 休憩
16:00 上映会第2部 “Tenjinyamanimation Un”
(ゲストミュージシャン Becky)
16:15 Sui Zhen Solo Video & Music (Becky)
16:50 北海学園大 フリーホームレスジャズバンド とVJ 松本力
17:00 上映プログラム終了
17:00~ 交流会
ライブ演奏
•北海学園大 フリーホームレスジャズバンド
•MomoSun Band. 三瓶隆 & 桃山遊道
天神山アートスタジオでは、7月30日より夏休みに合わせたプログラム「夏のこどもオープンスタジオ」として、ゲスト講師に松本力さんを迎えたワークショップ「山のアニメーション修行 踊る人形/じかんの絵」を開催してきました。11日間の期間中にこどもたちが描き上げたアニメーションは、2000コマ以上にものぼります。上映中は天神山に滞在中のミュージシャンらによるジャムセッションも上演。こどもたちとアーティストの共演をぜひご覧ください。
なお、オープンスタジオは11日12:00まで参加していただけます。大人の方も大歓迎です!ご家族ご友人と、夏のアニメーション修行はいかがでしょうか。ワークショップの様子はこちら <https://beigejackal76.sakura.ne.jp/ct-top/7835/> から。それではどうぞよろしくお願いいたします。
参加ミュージシャン Becky WEBサイト
http://www.suizhen.com.au/music/
※プログラムは変更になることがありますので、ご了承ください。
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