- 日時
- 2016年9月04日 15:00 〜 2016年9月04日 17:00
- イベント名
- レクチャー&ワークショッププログラムシリーズ 「わたしたちの身近にあってわたしたちに必要なもの」第2回 オープン・トーク 「鮭を通して見たアイヌ民族」
- 内容
レクチャー&ワークショッププログラムシリーズ
「わたしたちの身近にあってわたしたちに必要なもの」
第2回 オープン・トーク「鮭を通して見たアイヌ民族」
■ゲスト:曽我英子(アーティスト)
■日時:2016年9月4日(日)15:00-17:00
■会場:さっぽろ天神山アートスタジオ 1階 展示スペース
■参加:無料(予約不要)どなたでも参加できます。
身近すぎて、または最初からそこにあったためにその存在や意味に向き合うことをしなくなったモノやコトを北海道民、札幌市民にとって身近な「鮭」に託し、「身近過ぎて見過ごしがちなものやその存在が故に生まれる地域特有の精神性」をとらえ直す試みです。天神山アートスタジオの近くを流れる豊平川の欄干にも、道路のマンホールにも鮭がモチーフとして登場しており、札幌の人の郷土愛を生まれた川に帰ってくる鮭になぞらえて表現することもあるほど「鮭」は私たちに身近な存在です。鮭に関わる様々な視点をレクチャー、ワークショップ、トークなど多彩な形式でプログラム化していきます。
第1回目は、丹菊逸治さん(北海道大学アイヌ先住民センター)の「アイヌ民族と鮭」レクチャーを2015年10月に実施しました。
■ゲストについて
東京都生まれ。 現在はロンドンを拠点に活動。
2015年ロンドン大学スレードスクール・MFA彫刻学科卒業。
人の行動や社会環境を形どる目に見えない要素を彫刻や音を通して、 リサーチを元に制作しています。
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2015年 8月から10月にかけて函館、札幌、白老、苫小牧、二風谷を周りアイヌ文化と歴史の勉強とリサーチを行いました。この旅の中で、シャケを通してアイヌの精神と文化、歴史的背景、自然環境、近隣国との関係、近代資本主義から受ける影響など様々な分野を学べることが分かりました。旅の中で出会った二風谷に魅了され、2016年8月から約6週間の滞在を通し、新たにリサーチと制作を行いました。
助成:グレイトブリテン・ササガワ財団
http://www.gbsf.org.uk/general/j/genera_jpl.html
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曽我 英子 活動略歴
2016年
London Yellow Mould Deal, 英国
Metamorphosis Fragments IV, Curated by Vilma Luostarinen, 英国
2015年
Hokkaido research travel/work in progress, Tenjinyama Art Studio,日本
Athens Dry Deal, Cantina Social, ギリシャ
The Girl at The Door: Equality, Gender & Society, UCL, 英国
1-Day Sculpture Park, The UCL Mullard Space Laboratory, 英国
Where we are now, Psychoanalytic research in the 21st century, Freud Museum London, 英国
2014年
Drifting Derive, Asia House, 英国
Work in Progress, Asia House, 英国
Despres Desprest, The Earth Sciences Department, UCL, 英国
2013年
Future Lasts a Long Time, MFI group, Peckham Artist Moving Image, 英国
Stryx and MFI Present: How to build a table, 英国
Watercolours and Works on Paper, Science Museum, 英国
2012年
National Open Art Exhibition, 英国
Jerwood Drawing Prize 2012, 英国
以上、
主催(企画・運営)さっぽろ天神山アートスタジオ
担当:小田井真美 AiRディレクター