- 日時
- 2017年10月06日 0:00 〜 2017年11月12日 23:59
- イベント名
- 2017年度国際公募プログラム 2017-2018Winter募集要項
- 内容
募集は終了いたしました。みなさまの応募ありがとうございます。
= 応募締切2017年11月12日 =
2017年度国際公募プログラム”2017-2018 Winter” について
札幌市は、積雪寒冷地に200万人もの人が暮らす世界でも珍しい大都市です。その独特な都市生活を支える存在として雪対策室といった専門部署も備えられています。1972年に開催された冬季オリンピック札幌大会で、札幌は都市化を加速させました。都市生活を支える独自の除雪のしくみ、ロードヒーティングや地下道といったインフラや交通、人々の日常的な行動や所作、さらにはスポーツ、雪まつりといったイベントに至るまで、都市を生成するさまざまな創造力が、雪との共存の試みの中に現れています。このように日本という国の中で札幌、北海道を眺めるとき、この地域が独特な自然環境や人の営み、歴史を有していると気付かされます。同時に国境にとらわれない視点でこの地域を眺めると、本来この地域が北方圏に属し、私たちの営みは北方文化のなだらかなつらなりの南端に位置しているとわかります。今年度の国際公募プログラムではこれら2つの視点を交わらせ、アーティストの創造力によっていまある境界線を軽々と超えていく試みにしたいと考えています。
冬・雪・北方圏、これら3つのキーワードを軸にしたそれぞれのアイデアを、滞在制作を通して深めてください。アーティストによるリサーチ、制作への新しい展開につながる機会を提供します。アーティストやクリエーターからの意欲ある応募をお待ちしています。
【募集概要】
プログラムテーマ:「冬・雪・北方圏」
プログラム・スケジュール:
・プログラム期間:6週間 / 1月13日(土)~2月25日(日)*この期間は必ず滞在してください。滞在スタジオ無償提供期間(8週間): 2018年1月11日(木)~2018年3月1日(木)
・アーティスト歓迎会及びトーク実施日程候補:1月21日(日)
・滞在成果報告実施期間・展覧会などプレゼンテーション:2月17日(土)~25日(日)
募集人数:
合計2(名/組)
Exhibition Program:1(名/組)リサーチ活動を経て、展覧会を実施できること。
Community Program:1(名/組)小学校で2週間のアーティスト・イン・スクールプログラムに参加し、レジデンスプログラムの最終に滞在報告のプレゼンテーションを行うこと。
*アーティスト・イン・スクールについて
日本国内の高度経済成長期にマンモス化した公立の小・中学校の校舎は、少子化が加速しているため校舎の中で多くの空き教室が生み出されるようになってきました。時代の変遷で生まれた学校の中の「すきま」をアーティスト・イン・レジデンスの新しいサイトとして見出し、子ども達の通う(現役の)小学校の「余白教室」をアトリエに置き換え、アーティストが一定期間一時的に滞在し制作活動を行うプログラムです。アーティストは、学校での制作活動を通じて、子どもたち、教職員、保護者、地域住民と交流を行います。活動スケジュール(例):
Exhibition Program
- 1〜4週:リサーチ活動
- 5〜6週:制作
- 7〜8週:設営、展示(1週間)、撤収
Community Program_Artist in School
- 1〜3週:学校の打ち合わせ、準備
- 4〜5週:アーティスト・イン・スクール(2週間)
- 6〜8週:プレゼンテーション準備、実施、撤収
募集内容:
滞在中、テーマに沿ったプロジェクト・プランまたは、アーティスト・イン・スクールプログラムでの小学校を舞台にした活動プランの提案
応募条件:
・ 国籍、居住地、年齢(18歳以上)、性別不問。
・ 広くビジュアルアーツ分野での活動歴があること(学生不可)
・ 滞在目的を理解し、「Exhibition Program」「Community Program」ともに、滞在の最終週に滞在中の活動の成果として発表を行えること。
・ 市民交流プログラム等の館内行事がある場合は積極的に参加すること
・ 制作、展示、撤去は、ディレクター、コーディネートと相談し、自分で行えること
・ 一人で滞在中の生活を支障なく行えること
・ その他、施設の利用規約を守ること
・ オープニングイベント、成果報告となるイベントのいずれも参加できること
・ ほかのアーティストらと英語でコミュニケーションができること
本プログラム滞在者は、以下のサポートを受けられます。
・ 滞在スタジオ使用料・暖房費を無料とします。
・ 1作家(1名/1組)一律30万円の滞在制作費、旅費の補助(国外10万、国内5万)支給します。*その他、些少ですが、材料費補助があります。
・ 通訳ボランティア、周辺機関等との連携等のサポート
・ 広報協力、地元芸術機関との交流
・ さっぽろ天神山アートスタジオが制作した活動記録(写真・動画)データの提供
利用するスタジオ:
・滞在スタジオAまたはB 1名(組)につき1室 24時間利用可能
部屋の詳細はこちらをご参照ください。利用に際して施設の利用規約に従ってください。
https://beigejackal76.sakura.ne.jp/stay/
・その他の館内施設:(1F共有スペース/展示スペース/交流スタジオなど)
☆1Fは市民の方も利用する公共スペースです。利用に関しては施設側と協議の上決定します。
注意事項:
・支給する30万円を超える滞在制作に係る経費は各自の負担となります。
・ 滞在スタジオ以外の館内施設は占有できません。
*滞在スタジオ以外の場所を利用したい場合は、施設側と協議し、利用時期や方法を検討します。
・ 招聘状の発行は行いますが、海外居住の方で日本での滞在ビザが必要な場合は各自で取得してください。
・ 日本と租税条約を締結していない国、または締結していても課税対象となる国から招聘された 場合、旅費/活動費/交通費補助の支給額より規定の所得税が徴収される場合があります。
・家族、パートナーの同伴は可能です。支給される補助金は招聘アーティスト1名分に限ります。(同伴者にかかる経費は各自の負担となります。)
【応募について】
応募締切:2017年11月12日(日)必着! 23:59 /同日(日本時間)到着分まで受け付けます。
応募方法:
方法① オンラインフォームを利用する。>>入力フォームはこちら
*オンラインフォームの「ファイル添付機能」
はPC環境のみ有効です。 方法② 下記の応募書類を揃えてEメール、
または郵送にて提出してください。 (ファイルが大容量の場合は所定のサーバーにアップしダウンロード先をご指定ください。または 大容量ファイル転送サービスをご利用ください。)
応募書類:
1. 応募フォーム 申請書(A、B、C) >>ダウンロードはこちら
2. 1年以内に撮影された顔写真(応募フォームに添付)
3. ポートフォリオ(作品画像付、作品点数10点程度)/A4サイズ/公開可能な資料
*データ、ページ数の制限:メール送付の場合は20MB以内、郵送の場合は10ページまで
4. その他、ホームページ、DVDなどの参考資料(任意)
5. 日本国籍以外の方はパスポートIDページのコピーを添付してください。
送付先:
1. Eメール:application@beigejackal76.sakura.ne.jp 「件名:公募プログラム応募」
2. 郵送:〒062-0932 札幌市豊平区平岸2条17丁目1番80号(天神山緑地内)
さっぽろ天神山アートスタジオ 公募プログラム担当宛
選考・通知について
いただいた応募資料を基に、さっぽろ天神山アートスタジオおよび選考委員が審査・決定します。 審査結果は、11月22日(水)までに応募者全員へ通知します。
選考委員について
2017年度の国際公募は書類選考により、下記2名のゲスト方とさっぽろ天神山アートスタジオAIR ディレクターが審査を行います。
選考委員は10月上旬に発表します。島袋 道浩(美術家)shimabuku.net
磯崎 道佳(美術家)isozakimichiyoshi.com
小田井 真美(さっぽろ天神山アートスタジオAIRディレクター)
応募にあたっての注意:
・締切を過ぎた書類はいかなる理由でも受けつけられません。
・提出書類及び資料に不備があったものは選考対象外となる場合があります。
・提出いただいた書類・ポートフォリオ・DVD等は返却致しません。
・選考に関するお問い合わせは一切受けられません。
・応募要項を受理後、事務局より確認メールが届きます。数日たっても届かない場合はご連絡ください。(道外からの郵便物/宅急便は到着に2日かかりますのでご注意ください)
・締切直前に応募される方は、必ず事前にスタジオまでご連絡下さい。不達の場合審査の対象とならないことがあります。
問い合わせ先:
さっぽろ天神山アートスタジオ 公募プログラム担当
TEL:011-820-2140 (火~日10:00-20:00)
Eメール:application@beigejackal76.sakura.ne.jp
事業クレジット:
主催:さっぽろ天神山アートスタジオ(札幌市市民文化局国際芸術祭担当部)
企画: 小田井真美 (AIRディレクター/AIRSIDE)
コーディネート:一般社団法人 AISプランニング
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さっぽろ天神山アートスタジオについて
さっぽろ天神山アートスタジオは、2014年夏にオープンした札幌市のアーティスト・イン・レジデンス施設です。天神山緑地内の自然豊かで静かな環境、13室の滞在スタジオのほか、展示スペース、市民も利用可能な交流スタジオを併設しており、緑地公園の無料休憩所としても開放しているのが特徴です。1F吹き抜けのロビー空間は、誰でも気軽に立ち寄ることができる公共空間で、交流イベントや滞在アーティストらの成果発表、公開制作などを通して、滞在アーティストと市民の対話が日常的に生まれる環境がつくられています。2016年度は416名のアーティストが滞在をしました。うち、日本以外のアーティストは22ヵ国109名でした。詳しくはウェブサイトをご覧ください。