- 日時
- 2018年7月13日 0:00 〜 2018年7月22日 0:00
- イベント名
- はぎのみほ、タロウ・ソリジャ展覧会「きおくのなかのくに」
- 内容
はぎのみほ、タロウ・ソリジャ展覧会「きおくのなかのくに」
2018年7月13日(金)~7月22日(日)
休館日:7月17日(火)
場所:さっぽろ天神山アートスタジオ
作家:はぎのみほ、タロウ・ソリジャ
「きおくのなかのくに」は室蘭出身の美術家、はぎのみほとメキシコシティ出身の建築家、タロウ・ソリジャが2008年から2013年にかけてメキシコ全土を巡り、在メキシコ日系人を探して制作したインタビューを元にして作られた写真、言葉、ビデオからなる作品です。
戦前から海外へと移住した日本人とその子孫が、家族から学び継承して来たことと日本人移民たちの中に大切にしまわれてきたきた事柄に視点を絞り、様々な環境に暮らしてきた人々の生活、声と表情から浮かび上がるもの、そこに現在の我々まで通じる一貫性を垣間みることができます。
はぎのみほ/ Miho Hagino
美術家、室蘭生まれ。北海学園大学法学部を卒業後、1996年メキシコ国立自治大学院にて視覚芸術、2001年 IMIインターメディウム研究所(大阪)にて現代美術を専攻。01年ジャパン・アート・スカラシップ 第1回現代美術賞入選 (南條史生部門)、’02年ヤング・ビデオアーティスト・イニシアティブ入選(森アートセンター)。以後、アメリカ、アジア、ヨーロッパにて個展とグループ展、多数。芸術を使って人々の関係をより強くする活動を行うソーシャルランドスケープ基金のディレクター。ラテンアメリカにおける日系人、日本人芸術家の展覧会キュレーションも行う。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<トークショー>
「きおくのなかのくに」フォトブック出版記念トーク
-メキシコにおける日系移民を形作る思想-2018年7月22日(日)13:00~14:00
場所:さっぽろ天神山アートスタジオ
語り手:はぎのみほ(美術家)、三浦里美(政治・社会科学博士)
メキシコと日本の交流の歴史は長く、約400年以上にも渡ります。歴史的な節目としては、1888年にアジア以外で初の平等条約である日墨修好通商条約が結ばれ、また1897年に伊達藩から初のアメリカ大陸への榎本移民政策が実施されたのも、メキシコです。またメキシコに移民が送られた時と同じ時期に、北海道へも移民政策が行われました。
この度「きおくのなかのくに」の写真集の出版を記念して行われるトークショーは、現在メキシコシティ在住の北海道出身の二人、美術家はぎのみほと、寄稿者の一人である三浦里美教授が、制作意図や過程、メキシコの日系移民の歴史や現状と、彼らの先祖が日本から培った思想、メキシコの生活のことなどをお話しします。
三浦里美/Satomi Miura
札幌市に生まれる。エル・コレヒオ・デ・メヒコ(メキシコシティ)、アジア・アフリカ研究センター教授(政治・社会科学博士)。主に日本文化の社会・芸術・コミュニケーション的様態を様々な角度から研究している。