天神山アートスタジオでは、2015年2月1〜22日の期間中、冬のイベントを開催いたします。滞在制作をベースに札幌地域の人々とアーティストらの活動を週末ごとに市民参加型交流プログラム(レクチャーやワークショップ)として実施、プロセスを公開、共有しながら2月21日(土)22日(日)の成果発表(天神山の雪まつり)へと進みます。滞在制作や交流のプロセスは、これからのブログやプロジェクトかわら版でご覧下さい。
雪を楽しむアートイベント「さっぽろ冬のバカンス」 【参加無料】
さっぽろ天神山アートスタジオでは、国際公募により選出された2名のアーティスト、札幌を拠点に活動する2名のアーティスト、雪や除雪をテーマに活動を実践している市民グループの方々を講師に迎え、「雪を楽しむ」をテーマとした、ワークショップ、レクチャーなど多様なプログラムを実施する「さっぽろ冬のバカンス」を開催します。あなたもこの機会にアーティストの創造的視点や創作活動に触れてみませんか?
<<参加アーティスト>>
小助川 裕康(札幌) ⇒プロフィールはコチラ
斉藤 幹男(札幌) ⇒プロフィールはコチラ
Helí García ヘリ・ガルシア(スペイン、国際公募アーティスト) ⇒プロフィールはコチラ
Weng Nam Yap ウェン・ナム・ヤップ(マレーシア、国際公募アーティスト) ⇒プロフィールはコチラ
黒田 大祐(広島、国際公募アーティスト) ⇒プロフィールはコチラ
ほか
*Heli Garcia(スペイン)のワークショップ、天神山の雪まつり開催期間中の2月21日と22日に、Weng Nam Yap(マレーシア)、ほかのワークショプをそれぞれ予定しています。
プロジェクトのテーマ「冬・雪・さっぽろ」
札幌市は、積雪寒冷地に200万人もの人が暮らす世界でも珍しい大都市です。札幌の冬は雪の季節であり夏季の生活環境とはまったく異なる環境の中での生活を余儀なくされます。除雪や雪害といった問題に立ち向かいながら、雪との共存を試みる技術が培われてきました。都市生活を支えるロードヒーティングや地下道といったインフラや交通、人々の日常的な行動や所作、さらにはスポーツ、雪まつりといったイベント遊びに至るまで、都市を生成するさまざまな創造力が、雪との共存の試みの中に現れています。
その札幌市の中心部にほど近いここ平岸・澄川地域は、交通至便な市街地でありながら、天神山緑地をはじめ精進川河畔の散策路など、自然を感じる環境が身近に整っており、地域住民の交流の場となっています。しかしこれらの場所がそれもまた冬には雪で閉ざされてしまうため、夏と同じような交流はできません。
2014年5月末の開館以来、訪れる市民と滞在作家の間に自然な交流を育んできたさっぽろ天神山アートスタジオも、初めての冬を迎えています。緑豊かな天神山の景色は、一面の雪景色に姿を変えました。雪に覆われて閉ざされたように見える天神山緑地は、冬ならではの創造活動にぴったりの場に進化するかもしれません。冬の暮らしや都市生活をポジティブに捉え直すアートによる地域活性化事業をこのユニークな環境を活かして楽しく展開します。
◎期間:2015年2月1日(日)〜22日(日)
◎場所:さっぽろ天神山アートスタジオ
〒062-0932 札幌市豊平区平岸2条17丁目1番80号(天神山緑地内)
TEL :011-820-2140 FAX 011-820-2142 e-mail:info@tenjinyamastudio.jp
開館時間 8:45〜21:00 <休館日 毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合はその翌平日)>
*すべてのプログラムはどなたでも参加できます。定員のあるプログラムは、会場にて受け付け、先着順で参加できます。*暖かい服装や持ち物が必要なプログラムもありますので、詳細は天神山アートスタジオのホームページ又はお電話でご確認をお願いします。
◎主催:札幌市 ◎企画:一般社団法人AISプランニング
<<<オープニング・イベント / 2月1日(日)13:00-15:00/屋内・屋外>>>
■天神山の雪まつりではなにをする?
2月21日と22日に開催する「天神山の雪まつり」でなにをしたいか、アイデアを発表し、他の人の意見を聞いて方法を決めていくオープン・ディスカッション形式のワークショップを行います。その成果として天神山の雪まつりマップを完成させます。終了後、招聘アーティストの歓迎交流会を館内で行います。
<<<ワークショップ01 / 2月7日(土)13:00-15:00/屋外>>>
■アーティスト・ワークショップ
・ タイトル:「犬の雪像づくり」
・ アーティスト:斉藤 幹男
・ 定員20名
『冬のきれいな雪景色にとって、ちょっと不快に感じてしまう犬のおしっこの黄色い跡に雪でつくった犬のしょんべん小僧を置いて微笑ましい風景に作り変える。』そんなワークショップを開催します。犬の雪像は、アーティストが制作した“犬のしょんべん小僧”の型に雪をつめて制作します。そして、できあがった“犬のしょんべん小僧”を緑地内の黄色い跡に設置していきます。雪のある季節ならでは楽しい空間づくりにぜひご参加ください!
* 当日は屋外での作業となりますので防寒着を着用してご参加ください* ご自宅にある使い慣れた除雪用具(スコップなど)をご持参いただいても構いません* 2月7日以降も随時犬の雪像造りを行なっています。ぜひ、さっぽろ天神山アートスタジオへお越しください。* 天候等により開催時間が変更になる場合があります。最新情報は天神山アートスタジオホームページをご確認ください。
<<<レクチャー01 / 2月7日(土)15:00-17:00/屋内・屋外>>>
■ 札幌の人々と雪の暮らし
・ タイトル:「雪の授業-札幌の人々と雪の暮らし-」
・ 講師:小笠原 啓之、伊藤 健太郎(北海道「雪」プロジェクト)
・ 定員30名
札幌の小学校の先生たちが集まって研究している雪の授業を冬の生活や歴史などを踏まえて、教えてもらいます!前半では、札幌の冬の生活の工夫と遊びについての歴史を踏まえて、北海道「雪」プロジェクトによる雪を活用した教育研究について紹介します。後半では後半は外に出て、現在の札幌の子どもたちがどのようなことを学び、実践しているのかを、現場の先生たちから紹介していただきます。
北海道「雪」プロジェクト「北海道雪たんけん館」http://yukipro.sap.hokkyodai.ac.jp/
<<<ワークショップ02 / 2月8日(日)11:00-12:00/屋内・屋外>>>
■ 雪かき身体表現①
・タイトル:「除雪エクササイズのレクチャー&ワークショップ」
・ 講師:森脇 俊文(不調改善トレーナー、雪育ノススメ)
・ 定員20名
・ 条件:動きやすい服装、屋外での活動もできる防寒着をご持参下さい。
降雪地域に住む人に必要な知識「雪育」に取り組む不調改善トレーナー森脇俊文さんを講師に迎える、雪かきをエクササイズにする教室です。交流スタジオ内でレクチャーを受け、実際にエクササイズをしてみます。天候がよければレクチャーの後半は屋外で除雪に挑戦します。
*森脇俊文さんは北海道スノースポーツミーティング実行委員会委員長、ばんけいスキー学校研修チーフなどで活躍中です。* 条件:動きやすい服装、屋外での活動もできる防寒着をご持参下さい。
<<<ワークショップ03 / 2月8日(日)13:00-15:00/屋外>>>
■ 雪かき身体表現②
・タイトル:「マイ・ベストオブスコップを探せ!」
・ 講師:札幌オオドオリ大学雪部(愛称:雪ドリ部)
・ 定員15名
札幌オオドオリ大学で過去の実施した雪ドリ部による授業を行います。多様な除雪具(使用材や柄の尺、自重などが違う)を使いまわし、自分にとって道具の最適解を見つけてもらう授業となります。
FACEBOOKページ https://www.facebook.com/yukiwoenjoy?fref=ts
【参考】過去の授業マイ・ベストオブスコップを探せ!〜目指せ!雪カキラー3〜
http://odori.univnet.jp/subjects/detail/181/c
*札幌オオドオリ大学雪部(愛称:雪ドリ部)
「厄介者」の雪と親しみ、克服、利用する授業や部活動を仕掛けることで、僕らの生活を豊かにする「楽雪」を目指す、札幌オオドオリ大学の第三番目の部活動。* 条件:動きやすい服装、屋外での活動もできる防寒着をご持参下さい。
<<<レクチャー02 / 2月14日(土)15:00-17:00/屋内>>>
■ 世界の、札幌の雪まつり
・タイトル:「世界の、札幌の雪まつり-雪の札幌はミュージアム-」
・ 講師:小田井 真美(天神山アートスタジオプログラムディレクター、Sapporo2 Project)
・ 定員 30名
雪まつりといえば「さっぽろ雪まつり」。世界の雪がふる場所ではそれぞれの雪や冬のまつりがあります。どうしてこのようなまつりが人々の暮らしには必要なのだろう、なぜ人々は雪まつりをするのでしょうか。世界の雪まつりについて成立などを学び、札幌や身近なコミュニティの取り組みについて紹介します。
Sapporo2 Project http://sapporo2.org/
<<<ワークショップ04 / 2月15日(日)13:00-15:00/屋外>>>
■ わたしの雪の庭つくり
・タイトル:「わたしの雪の庭つくり-ユキケシキ-」
・ アーティスト:小助川 裕康(札幌)
・ 定員20名
私たちには当たり前の雪景色ですが、アーティストといっしょに手を加えて、参加者がそれぞれに工夫してオリジナル雪景色をつくってみるワークショップ。
小助川裕康 HITOBITO GARDENING CLUB http://hitobito08.exblog.jp/
<<<追加!ワークショップ / 2月14日(土)、19日(木)、20日(金)13:00-15:00/屋外>>>
■ワークショップ 犬の雪像つくり 第2弾
アーティスト:斉藤 幹男(さいとう みきお)
目標は、天神山緑地のすべての犬のおしっこ跡に雪像を設置すること!!!お誘いあわせのうえ、防寒対策をしてお越しください^^ 詳細はコチラ→ワークショップ『犬のしょんべん小僧』
<<<ファイナル・イベント 天神山の雪まつり/ 2月21日(土)22日(日)/屋内・屋外>>>
国内外のアーティストによる「さっぽろ・冬・雪」をテーマにした作品展示やワークショップ、地域の人の飛び入り参加による歌謡祭などの参加型プログラムを天神山緑地内、天神山アートスタジオの屋内外で開催します。地域の取り組みと連動し、子どもたち向けの雪遊びのプログラムも同時に実施します。さっぽろの冬の季節を楽しむ新しい雪まつりです。
*屋外のプログラムは15:00まで、屋外の展示作品の鑑賞は17:00までご覧いただけます。
作品展示
日時:2月21日(土)、22日(日)10:00〜17:00
<参加アーティスト>
小助川 裕康(札幌) ⇒プロフィールはコチラ
斉藤 幹男(札幌) ⇒プロフィールはコチラ
Helí García ヘリ・ガルシア(スペイン、国際公募アーティスト) ⇒プロフィールはコチラ
Weng Nam Yap ウェン・ナム・ヤップ(マレーシア、国際公募アーティスト) ⇒プロフィールはコチラ
黒田 大祐(広島、国際公募アーティスト) ⇒プロフィールはコチラ
ワークショップ
■「Nice to hear you Sapporo」(こんにちは、さっぽろ)/Weng Nam Yap(マレーシア、国際公募アーティスト)
日時:2月21日(土)10:00〜14:30(午前中に楽器を制作し、休憩を挟んで午後に演奏します。)
定員:12名程度(先着順、9:30から受付開始)
対象:中学生以上が望ましい。*小学生以下のお子さんは保護者の方といっしょに参加ください。
内容:天神山の雪まつりのために「Nice to hear you Sapporo」(こんにちは、さっぽろ)と題した、音のワークショップを行います。札幌にまつわるものや、毎日何気なく使っているくしやグラス、空き箱などに、アーティストが制作したマイクを取り付け楽器にします。
その後参加者同士のセッションを行うことで、新しい出会い、新しい発見が生まれます。
当日の持ち物:「札幌」に関連するもの、思い出の品や、面白い音が出そうな日用品をいくつかお持ちください。
■「吐息の街」/黒田大祐(広島、国際公募アーティスト)
日時:2月22日(日)13:00〜15:00
定員:10名程度(先着順、9:30から受付開始)
内 容:窓におもいおもいの木や建物を描いて自分たちだけの街をつくろう。タイトルは「吐息の街」。
冬のバカンスカフェ
2月21日(土)・22日(日) /屋内
冬のバカンス「天神山の雪まつり」の2日間だけottimo×KAMOMEによるカフェを特別に開店!
2月14日、15日、21日、22日のレクチャーやワークショップに参加する、また雪まつりの会場準備や、アーティストの制作活動にご協力いただいたら、もれなく「カフェ・チケット」を差し上げます。カフェのメニューはこのチケットを使って交換、楽しんでいただくことになります。ottimo×KAMOMEのお二人が現在計画してくださっているメニューはこちら(当日少しかわるかもしれません)
○じゃがいもの極み
○喜びの肉
○かまくらパン
○落ち着くおにぎり
○栄養補給スープ
○しあわせのいちごかき氷
*ottimoさんは、2月13日(金)星置にオープンする新しいトスカーナ料理のお店、KAMOMEさんは、銭函で大人気のかき氷やさんであり、時々美味しいケータリングをしているところです。*2月1日、7日,8日のプログラムに参加下さった方で、21-22日に来られる方は当日チケットをお渡ししますスタジオのスタッフに一声おかけくださいませ。
天神山歌謡祭
2月22日(日)18:00~20:00 /屋内
歌いたい人、踊りたい人、楽器演奏したい人などなど募集中です!
担当のスズキまでご連絡ください⇒TEL:011-820-2140
<<<期間中、毎日開催のワークショップ(休館日以外)>>>
■Heli Garcia(スペイン) 公開制作
日時:〜2月18 日まで
さっぽろ天神山アートスタジオで公開制作を行っています。随時ご見学頂けます。
■天神山でもんきりあそびしましょう!
会場:談話スペース、入り口前ブラックボードに展示、他
時間:休館日以外、毎日(~18:00まで)
内容:『紋切あそび』は江戸時代からある遊びで、「紙」と「はさみ」があればだれでも出来ます。冬ということで雪の型紙を用意しました。どの型がどんな雪の結晶になるか、それは紙を折って、切って、開いてみてのお楽しみ。作った雪の結晶は壁に貼ります。持ち帰ってもらってももちろん構いません。型紙にないオリジナルの雪の結晶を作るのも楽しいですよ。
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◎アートによる地域活性化事業について
プロジェクト会期中に実施するワークショップ、レクチャーや作品の展示など多様なプログラムを通じて、市民とアーティストが、創造的視点や創作活動を共有する機会をつくります。これらのプログラムに参加することが子どもたちや市民ひとりひとりにとって新鮮な体験となるように天神山アートスタジオが交流をコーディネートします。
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