- 日時
- 2019年2月23日 12:00 〜 2019年3月03日 17:00
- イベント名
- 2018年度国際公募アーティスト・イン・レジデンス/AIR事業 滞在制作活動成果発表
- 内容
-
s(k)now [snow+know] 滞在制作活動成果発表
60日間に渡り、さっぽろ天神山アートスタジオを拠点に5名のアーティストが「雪・冬・北方圏」をキーワードに、北海道内・札幌市内を歩き、訪ね、人と会い、話し、リサーチや制作活動を重ねてきました。彼らそれぞれの活動成果を、展覧会形式、パフォーマンスなど多岐にわたる方法で形にしたもの・ことを札幌の人々と共有します。
開館から5年目のさっぽろ天神山アートスタジオには、年間を通じのべ400人以上の創造的活動を行なう人々が国内を始め世界中から滞在しています。公募プログラム期間には、ほかにも多くのアーティストなどの滞在と往来が活発に展開しています。さらに近年、天神山緑地公園を利用する近隣の方々、多くの子どもたちがこの場所を訪れ思い思いに時間を過ごすようになっています。交流スタジオでは、市民の活動も行われています。これらの別々の活動がひとつの施設の中で繰り広げられているユニークな場所です。ぜひ、招聘アーティストの成果と、この自由な空気を体験してみてください。
◼︎期間:2019年2月23日(土)12:00より、最終日3月3日(日)17:00
*展示はオープニング、最終日を除き、毎日9時から19時までご覧になれます。
◼︎会場:さっぽろ天神山アートスタジオ
◼︎アーティスト:プロフィール・プロジェクト概要はこちらをご覧ください
エリス・イーラエット(ベルギー)
マドゥ・ダス(インド)
フランソワ・レミュー(カナダ)
コンスタンス&アレクサンダー・ヒンフライ(オーストリア)
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南 隆雄(日本)
◼︎オープニング・プログラム
15:00 ギャラリーツアーとパフォーマンス&レクチャー(逐次通訳あり)
- Exhibitionプログラム/ エリス・イーラエット(ベルギー)
– UCCNプログラム/ フランソワ・レミュー(カナダ)
– UCCNプログラム/ コンスタンス&アレクサンダー・ヒンフライ(オーストリア)
16:00 AISプログラム/ トーク
「アーティスト・イン・スクール」でアーティストはなにを思ったか
– マドゥ・ダス(インド)
– 山本高之(2018年度国際公募プログラム審査員、アーティスト)
– 聞き手:漆 崇博(一般社団法人AISプランニング)、小林 亮太郎
18:00 交流会(20時終了)
>>参加無料、予約不要
◼︎成果発表期間中のイベント
1)アーティスト・イン・スクール プログラム マドゥ・ダス滞在制作活動成果発表
■場所
札幌市立澄川小学校 多目的室(仮校舎1F)
札幌市南区澄川5条4丁目1-1
■日時
2月25日(月)~3月1日(金)
※校外からのゲストはツアー形式で天神山スタッフがガイドします。
*小学校展示観覧(予約制)日程:2月26日(火)および28日(木)15時から
*参加無料+要予約
*予約方法:TEL 011-820-2140 / Eメール info@tenjinyamastudio.jp へ当日正午までにお名前・人数を添えてお申込みください。
2)UCCN プログラム コンスタンス&アレクサンダー・ヒンフライ パフォーマンス/全3回
=1=
◼︎日時
2月23日(土) 15:30ごろより、オープニングプログラム
◼︎場所
さっぽろ天神山アートスタジオ1階 交流スタジオC
◼︎内容
「The twin plants-双子の植物」 約15分
8種類の流浪する、双子の植物(日本とオーストリアに生えている1種類から枝分かれした別々の植物)どのようにしてオーストリアから日本にやってきたか。違う環境に適応させながら形状を変化させてきたか、またそれを取り巻く文化の伝説や物語、儀式のインスピレーションになってきたのだろうか。
=2=
◼︎日時
3月1日(金)19:00~20:00
◼︎場所と参加方法
Salonタレ目
*要予約
*有料 ¥1000+1ドリンクオーダー
*予約方法:担当まで直接お申し込みください。080-9184-8800(松田)
◼︎内容
4つの歌と4つの詩を天神山アートスタジオのメンバーで構成するバンド「the ball of the migratory birds and the wild seeds」によるパフォーマンス。
=3=
◼︎日時
3月2日(土)18:00-19:00
◼︎場所と参加方法
さっぽろ天神山アートスタジオ1階 交流スタジオC
*参加無料+予約不要
◼︎内容
「兄・アレクサンダーとの対話」 1時間
スカイプでオーストリアと繋ぎ、コンスタンスと兄・アレクサンダーが今回のリサーチの手段、どのような背景があったか、このプロジェクトから何を学んだか、また、今後の方向性について話します。
3)そのほか、成果発表期間に即興的にイベントが起こる可能性があります。
実施の可能性、詳細に関しては、さっぽろ天神山アートスタジオFacebookページ、ウエブサイトなどをご覧いただくか、電話にてお問い合わせください。TEL 011-820-2140(2/25休館日を除く、10:00-19:00)
◼︎主催:さっぽろ天神山アートスタジオ(札幌市)、一般社団法人AISプランニング
◼︎後援:オーストラリア大使館、カナダ大使館、ベルギー大使館
◼︎協力:札幌市立澄川小学校、札幌新陽高等学校、Salonタレ目
◼︎Special Thanks to(敬称略): 磯崎 道佳、小牧 寿里、添田 雄二(北海道博物館)、田口 尚(公益財団法人 北海道埋蔵文化財センター)、藤井 浩(公益財団法人 北海道埋蔵文化財センター)、マユンキキ、佐﨑 元(北海道大学低温科学研究所)、札幌市立大学、天神山児童館、北海道立北方民族博物館、太陽下宿(網走)
◼︎コーディネーター:小林亮太郎+さっぽろ天神山アートスタジオ、坂口千秋、松田朕佳(アーティスト)
ドキュメント:アートとリサーチセンター、小林大賀、さっぽろ天神山アートスタジオ
プログラム・ディレクター:小田井 真美===
【さっぽろ天神山アートスタジオ冬季AIRプログラム/ s(k)nowについて】
札幌市は、積雪寒冷地に200万人もの人が暮らす世界でも珍しい大都市です。その独特な都市生活を支える存在として、市役所の機構には雪対策室といった専門部署も備えられています。1972年に開催された冬季オリンピック札幌大会で、札幌は都市化を加速させました。都市生活を支える独自の除雪のしくみ、ロードヒーティングや地下道といったインフラや交通、人々の日常的な行動や所作、さらにはスポーツ、雪まつりといったイベントに至るまで、冬・雪に関する経験や時間の膨大な取り組みのひとつひとつは都市を生成するさまざまな創造力や知恵となり、自然との共存の試みの中に現れています。このように日本における札幌、北海道を眺めるとき、北の果てと思われているこの地域は、実に独特な自然環境や人の営み、歴史を有する北方圏の南方に位置しているとわかります。さっぽろ天神山アートスタジオが、2014年以降毎冬実施している国際公募AIRプログラムではこれらの視点を交わらせ、アーティストの提案、アイデアを形にすることによって、わたしたちの周囲にある境界線を悠々と越えていく試みにしたいと考えています。