2018年08月10日 創作活動日常滞在アーティストと市民の交流企画滞在者紹介
既に8月になってしまいましたが、
7月末に行われたミリアム&マリアの実験パフォーマンスのご紹介です。
約2ヶ月間に渡って、天神山に滞在していたミリアムとマリア。
日本での活動テーマ、「ワビ&サビ」の精神に触れるため、
弓道、金継ぎと日本文化に関わる人たちと積極的に交流を行ってきました。
そして、この数か月の関わり合いや経過を、実験的パフォーマンスとして紹介・披露してくれました。
琴の演奏と共に中庭で繰り広げられたパフォーマンス。
出演者は、アート&ブレックファストで出会った一般市民や、
弓道の師匠、金継ぎの先生、天神山によく来る高校生、ゲームしに来た小学生、
天神山の日常と彼女たちが目にした日本文化を混ぜ合わせたような、
そんなパフォーマンスでした。すごいきれいでしたよ。
撮影した映像は、編集して一本の作品となる予定です。
完成品ができたら、みなさんにご紹介したいと思っております。こうご期待!
そして、最後に出演者のみんなで写真撮影。
この翌日、ミリアムが退館し、マリアも鳥取へ旅立ちました。
2ヶ月間の短い間でしたが、彼女たちが築いてきた関係性は、思いのほか強かったのかもしれません。
別れを惜しみ、涙を流した彼女たちをみて、「いいもんだなぁ」とじんわり思いました。
小林
アーティスト/Artist
セダカ・ミリアム / Sedacca Miriam http://www.miriamsedacca.com
イバレッツェ・マリア / Ibarretxe Maria cargocollective.com/srapolaroiska
活動 / Activities
弓道場へ通う / Go to Japanese archery court https://beigejackal76.sakura.ne.jp/ct-daily/17575/
金継ぎを習う / Study Kintsugi https://beigejackal76.sakura.ne.jp/ct-daily/17731/
ワークショップ / Work Shop https://beigejackal76.sakura.ne.jp/ct-event/18036/
2018年06月21日 イベント創作活動滞在アーティストと市民の交流企画滞在者紹介
去る6月17日、滞在者のミリアムとマリアによるワークショップが開催されました。
事前の予約に加え、当日朝から開催されていたArt&Breakfastからも参加者が加わり、彼女たちのワークショップの参加者は12名でした。
このワークショップはいくつかのパートに分かれており、まずはじめに、参加者それぞれが壊れたものをもちよって、そのものの思い出をお話しながらなおしていく、というパートから始まりました。
思い出のほかに、「日常でわびさびを感じることはあるか」という、超難問とその回答が飛び交います。
みなさんは「わびさび」感じますか?
お話しをしながら、それぞれの思い出のつまったものをなおしていきます。
次のパートでは、みんなで体を動かすゲームをしました。
ファイアボールエクササイズという、「イメージで火の玉をパスし合う」というゲームです。
そのあとは、それぞれが持ち寄ったものをこわしてしまったときの動きを共有して、みんなで真似して動きます。
こわしてしまったときの動きが、ダンサーの二人によって、デフォルメされコミカルな動きになっていくことで、なんだか楽しい気持ちになってきます。
体を動かしたあとは、「みんなでこわす」パートです。
大きな和紙を、参加者みんなで引っ張り、破きます。
びりびりに破いていきます。
ひとしきり大暴れしたあとは、おやつの時間です。
ミリアムとマリアが用意したスパニッシュオムレツや、お菓子、お茶がふるまわれました。
休憩したあとは、「みんなで破いた和紙を、ひとつになおす」パートです。
「金継ぎ」にインスピレーションを受けて考えられたワークショップということで、金色のテープや糸などを使ってひとつにしていきます。
ひとつにまとまってきたら、自立するように組み上げていきます。
できあがったオブジェは、現在スタジオの入り口に展示されています。
参加者からは、「こわすということはネガティブなことだと思っていたけど、こうやって共有することで、ポジティブなものに捉え直すことができて嬉しかった」といった声もあり、みなさん満足そうでした。
山田
アーティスト/Artist
セダカ・ミリアム / Sedacca Miriam http://www.miriamsedacca.com
イバレッツェ・マリア / Ibarretxe Maria cargocollective.com/srapolaroiska
2018年06月7日 創作活動日常滞在アーティストと市民の交流企画滞在者紹介
天神山に滞在中のいつも元気なパフォーマーのミリアムとマリア。今度は金継ぎに挑戦したいとのこと。
金継ぎの講師もやっていらっしゃる村岡亜佐美さんが、天神山に興味があるということで遊びに来てくださいました。
ミリアムとマリアは前日から張り切って、自分の器を壊す(!!)という所業をやってみせ、村岡さんを含む全員を驚かせてくれました。金槌を使ったり、乾杯したり、大変だったそうです。熱意がとても伝わりますね。
本物の金継ぎは3か月以上かかるとても繊細で根気のいる作業とのことで、一部だけ体験させていただきました。
ミリアム、マリアも真剣です。予定を大幅にオーバーして作業に没頭していました。
来週にはミリアムとマリアのワークショップも開催される予定です。
金継ぎや弓道の体験を通じて、二人のコラボレーションがどう発展していくのか、今後の活動にも期待大です!
CS
アーティスト/Artist
セダカ・ミリアム / Sedacca Miriam http://www.miriamsedacca.com
イバレッツェ・マリア / Ibarretxe Maria cargocollective.com/srapolaroiska
村岡亜佐美 / Asami Muraoka http://www.cimcan.net/blog/2018/01/11/091256
2018年05月31日 創作活動日常滞在アーティストと市民の交流企画滞在者紹介
弓道場を背景に、左はミリアム(イギリス)さん、右はマリア(スペイン)さん。
2人ともダンス&パフォーマンスの分野で活躍しており、事務所では二人合わせて「ミリマリ」と呼んでいます。
ミリアムさんは映像作品も制作しており、こんな感じです。
一方マリヤさんもダンスパフォーマンスだけでなく振付師としても活躍しているようです。
こちらも動画があるのでご覧ください。
この2人は、天神山アートスタジオ滞在中に「ワビサビ」や「一期一会」といった
日本文化・慣習・生活を体感し、それを作品制作につなげてゆきたいとの事でした。
ということで、やって来て早速「金継ぎ」はできない?「ワークショップ」やってみたい、と積極的。
で、本日は豊平区の「きたえーる」にやって来まして、弓道体験となりました。
きたえーるに弓道場あるんですね、知りませんでした。
急な申し出に、快く対応していただいたのはこちら、
北海道弓道連盟事務局長の榎本さん。足袋を用意してきたミリマリの二人、真剣に話を聞いています。
右のご婦人は、榎本さんの奥様。
榎本ご夫妻はこれまでスペインやイギリスでも弓道を教えた経験があり、
この時も、英語でコミュニケーションを取りながらミリマリの二人にご指導いただいておりました。
かなり、国際的です。
こちらは早速、型の練習。
二人はダンサーということもあり、体の芯はしっかりしているようです。
これからしばらくは弓道場に通うとの事。次回は、実際に弓を射ってみるそうです
多分、これからちょいちょい続く、ミリマリ特集、その1でした。
小林
アーティスト/Artist
セダカ・ミリアム / Sedacca Miriam http://www.miriamsedacca.com
イバレッツェ・マリア / Ibarretxe Maria cargocollective.com/srapolaroiska
リンク/Link
北海道立総合体育センター(北海きたえーる) / Hokkaido Prefectural Sports Center
全日本弓道連盟/ All Nippon Kyudo Federation http://www.kyudo.jp