2018年08月5日 創作活動日常滞在アーティストと市民の交流企画滞在者紹介
韓国からウンハ・ベクさんがやってきました。
彼女は滞在中に押し花を使った作品を制作。
天神山でも滞在成果発表を行いました。
彼女の作品に出てくる、この手をつないで踊っている人達が何かといいますと、
これは韓国の伝統文化「カンガンスルレ」が関係しているのです。
まずはこの動画をご覧ください。
ウンハさんが歌ってますね。
このカンガンスルレというのは、
月夜の明かりの下で女性たちが輪になって踊るという民族舞踊です。
このカンガンスルレには諸説あるようで、
村で何か問題が起きると皆で寄り集まり歌を歌い踊りながら解決法を探る、
(身内の悪口や不満をこぼしたりだとか、日常生活の憂さ晴らしという役割もあったようです。)
また、日本軍による統治下にこっそり会合をするためのカモフラージュ、
など色々あるようです。
(落ちていた白樺の皮を使った作品)
歌や踊り、音楽といった文化は、
ある時はコミュニティーの潤滑油として、ある時は人生のガス抜きとして
時と場合によってその使われ方、存在意義は異なるかもしれないけれど、
人々と共に歩んできたのだと、そう思います。
人生にはどこかで「遊び」が必要なんですよね。
最後に、お別れをする際こんな素敵な作品を事務所に残してくれました。
天神山滞在者とスタッフたちのカンガンスルレ。
色々と考えさせられますね。
小林
アーティスト/Artist
ウンハ・ベク / Eunha Baek www.fullbut.com
リンク / Link
カンガンスルレ / Gang Gang Soolae https://www.koreanculture.jp/korean_culture_b04.php