2018年09月27日 滞在アーティストと市民の交流企画滞在者紹介
レポートが遅くなりましたが、9月半ばにあった出来事をご紹介します。
こちらムーミンの国、フィンランドから来ているマイヤ・パービライネンさん。
マイヤさんはアフォリズム(金言)と絵による作品をつくっています。和訳された本もあり、今回の札幌滞在では、書道を習いマイヤさん自身ひらがなや漢字を使い作品を作るということです。
毎日犬のお散歩で天神山を登っている近所の中村さんにお願いをして書道を教えてもらいました。(左)
中村さんは退職後に書道を始められたそうで、この日も作品を見せていただきました。大作揃いです。
通訳は、これまたご近所の桂さん。
海外留学や国際交流に積極的な桂さんは、地震直後から不安な海外の滞在者たちの話相手や、生活水の確保やスーパーの状況などを教えに足繁く通ってくれました。(右)
さて、マイヤさんの書道教室。
中村さんからのアドバイスは一つ。
「書き順と筆の持ち方、文字の基本の形(正方形か長方形か)だけ。型にこだわらず書けば、味のある文字になる。」
流れるような筆使いを真剣に見つめ、実際に練習をしました。
最後に集合写真をパシャり。左端は旦那さんのカリさん。書道教室の間、その様子を撮影していました。
いつもお散歩の休憩で挨拶やお喋りをする中村さんから書道を教えてもらう日が来て、そしてご近所のみなさんのサポートで助けられている天神山アートスタジオです。
そんな緩やかな関係に生まれる雰囲気ってとても温かいものだなぁと本当に感謝ばかり。中村さん、桂さんありがとうございました。
さて、日付は変わって、9月24日。マイヤ夫婦の滞在も残りわずかになったところで、今回の滞在についてインタビューを行いました。
滞在中に台風と地震を体験しながらも、作品制作と日々の生活(、ガーデニングも)。
とても貴重な体験となったようです。
こちらがインタビューです。ぜひご覧ください。
スタジオの中には練習した文字が壁にかかっていました。
マイヤさんの本は天神山アートスタジオで読むことができますよ。
アーティスト/Artist
マイヤ・パービライネン / Maija Paavilainen